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- bZ4Xとの違いは乗ればわかる
レクサス RZ 「bZ4Xとの違いは乗ればわかる」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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3
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 3
- 価格
- 3
bZ4Xとの違いは乗ればわかる
2024.11.26
- 年式
- 2023年11月〜モデル
- 総評
- レクサス初のBEV専用モデル。基本メカはトヨタbZ4Xと共通でe-TNGAプラットフォームを採用する。ならば乗り味もさほど変わらないのではと思われがちだが、RZのほうが上質でリニアな感触がある。見た目や質感だけではなく、走行性能にもトヨタとレクサスの違いを見出すことができる。
- 満足している点
- 2023年11月に追加されたFWDモデルは、駆動用バッテリーが71.4kWhのままでも省電力化と軽量化が図られた結果、航続可能距離は105km延びて599km(WLTCモード)になった。FWDモデルでも操舵フィールは自然で素直なフィーリングが得られ、乗り味は上質だ。
- 不満な点
- 内外装の仕立ては上質だが、デザインにハッとするような目新しさが見られないこと。ラインアップにガソリン車もありそうなまとまりで、さらに近未来感覚を盛り込んでもよかったのではないか。
- デザイン
-
3
- bZ4Xとホイールベース(2850mm)は共通ながらボディサイズは大きく、スピンドルグリルならぬスピンドルボディでレクサスの1ブランドであることをアピールする。フロントマスクや細身のリヤコンビランプを配したリヤデザインにシャープで精かんな印象を受けるが、ガソリン車と差別化されたデザインを追求してもよかったと思う。
- 走行性能
-
4
- アクセル操作に対する動き出しに唐突感がなく、ステアリングの操舵フィールにも違和感がなく、リニアな感触が確かめられる。ワインディングではBEVならではの重心の低さによる安定感が得られ、ペースを上げて走っても不安な印象を受けない。FWDは動力性能で「DIRECT4」と違いはあるものの、普段使いにはまったく問題はない。
- 乗り心地
-
4
- 足まわりは機械式の周波数感応式ダンパーを採用する。20インチタイヤを装着するDIRECT4はタイヤの硬さを感じることもあるが、不快な振動はうまく抑えられている。乗り心地では18インチタイヤを装着するFWDのほうが穏やかだ。振動やノイズは両モデルとも低く、電気モーターならではのスムーズな走りが心地よい。
- 積載性
-
4
- リヤゲートの開口部は大きく、奥行きは1m近くもある。ラゲッジルーム容量は522リットルを確保しており、9.5インチのゴルフバッグを3つ積み込むことが可能。後席シートバックは6:4の分割可倒式だ。
- 燃費
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3
- DIRECT4は高速道路を100km/h前後の走行で電費は6.0km/kWh(常磐道三郷料金所〜土浦北)、さらに筑波山周辺の山岳路&一般道で6.2km/kWhを計測。高速は走行車線を多用した走行が主体、一般道も流れに合わせて走行しているが、電費性能はいまひとつだ。同じ電池量を搭載するFWDはこれ以上の数値になると思われる。
- 価格
-
3
- レクサスブランドだけにトヨタbZ4Xよりも220〜230ほど高価で、FWDで820、DIRECT4は880となる。装備や仕様の違い、走行性能差でそれなりの違いを見出すことが出来れば納得はできるが、けっして安い買い物ではない。
- 一条 孝
- 自動車ジャーナリスト
- 自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
-
820.0 〜 1180.0
-
- 中古車本体価格
-
545.0 〜 986.0
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