CARVIEW |

トヨタの本気が詰まった「GRヤリス」のグレードと装備を読み解く
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車 108
>>トヨタ GRヤリスの画像はこちら
>>トヨタ GRヤリス の中古車相場のグラフはこちら
ラリーで勝つために作られた「マシン」
2020年9月に発売されたトヨタ「GRヤリス」は、コンパクトハッチバック「ヤリス」をベースに開発された高性能3ドアハッチバック。WRC(世界ラリー選手権)のホモロゲーション取得を目的に、TMR(トミ・マキネン レーシング)の協力を得て開発されました。
ボディサイズは全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mmで、乗車定員は4人。荷室の広さをうんぬんする類の車ではありませんが、荷室容量は満乗車の状態で141Lです。
GRヤリスに用意されれるグレードは全部で4種類。
ベースモデルといえる「RZ」には最高出力272psの1.6L直列3気筒直噴ターボエンジンと6速iMT(インテリジェント マニュアルトランスミッション)が組み合わされ、多板クラッチによる前後駆動力可変システムを採用した新開発スポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を搭載しています。
ちなみにこちらの直列3気筒ターボエンジンは、トヨタいわく「レースに勝つために小型・軽量化を徹底追求した」というもので、「アルミダイキャスト製シリンダーブロックの底浅ウォータージャケット化」「高強度アルミ製シリンダーヘッドと中空組立カムシャフトの採用」「ターボの軸受ベアリングにセラミックボールベアリングを採用」等々、かなりマニアックな仕立てとなっています。
そしてRZの装備をより充実させた「RZ“High performance”(ハイパフォーマンス)」には、前後のディファレンシャルにトルセンLSDが標準装備されるとともに、BBS製鍛造アルミホイールとミシュラン「パイロット スポーツ 4S」という高性能ラジアルタイヤも標準で装備されます。
そして「RC」というのは、RZの強力なターボエンジンやスポーツ4WDシステムは継承しつつも、走りに必要な装備以外を極力排除した、モータースポーツ参戦のための競技向けベース車両です。
上記の3グレード(RZ、RZ“High performance”、RC)がGRヤリスの本筋ですが、これらとは別に「RS」という、最高出力120psの1.5L自然吸気直列3気筒エンジンを搭載するグレードも用意されています。
RSは「誰もが気軽にGRヤリスの走りを楽しめるモデル」として設定されたグレードで、エンジンは前述のとおり272psではなく120psの直列3気筒1.5Lダイナミックフォースエンジン“M15A-FKS”。そしてトランスミッションも6速iMTではなく、10速シーケンシャルシフトマチックのパドルシフトを装備した「Direct Shift-CVT(ダイレクト シフト CVT)」で、駆動方式もフルタイム4WDではなく一般的なFFとなっています。
次のページ>>「普通のRZ」でも十分に高性能
全国のトヨタ GRヤリス中古車一覧 (467件)
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
-
-
ログインしてコメントを書く
-
-
2022/5/18 18:06早急に修正願います。
RCと書かれていますが、記載されている内容はRSグレードであり完全に間違えた情報を掲載しています。
RCは1.6Lターボ6MTであり、RZやRZhpと同じスペックです。
RSは一番下の全く違うモデルで完全に別物です。-
ログインしてコメントを書く
-
-
2022/5/18 13:28RZHP買ったがRZはともかく
RS選ぶ人はあまりいないと思う
ボディだけでGRヤリス買うかと言うと
他の車でもいいかなってなる
ちょっと出せばGR86が買えるし
エンジンと4WDシステムが主役の車だし最低でもRCかRZでは?-
ログインしてコメントを書く
-
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
おすすめのニュース
サイトトップへ-
スポーツ 2025.09.28
フェルスタッペン、ニュル耐久でGT3デビューウイン。F1イタリアGPから怒涛の3連勝
-
もする最高速450km/hの「ブガッティ ミストラル」はどんなクルマ?" width="200"> 業界ニュース 2025.09.27
1600馬力のW16エンジン搭載!! 約8.6億もする最高速450km/hの「ブガッティ ミストラル」はどんなクルマ?
