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レクサス LC 「国産量産車最後のV8NAエンジン搭載中型セダン ?」のユーザーレビュー
ギラギラ伯爵さん
レクサス LC
グレード:500“Lパッケージ”(AT_5.0) 2023年式
乗車形式:マイカー
- 評価
-
5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 5
- 燃費
- 5
- デザイン
- 5
- 積載性
- 5
- 価格
- 5
国産量産車最後のV8NAエンジン搭載中型セダン ?
2024.7.28
- 総評
- ドライブやワイナリー,オーベルジュ訪問用途としての購入です。運転が楽そうなV8エンジン搭載の取り回しのいい全長5メートル以内の高品質な国産セダン(ファーストカー)として購入しました。が,残念ながら納車されたらドアが2枚しかありませんでした。私はこれまでセダンタイプの車だけを乗り継いできましたが,既に新車で買えなくなった手頃な国産V8セダンのカテゴリーとしてこのLCを選択しました。このLCはドアが長く開口が狭くなりがちなので助手席の妻の乗り降りにエスコートが常に必要になる車です。今やセダンは5メートル越えの中,サイズ感が手頃でもう二度と出てきそうにないのでファーストカーとして末永く大切に乗り続けたいと思っています。後部座席の足元は購入したワインを縦置き収納するのにピッタリの場所でクーペモデル特有の隠れた穴場ポイントだと思います。デザインもトヨタ車では異例の唯一無二という感じで気に入りました。ただ,ありふれたレクサス顔でもやはり目立ってしまうので居場所を知られぬよう災いを招かぬよう日時時間帯や運転先に気を遣わざるを得ないのがこの車の宿命でしょうか。50代になりようやくこのクラスの車を自分のこずかいで乗れる身分になりましたが,予想外だったのはこの車との出会いにより普通のおじさんにもスポーツ心が芽生え始めてきたことでした。これまで仕事で人生を吸い取られていてモータースポーツなどは別の世界の出来事に思っていたのですが,自分の人生に刺激を与えてくれた意味で有意義な買い物になりました。このLCについてはメーカーの在庫部品数増のため間もなく訪れるであろう廃番までもう少し生産台数が増えて欲しいと願っています。車台番号イコール国内生産台数と伺いましたがLCのガソリン車は生産から7年が経過したのにまだ国内では9千台にも達していません。かつての名車プログレやブレビスと同じような道をもしかしたら歩んでるのかもしれません。
- 満足している点
- 静粛性はレクサス車随一だと思います。ドアを閉めれば自宅のリビングが再現されます。が,V8エンジンの大排気量の鼓動も適度に心地良く感じられます。防音無音だとかえってつまらないと私は思いました。そして,ダイヤルをスポーツモードに変えれば回転数が高めになりレスポンスも上がり爆音が響き渡ります。街中では下品になるので私はそれはできません。なので上手なセッティングだと思います。IS500とは同じエンジンなのに音質がまるで違います。LCの方がIS500よりやんちゃ坊主に感じます。マフラーの構造が違うのか骨格の差異に基づく音共鳴の違いなのか分かりませんが価格差が音質に現れていると思います。IS500はフロントヘビーな操舵感覚とチープな内装が私の趣味に合いませんでした。セカンドカーがIS250(V6)なので車格が一つ上のものを望んでいたので余計そう感じたのかもしれません。LCは最初からV8エンジン前提の設計なのか身のこなしが軽やかな感じがします。V6エンジンは静かでシルキーでそれはそれで味わい深いのですが,V8エンジンはその心地良い鼓動と相まって五感に響き官能的で何かを訴えてくるような気がします。ブルゴーニュワインに例えるとヴォーヌロマネのプルミエクリュクラスの官能さでしょうか。確かにちょっとした楽器かもしれません。車重のせいかアクセルを離すと少しだけ回生ブレーキ類似の減速感があり,ブレーキペダルを踏まずに急な下り坂をシフトダウンのみである程度走れます。峠の下り道で威力を発揮します。車重が下り坂ではかえって長所になります。誰も見ていない所でスポーツモード2速固定で4000回転で瞬間的に危険を感じる時速65キロまで試しましたが,公道での高回転は私の運転技量では無理のようで,4000回転以上は回したことがありませんが,いつしかサーキットで高回転を試してみたい気持ちが平凡なおじさんにも不思議と沸いてきました。そんな気持ちにさせてくれるこのエンジンの官能性は若返りの素なのかもしれません。ただ,エンジンは発する高い熱の熱膨張のせいなのか走り出しはシャッシーから異音が生じることもありますが,油温が落ち着くと滑らかな本来のLCに戻ってくれます。何だか生き物みたいで愛嬌があって面白いです。10速ATのおかげなのか燃費も高速道路でリッター12キロを記録し,セカンドカーのIS250(V6,35系前期)とほぼ変わりません。時速110キロ前後が一番回転数が少なくなりました。1200回転前後でしょうか。