CARVIEW |

GR86とロードスター990Sでワインディングへ。カーブの数だけ言葉を交わすことができる
掲載 carview! 文:山田 弘樹/写真:市 健治 137
いま最もリアリティのある2台
トヨタ「GR86」と、マツダ「ロードスター990S」。この2台は、いま最もリアリティのあるスポーツカーだ。それは現実的に“手が届く”というリアリティであり、“等身大で操れる”というリアリティである。
マーケットもその価値には当然気付いており、両者の販売は非常に好調。GR86は昨年デビューしたばかりということもあるが、発売以来ほぼ月販1000台をコンスタントにクリア。多い月では1800台をマークしている。
ロードスターも、現行モデルのデビューから7年という歳月にもかかわらず、未だに月販1000台を売り上げており、昨年12月のマイナーチェンジでさらに拍車が掛かっているという。
というわけで今回carview!編集部とともに、この2台をワインディングに連れ出しその魅力を深掘りすることにした。
先代から大きく進化したGR86
GR86を走らせて真っ先に感じるのは、乗り味のシッカリ感だ。それはボディ剛性の高さと置き換えてもよく、ここが先代トヨタ86から大きく進化したポイントである。
ちなみにプロトタイプの試乗では、クローズドコースということもあったが、リアサスペンションのセッティングがかなりオーバーステア方向にしつけられており、その印象ばかりが強く残った。
無論、オーバーステアをも積極的に操れることはGR86のセリングポイントだとは思ったけれど、同時に雨でも降ろうものならかなり手強いだろうな、という印象を持ったのも事実。
しかし市販モデルでは、これがどっしりとした印象に変わっていた。もしかしたら、クローズドコースに行けばまたシビアな一面を見せるのかもしれないが、少なくとも荷重領域が低いワインディングを走る限りリアタイヤの接地性も安定しており、ワンランク上のスポーツカーへと成長したと感じた。ここにはCピラー部分をつなげたインナーフレーム構造のメリットが大きく出ている。
こうした動的質感の高さは、インテリアの質感とも上手にシンクロしている。必要以上のゴージャス感や、流行りのインフォテインメントによるエンタメ感は全くない。
しかし水平基調ですっきりとしたデザインのインパネがもたらす視界の良さと、センタートンネルに挟まれた適度なタイト感がスポーツカーらしさを見事に盛り上げてくれる。小径ステアリングを握って脇を締めたドラポジをがっしりとしたシートが支える、これだけで気分がアガるのだ。
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
おすすめのニュース
サイトトップへ-
スポーツ 2025.10.04
角田裕毅、シンガポールGP初日はフロントのグリップに苦労「でも、終盤には徐々に改善した」 フロントウイングはフェルスタッペンとは”異なる”スペック
-
スポーツ 2025.10.04
ヤマハ、初日は揃ってトップ10入りに手応え「最高の1ラップができた」/第18戦インドネシアGP
-
スポーツ 2025.10.03
ホンダ、好調維持し3連続で揃ってQ2直接進出「限界までプッシュできている」/第18戦インドネシアGP
-
スポーツ 2025.10.03
F1シンガポールGP FP2速報|赤旗2回&ピットで接触と波乱のセッション。ピアストリが最速でハジャー続く。角田裕毅は11番手
-
業界ニュース 2025.10.03
「少年の憧れ」昭和の名車・セリカ登場!【予算200 国産ネオクラ車探しの旅】
-
スポーツ 2025.10.03
クラッシュで赤旗2回のセッションも、ピアストリが最速。レッドブル角田裕毅11番手|F1シンガポールGP FP2
-
スポーツ 2025.10.03
初日トップはピアストリ、僅差の2番手に新人ハジャーが続く。2度の赤旗でロングランを消化できず/F1シンガポールGP FP2
-
業界ニュース 2025.10.03
スーパーカー世代が憧れた「真っ赤なランボ」が独国オークションに登場! 35年前に登場したランボルギーニ「カウンタック25周年記念モデル」ってどんなクルマ?
-
業界ニュース 2025.10.03
スープラにロードスター……意外と走って楽しい国産モデルあるぞ!! オススメの国産スポーツモデル一気見
-
業界ニュース 2025.10.03
ホンダ新型「ビッグバイク」発表に“賛否両論”!? 斬新すぎて「何に使うか迷う」の声も! めちゃ“未来的ボディ”に「1000cc」級の超パワフル加速を実現する「新型WN7」欧州モデルがスゴイ!
-
業界ニュース 2025.10.03
似ているが兄弟ではなく親子のよう!? トヨタ MR-Sと初代ポルシェ ボクスターの「決定的違い」
-
業界ニュース 2025.10.03
ビンテージ感のあるツートーンカラーに「ゴールドのウイングロゴ」が映える!「エアジョーダン1」に秋をイメージしたおしゃれ新色が登場
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム 2025.10.03
改良型スバル「ソルテラ」の国内導入間近。デザイン刷新と新パワートレインで進化、発売は11月か
-
コラム 2025.10.03
【攻めのメルセデス】新型「CLA/GLC」に加え、アルヴェル対抗と噂の「ビジョン V」や、「AMG GT XX」を日本初公開。JMS2025に次世代モデルが集結
-
コラム 2025.10.03
アウディ新型「Q6 スポーツバック e-tron」日本初上陸! 航続最長685kmの電動クーペSUVに100限定モデルも登場…価格は878から
-
コラム 2025.10.03
「GRヤリス」に「エアロパフォーマンスPKG」追加…+50の価格がネックか。そもそも生産枠が少なく入手困難に?
-
コラム 2025.10.03
【中国発】シャオミ「YU7 GT」初スクープ! 1548ps超えでアウディ「RS Q8」超えを狙う怪力SUV
-
コラム 2025.10.03
【実際どうなの?】「Cクラス」オーナーのリアルな本音…デザイン、走り、快適性ともに高い満足度。その分値段はお高め
-
コラム 2025.10.03
インド比率は6割超え。「スイフト」が世界累計販売1000万台を突破…高い支持の理由とは?
-
コラム 2025.10.03
【ついに普通に買える!?】供給体制見直しの改良版「GRカローラ」。納期は26年2月以降…問い合わせ多数で買うなら急げ!
-
コラム 2025.10.03
【危なくない?】なぜ大型ディスプレイやタッチパネルに集約されるのか。近年は物理スイッチ復活の動きも
ログイン
あなたにおすすめのサービス
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
コメントの多い記事 2025.10.04更新
関連サービス
