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- 世界的ヒットとなったマツダの主力SUV
マツダ CX-5 「世界的ヒットとなったマツダの主力SUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 西村 直人(著者の記事一覧)
- 交通コメンテーター
- 評価
-
5
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 5
世界的ヒットとなったマツダの主力SUV
2022.8.9
- 年式
- 2017年2月〜モデル
- 総評
- マツダ渾身の第6世代商品群トップバッターとして誕生したCX-5(初代は2012年登場)。現行モデルは2代目だが、年次改良ごとに見た目以外、大きく進化させてきた。わかりやすく乗り心地、各種装備、所有満足度が高められた。先頃、発表された第7世代のCX-60へとバトンタッチされるが、当面は併売。今が最後の買い時だ。
- 満足している点
- 200PSとなったディーゼルエンジンはこれまで唯一の弱点だった高速域での伸びが増強され、非の打ち所がなくなった。PM捕集にまつわる課題(例/PDFの連続再生)にしても制御が見直され改善されつつある。高い実用燃費性能との両立もすばらしい。ガソリンは2.0Lの総合性能が光る。軽快な回転フィールは病みつきになる。
- 不満な点
- ディーゼルエンジンの連続走行時にこそ真価を発揮する。その周知が足りなかったこともあり、ユーザーからは燃費数値のメリットがそれほど感じられないという声が上がった。いわゆる街乗り中心であれば、販売価格が安価なガソリンモデルがいい。2.0Lは軽快で2.5Lは重厚だ。レギュラーガソリン仕様であることから財布にも優しい。
- デザイン
-
4
- 2017年2月に登場した現行モデルは年次改良を重ねてきた。2021年11月の大幅変更では外観から内装に至るまでさらなる熟成を図った。バンパー形状、ヘッドライト構成、リヤコンビランプ意匠変更など多岐にわたる。このタイミングで追加された Field Journeyはアウトドアシーンを意識した専用アイテムを装備する。
- 走行性能
-
5
- ガソリンとディーゼル、多彩なバリエーションだ。ガソリンは直列4気筒2.0L、2.5L、ディーゼルは直列4気筒2.2LツインターボでSCRシステムを使わずに現在の排出ガス規制をクリアする。エンジン形式を問わずFFとAWDが選択でき6速ATが基本。ディーゼルでは世界的にこのクラスではめずらしくなった6速MTが選べる。
- 乗り心地
-
4
- 年次改良のたびに、サスペンションやボディ構造を昇華させ乗り心地を改善しつつ、同時に操縦安定性も高めてきた。2021年11月の改良では、SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTUREに最新技術を投入。前後ダンパーとボディ、シートの減衰特性を見直して、ドライバーや同乗者が疲れない乗り味を目指した。
- 積載性
-
4
- もともと積載能力では定評のあったCX-5だが、ラゲッジルームとテールゲートの段差をなくしてフラットな開口部に変更するなど使い勝手が年々、良くなっている。また、ラゲッジルームの容量自体を増やすなど実用性能も高めた。テールゲートには車体下部に足を入れることで開閉できるハンズフリー電動開閉機構を組み込んだ。
- 燃費
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5
- ガソリン2.0Lと2.5Lを同じルートで走らせて比較したところ、2.0Lは2.5Lよりも7%程度よかった(ギヤ比率はファイナル含めて同一)。しかし高速道路での巡航では2.5Lが逆転。ディーゼルは文句なく、80km/hのACC走行では23km/L以上を難なく達成できる。これはWLTC高速道路モードを20%以上、上回る値だ。
- 価格
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5
- 2,678,500がスタート価格。ディーゼルのボトムグレードでは2,997,500(ともにFFモデル)。年次改良で装備も同時に見直され、特別仕様車も数多く設定された。ユーザーからすれば欲しくなる追加装備を備えたグレードが割安で用意されていることから、お買い得感が高くなる。競合各車を凌駕する価格競争力だ。
- 西村 直人
- 交通コメンテーター
- WRカーやF1、MotoGPマシンのサーキット走行をこなし、4&2輪のアマチュアレースにも参戦。物流や環境に関する取材を多数。大型商用車の開発業務も担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席。自動運転技術の研修会(公的/教育/民間)における講師を継続。警視庁の安全運転管理者法定講習における講師。近著は「2020年、人工知能は車を運転するのか」(インプレス刊)。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
-
281.1 〜 422.5
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- 中古車本体価格
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37.9 〜 436.8
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