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ロールス・ロイス、14年ぶりFMCの最上級サルーン新型ファントムを日本発表
掲載 更新 carview! 写真:小林 俊樹
ロールス・ロイスは1月22日、昨年7月に14年ぶりのフルモデルチェンジをロンドンで行った最上級サルーン「ファントム」を日本で公開した。1925年に初代が登場したファントムは今回の新型で8代目、BMWの傘下に入ってからは2代目となる。価格はファントムが5460から、ファントム・エクステンデッド・ホイールベースが6540からとなる。
専用プラットフォームを初採用
新型ファントムは、「アーキテクチャー・オブ・ラグジュアリー」と呼ばれる新設計のオールアルミ製スペースフレームを初めて使用。これは先代よりも約30%剛性を高めたもので、同社初のSUV「プロジェクト・カリナン(正式名称未定)」をはじめ、今後登場する全てのロールス・ロイス車に採用される専用フレーム。多様なパワートレーンや駆動方式にも対応可能な拡張性をもち、次世代ロールス・ロイスが目指す新たなレベルの「マジック・カーペット・ライド(魔法の絨毯のような乗り心地)」を実現するという。
「世界で最も静粛なクルマ」を謳う
新型は重さにして130kg以上の遮音材を用いたほか、ホワイトボディに過去最大の鋳造アルミ製ジョイントや高性能の吸音素材を採用。路面からの騒音対策には、スペースフレームのフロアとバルクヘッドに二層式の合金製スキンを使い、さらにその間に重量のある発泡素材とフェルト層を挟み込むことで高レベルの遮音を実施した。また、タイヤメーカーのコンチネンタルと試作を繰り返して開発した「サイレント・シール」タイヤの効果もあり、車速100km/hでの騒音レベルを先代モデル比で約10%低減させたという。
パワートレーンは、最高出力571ps/5000rpm、最大トルク900Nm/1700-4000rpmを発揮する6.75リッターV12ツインターボを搭載。最大トルクを1700rpmで発生することで回転数を上げる必要がなく、静かな空間を保てる大きな要素となっている。トランスミッションはZF製の8速ATが組み合わせられる。
室内には「動く美術館」を設置
ボディサイズは全長5770(エクステンデッド・ホイールベースは5990)×全幅2020×全高1645mm、ホイールベースは3550mm(同3770mm)。デザイン面ではより力強さと存在感を際立たせるべく拡大された伝統のパルテノングリルや、デイタイミングライトに囲まれた照射距離600mを誇るLEDヘッドライトなどが新しい。
内装には「ギャラリー」と呼ばれる強化ガラスで囲まれたスペースをダッシュボード周りに装備。オーナーの好みでジュエリーやアート作品などをあしらい、「動く美術館」として楽しめるという。
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