セカンドカーのISは2600回転前後で会話が聞きずらくなるので,静かなLCでは高速道路でも夫婦の会話が弾みます。5リッターにしてはお財布に優しい優等生ですが,日本の速度規制や交通量ではエコ走行が難しいかもしれません。シフトチェンジは恐ろしくクイックでストレスがなく,シフトダウンはとても気持ちが良い音を奏でます。乗り心地は最初硬く感じましたがISのFスポーツの乗り心地と極めて似ていると後で分かりました。段差の衝撃は当然感じますがかなりオブラートに包みつつ路面情報を伝えてくれ,不快にはほぼ感じません。当然セカンドカーのISより上質で優れた乗り心地で価格差が静粛性と安定感の差異として出ています。ハンドリングは軽くイージーでリラックスでき,急なカーブもへこたれずに確実に曲がってくれます。ハブボルト化も貢献しているのでしょうか。靴紐を硬くしっかり結んでいるような感じです。シートは少し体を包み込むような形状なので乗る方の体形を選ぶと思います。ハンドルのプチプチ部分が蒸れ防止にもなっているのか握って心地いいです。Fスポーツのハンドルと同じような気がします。車幅は寸法的にはある方ですがリアフェンダーの膨らみは物理的にドアミラーからはみ出さないと分かればすぐに慣れました。美しい流線形も真上から眺めるとほぼ長方形です。スリーサイズは大きくないので室内共にISと運転感覚に大きな違いは感じず,見た目より乗りやすいと思います。室内(ブルーホワイト)はほぼ総革張りでチープな感じはありません。自宅インテリアの趣味と似ていたのでこれも選択要因の一つでした。カタログ写真より実際は色彩が明るく高品質に見えます。ブルーの色が海辺の別荘での休日を表現しているかのようです。LCという車はカタログ写真ではそのデザインの良さを表現できていない気がします。写真写りが悪い車だと思います。肉眼でないと認識できない何かがあるように思います。量産メーカートヨタさんの精鋭職人が特別の専用ラインで丁寧に作り上げる車で1400は激安卸売り直売プライスだと思います。デザイン的にはアストンマーチンの半額で買えるこの種(V8)の格安車は恐らくもう二度と出てこないような気がします。大事にメンテナンスを続けていけば晩年になっても大きな故障もなく?静かにゆったり運転が楽しめれる期待感と信頼感があります。私のような控えめなエコノミー重視のおじさんには最適な1台に思います。
- 不満な点
- 2トンという車重に何とか収めるために便利な機能を削減せざるを得ないであろう事情はとても理解できます。その分,シャッシーや足回り剛性にコストをかけているでしょうし,自分はたまに天気のいい昼間を特に選んでしか乗らないので不便さは全く感じません。電動化は最小限なのでバッテリーへの負担は軽い部類でしょうからたまにしか乗らない私はこれで正解だと思っています。唯一不満なのがシートヒーター等一括表示ボタンが一方通行であり,一度押すとナビ画面を消灯するのに手間がかかることです。操作性の不便さは慣れましたが,気を付けないと安全運転に支障をきたすおそれが常にあります。
- デザイン
-
5
- 外装はアストンマーチンのデザインを参考にしたのでしょうか?何となく似てると勝手に思っています。当初セダンを希望していましたが,クーペもいいなと今では思っています。セダンの内装は木目にアイボリーが従来の定番だったのでしょうが,ブルーホワイトは国産車にはこれまで見られなかったセンスで面白いと思いました。実際は明るくて質感は高く感じ,木目とは違う上質な世界を表現していると思いました。
- 走行性能
-
5
- 自然な立ち上がり感なのでスペックの割には安心して乗れます。この種の車は皆そうだと思いますが自然とスピードが出てしまっているので私は注意しています。
- 乗り心地
-
5
- 代々国産セダン乗りとしては正直硬い。しかし、慣れればこの硬さは逆に安定感に置き換わりました。逆にセカンドカーのISが腰弱に感じてしまうので慣れとは不思議なものです。
- 積載性
-
5
- 深さはありませんが,それなりに積めると思います。後部座席も使えば夫婦で1泊程度のキャンプ旅行も可能ですが,お勧めはしません。
- 燃費
-
5
- 不満はありません。昔に比べたら変速機と共に当然に進歩していると思います。排気量のクラス別の平均値が分かれば自ずと満足に至ります。
- 価格
-
5
- 同じレクサスの2台目ですので気持ち程度に値引きをしていただけました。追加購入なので下取はありません。
- 故障経験
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- 新車価格(税込)
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1410.0 〜 1493.0
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- 中古車本体価格
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534.5 〜 1920.0
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