-
スポーツ 2025.09.27
苦境を脱するためにもがくトヨタ。小林可夢偉「今までやっていないチャレンジをして、今後につなげたい」
-
業界ニュース 2025.09.27
スイスはアルプスの山に眠る花崗岩から作られた特別な「ロックウォッチ」って何? ティソ新作は歴史的なアイコンの復刻モデル
-
業界ニュース 2025.09.27
ホンダN-ONE e:に業界初の再生アクリル樹脂ドアバイザー採用
-
業界ニュース 2025.09.27
“王道のミッドサイズSUV”スバル「フォレスター」のラゲッジスペースをチェック! 人気SUVは“レジャードライブを楽しめる荷室”を備えているか?
-
スポーツ 2025.09.27
トヨタ、平川駆る8号車がハイパーポールに進み8番手。7号車は14番手から巻き返しへ「最後までプッシュし続ける」
-
カー用品 2025.09.27
ネオレトロな雰囲気で人気急上昇! 「weds」の令和の鉄チン「ネオキャロ」は幅広いテイストにマッチする
-
スポーツ 2025.09.27
【日本GP】Moto3古里太陽、母国戦5番グリッド獲得「今できることをやりきった」決勝はルエダを逃さないコトが鍵?
-
業界ニュース 2025.09.27
超マニアックな世界かと思ったら想像以上にハードルは低かった! 誰でも運転できる「秘密基地」トラックベースのキャンピングカー「キャブコン」の世界
-
業界ニュース 2025.09.27
「世界最速のスーパーカブ」!? 伝統の地で最高記録に挑む日本人女性がついに『ボンネビル・ソルトフラッツ』を走った!! その結果は!?
-
業界ニュース 2025.09.27
スーパーカー並みの俊足!? 全長4.2mの“ちょうどいい”「コンパクトSUV」登場! 速さと乗り心地を両立したボルボ新型「EX30」の実力とは?
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム 2025.9.27
「N-ONE e:」発売をネットはどう評価?? 「サクラ」比で100㎞以上長い航続距離、走りに好印象も、価格と質感に不満の声
-
コラム 2025.9.27
「ライズ」に2007人乗り「ライズスペース」計画進行中? コンパクトSUV市場でインパクト大も、ダイハツ不正問題の影響は
-
コラム 2025.9.27
【通常は選べないアノ装備も標準!】三菱「トライトン」に「ブラック エディション」が新登場。精悍なブラック仕上げで存在感アップ
-
コラム 2025.9.27
“アルヴェル”一強の時代が終わる? もうすぐ登場、新型「エルグランド」がEV感覚の走りと上質デザインでオラオラ系ミニバンに挑む逆襲のシナリオ
-
コラム 2025.9.27
三菱「パジェロ」が26年にも復活しそう。ユーザーは「ランクルの対抗」に期待…独自の魅力を示せるか?
-
コラム 2025.9.27
復活したばかりなのに…北米で絶不調のアキュラ「ZDX」が1年半で生産終了へ。ホンダの次なる一手とは?
-
コラム 2025.9.27
トヨタが放つ新時代のオフローダー! 初の“BEVランドクルーザー” 「Se」は巨大ボディと電動4WDで登場間近
-
コラム 2025.9.26
【実は300種類以上】車検証の「車体の形状」って3種類じゃないの? 専門家でも意外と知らない“分類の世界”がすごすぎる…
-
コラム 2025.9.26
「スターレット」が復活!? トヨタが仕掛ける次世代GRモデル。「スイフト スポーツ」に真っ向勝負か
ログイン
あなたにおすすめのサービス
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
コメントの多い記事 2025.09.28更新
関連サービス
