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- 価格は高いけど満足感も高い
レクサス RX 「価格は高いけど満足感も高い」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 5
- 燃費
- 3
- 価格
- 3
価格は高いけど満足感も高い
2023.1.11
- 年式
- 2022年10月〜モデル
- 総評
- 快適性からハンドリングまで、フルモデルチェンジで魅力は大幅に高まりました。快適な国産プレミアムSUVを探している人にはかなりいい選択肢になると思います。
- 満足している点
- 広い後席とゆとりある荷室。それから乗り心地などの快適性。さらに新型は操縦性に走る楽しみが増したこと。あと、意外ですが「LS」の高機能タイプを除くと、高速道路渋滞時の手放し運転機能を搭載しているレクサスはこのRXがはじめてなんですよ。全グレード標準装備です。
- 不満な点
- 排気量2.4Lの4気筒ターボユニットは従来のV6ガソリンエンジンの置き換えで、絶対的な動力性能としては十分すぎるほどです。ただ、V6自然吸気のようなエモーショナル感はないですね。実用性重視といった印象です。それが運転を楽しみたい人にとっては惜しい部分。
- デザイン
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4
- レクサスの定番であるスピンドルグリルからメッキを外して「スピンドルボディ」としたフロントも話題ですが、個人的な注目ポイントはDピラー。先代RXから「三角の窓」を継承しつつ、ちょっと尻下がりに見えるのがツボです。ロールスロイスとリンカーン系のクルマもそうですが、ちょっと尻下がりにするとどうしてこんなに優雅な雰囲気になるのでしょう。
- 走行性能
-
4
- レクサスRXのパワートレインは4タイプありますが、そのうち2つはハイブリッドでガソリンは1種類のみ。「RX350」と呼ばれる仕様でエンジンは2.4Lターボです。排気量こそ小さめなものの、ターボのおかげで最高出力は279psとかなり元気。4気筒エンジンですが、ポジションとしては従来の3.5L V6エンジンの後継ですね。フィーリングとしては官能的なスポーツユニットではなく、実用トルクを重視した高効率ユニット的な印象。発進加速や、追い越し&高速道路合流などで大切な中間加速が力強い特性です。ハンドリングは、従来モデルに比べて明らかに運転する歓びが増しましたね。ハンドル操作に対する反応など動きがエモーショナルになりました。
- 乗り心地
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5
- 全体的に好印象。なかでも「RX350」のなかでイチオシは”version L”のAWDモデルです。なぜなら乗り心地観点でいえば”F SPORT”よりも”version L”のほうがコンフォート重視のセッティングで、さらに”version L”では4WDだけに「NAVI・AI-AVS」と呼ぶ電子制御の減衰力可変式ダンパーが備わっているからです。減衰力可変式ダンパーの効果は絶大で、ノーマルモードなどでは乗り心地重視のしなやかな設定となるのがいいですね。居住性まで含めて話をすれば、後席スペースも広々で、後席にも電動リクライニングやシートヒーターが備わるのもうれしいところ。
- 積載性
-
5
- 車体が大きいだけにゆったり。後席使用時でも床の奥行は1mを超え、容量は648L。ゴルフバッグなら4個収まります。後席を倒すとフロア奥行きは約2mまで伸び、容量は1678L(天井までの広さ)。問題は、こういう荷室の広いクルマを一度知ってしまうと荷室の狭いクルマに戻れなくなってしまうことでしょうか……。ちなみに「RX350」の”F SPORT”を除き、後席を電動で倒す機能を標準装備。さすがです。
- 燃費
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3
- 「RX350」FFモデルのWLTCモード燃費は11.8km/L。最近のクルマとして考えると「それだけしか走らない……」と思う人もいるかもしれませんが、車重約2トンのSUVがそれだけ走るなんてよく考えると結構凄いこと。実燃費も郊外路などを走れば10km/Lを超えるでしょう。4WDモデルでも11.2km/LとFFからそれほど落ちないのも立派です。
- 価格
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3
- もっとも価格が控えめの「RX350 ”version L”」FFモデルで664。4WDだと705です。身近な価格とはいえませんが……RX350 ”version L”には全方位モニターやアドバンストドライブなどの先進装備に加え、前席ベンチレーションや後席パワーシートなどの快適装備もフル採用。さらにレクサスなら通常は新車購入後3年もしくは6万キロの一般新車保証も5年もしくは10万キロと長いし、購入後3年間の定期点検やメンテナンスも無料なので、アフターケアまでトヨタとは違うというのも覚えておくといいでしょう。
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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