CARVIEW |
dev2.ts-export.com/carview.php?tsp=https://carview.yahoo.co.jp/article/detail/4dae67915375ee8310207bc424fa80f68e71d3e5/
SHARE
【DS4 試乗】爆発する個性とギャップのある走り。異端を求めるなら最適な1台
掲載 carview! 文:小林 秀雄/写真:編集部 23
DS4に試乗。その走りは?
――フレンチ・プレミアムを標榜するDSオートモビルズが、世界の主流マーケットであるCセグメントに投入した「DS4」。アバンギャルドなデザインに目を奪われがちだが、その走りはどうか。短時間の試乗ながら、その味と個性を探る。
>>DS4の価格・スペック詳細はこちら
>>DS4のユーザーレビューはこちら
>>DS4の中古車相場はこちら
ブランドの浮沈を占う基幹モデル

DSオートモビルズが単独のブランドとしてシトロエンから独立し、早いもので9年が経とうとしている。シトロエンから「アバンギャルドなフレンチ・プレミアム」というイメージを抽出して磨きあげた現行DSのブランド性は、月日とともに着実に洗練されてきた。
ただ、欧州と並んで最重要マーケットに位置付けられた中国でのセールス不振が続き、コロナ禍の影響もあって、先行きが順風満帆とはいえないのも事実。そんな中でDSが世界的主流のCセグメントに新たに送り込んだ刺客が新型「DS4」だ。DSにとっては、まさにブランドの浮沈を占う基幹モデルと言っていいだろう。
>>DS4の価格・スペック詳細はこちら
>>DS4のユーザーレビューはこちら
>>DS4の中古車相場はこちら
日本では22年4月に発表されたDS4は、「DS7クロスバック」、「DS3クロスバック」、「DS9」に続くDSオートモビル第4のモデル。シトロエン時代にも同名のモデルが存在したので、その後継車種と捉えることも可能だ。
>>DS7 クロスバックの価格・スペック詳細はこちら
>>DS3 クロスバックの価格・スペック詳細はこちら
>>DS9の価格・スペック詳細はこちら
個性が爆発する

新型DS4に採用されるのは、第3世代に進化した最新の「EMP2プラットフォーム」。パワートレインも1.2L直列3気筒ガソリンターボ、1.5L直列4気筒ディーゼルターボ、そして1.6Lの直列4気筒エンジンとフロント電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド「E-TENSE」と多彩だ。トランスミッションは全車に8速ATを組み合わせる。
>>DS4のグレード詳細はこちら
>>DS4 E-TENSEのグレード詳細はこちら
ボディサイズは全長が4415mm、全幅が1830mm、全高が1495mmと、Cセグとしては全長が長い一方、全高はグッと低く抑えられている。真横から見たシルエットはコンパクトなクーペSUVと形容したくなるもので、各パネルの面構成を彫刻的に仕上げるDSの流儀も貫かれている。
ダイヤモンドをモチーフにしたヘッドライトの「DSマトリクスLEDビジョン」、デザインの一部としても機能するポップアップ式のドアハンドル、高級時計の文字盤に端を発する「クル・ド・パリ文様(小さなピラミッド型の突起がいくつも刻まれた文様)」の加飾などなど、内外装も個性が爆発。
ナビやオーディオのショートカット操作に使う5インチタッチスクリーン、風向きを調節するエアコンパネルの菱形コントローラーなどは、所作を会得するのに少々時間を要する難解さだ。
>>DS4の価格・スペック詳細はこちら
>>DS4のユーザーレビューはこちら
>>DS4の中古車相場はこちら
誇り高き王道の異端

試乗したのは1.2Lガソリンターボ。走り出しは見た目の派手さに反して、ごくごく穏当。もちろん必要十分なトルク感は得られるものの、レスポンスを重視する向きには1.5Lディーゼルやプラグインハイブリッドの方がマッチしそうだ。
>>DS4のグレード詳細はこちら
>>DS4 E-TENSEのグレード詳細はこちら
より印象に残ったのは、丸みのある乗り心地。さすがはプジョー・シトロエン各車で熟成を行ってきたEMP2プラットフォームの最新版だけあって、路面のざらつきや凹凸から伝わるショックをうまく吸収し、その振動がドライバーに伝わる頃にはすべての角が取れている。
とにかく乗る人に不快な思いを抱かせないことに重きを置いた足回りのマナーが、これまたキラキラした見た目とのギャップとして強く印象づけられた。
それは主要グレードに標準装備される「DSアクティブスキャンサスペンション」の効果でもあったのだろう。カメラで路面をスキャンして減衰力をリアルタイムで電子制御するシステムだが、その恩恵はしっかりと体感することができた。
また、全車標準装備の「アクティブクルーズコントロール」も実用的。ステアリングスイッチのイラストが何を意味しているのかわかりづらいという難点はあるが、それもまたDSらしさと後になれば笑い飛ばせるほどの直感操作性を備えている。
はっきり言ってしまえば、DS4は決して万人受けするクルマではない。だが、Cセグメントという誰もが欲しがるボリュームゾーンで、それでも人とは違うクルマに乗りたいという矛盾した願望には、間違いなく応えてくれるだろう。そう、DS4は誇り高き王道の異端なのである。
この記事に出てきたクルマ マイカー登録
全国のDSオートモビル DS4中古車一覧 (38件)
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
-
-
ログインしてコメントを書く
-
-
2023/3/18 01:55オシャレデザイン、すげーという声があるが、デザインが巻き散らかされた感じで飽きそうなのだが実際どうだろう。歳を取って、もう15台くらい車を乗り継いできたが、結局、ランクルや商用車のプロボックスみたいなシンプルな昔ながらの内装が落ち着くし、飽きずに長く乗れる。
-
ログインしてコメントを書く
-
-
2023/3/15 12:50ビックリするほどDS好きがいるんだな…あのデザインがダサい思えない人が多くてビックリした笑
イタフラよく比較されるけどイタリア未満、日本車以下の位置付けにしかなれなかった悲しみのデザイン…
孤高と孤独は全く意味違いますからね…ただの憧れない変わり者なフランス車でした。とりあえず人とは違うでもダサいというマゾヒスト御用達。-
ログインしてコメントを書く
-
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
おすすめのニュース
サイトトップへ-
業界ニュース 2025.09.26
スバルのコンパクトSUV「クロストレック」運転席・助手席・後席での印象とは?“ストロングハイブリッド”で格上の燃費をマーク! 長距離ドライブでの快適性は?
-
業界ニュース 2025.09.26
“14年ぶり復活”のトヨタ「レビン」にまもなく「新型モデル」登場! 2.0リッターエンジン搭載&引き伸ばしボディ採用! 大口顔の「新セダン」中国に登場へ
-
スポーツ 2025.09.26
Moto3日本GP プラクティス|山中琉聖、転倒なんのその3番手タイム! 古里とふたりQ2直行決める
-
業界ニュース 2025.09.26
NICHIJOの凍結防止剤散布車117台でリコール…巻込防止装置が強度不足
-
カー用品 2025.09.26
ソフト99の田中秀明社長、一定株主賛同で価格は維持 旧村上ファンド系TOBは「MBO阻止する」狙い
-
スポーツ 2025.09.26
イベント広場はスーパーカー&レアグッズ満載【WEC第7戦富士/金曜日フォト日記】
-
業界ニュース 2025.09.26
ボルボトラック、居眠り運転検知システムを大幅強化 アイトラッキングカメラで安全性向上
-
業界ニュース 2025.09.26
ホンダアクセス、白と黄色を切り替え可能な「LEDフォグライト バイカラー」発売
-
業界ニュース 2025.09.26
価格は604からスタート! ヨシムラの名車がストリート仕様で手に入る!? 伝説の「ヨシムラ GSX-R750 604号車」を再現したコンプリート車両の販売を開始
-
スポーツ 2025.09.26
ついに舞台は日本へ! 人気レースゲーム最新作『Forza Horizon 6』が発表。都市の街並み、四季折々の景色を再現へ
-
ニューモデル 2025.09.26
トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
-
ニューモデル 2025.09.26
精悍なトライトン「BLACK Edition」登場。人気のホワイトもラインナップ
あわせて読みたい
サイトトップへ-
から" width="200"> コラム 2025.9.26
【隠れた実力派の進化】ホンダ「N-WGN」が一部改良で新グレード追加や液晶メーター採用。一方、グレード再編により価格は上昇…157万6300から
-
コラム 2025.9.26
【そうだったのか】横滑り防止装置「ESC」に“オフスイッチ”がある理由。日常のドライブでオフにするべきシーンとは?
-
コラム 2025.9.26
"ハンマーヘッド顔”の中国向け「カローラ」にネットでは批判的な意見多数…日本導入の場合は販売苦戦の可能性
-
コラム 2025.9.26
シャンパンタワーにサーキット走行まで! きらびやかなイメージの「納車式」の実態とは?
-
コラム 2025.9.26
一部改良した「ノートオーラ」の販売状況は? 高級感を求める40~50代の意外な支持で、法人需要の多い「ノート」とも棲み分け
-
コラム 2025.9.26
新型「エルグランド」も競合にあらず? なぜ「アルファード」は"ライバル不在”の状況を作ることができたのか
-
コラム 2025.9.26
実質300台前半、航続520km。国産BEVの“生ぬるいコスパ”を破壊した新型「eビターラ」が中韓激安SUVにケンカを売る
-
コラム 2025.9.26
BMWの最小SUVが大変身! 次期「X1/iX1」はフロント一新&ノイエ・クラッセ風デザイン採用。2026年デビューが有力
-
コラム 2025.9.25
【かっこいいぞ】三菱新型「エクリプス クロス」がBEV&欧州専用モデルとして登場! 日本導入の可能性はあるのか?
ログイン
あなたにおすすめのサービス
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
コメントの多い記事 2025.09.26更新
関連サービス
