三連休最終日。外出の予定をキャンセルし、一日ゆっくり過ごそうと、午前中の内に決めた。一度決めたら気が楽になり、朝、定期便の発送でポストまで歩いたくらいで、あとはゆっくりしていた。9月も半ばに入ったからかだいぶ気温も下がってきた感触はあるものの、まだ暑かった。
こういうときにYouTubeやInstagramなどネットサーフィンに明け暮れていると、あっという間に時間が過ぎる。「時間が溶ける」という表現がぴったりだ。ただ、今日はそうやって過ごして良いと自分を許した。だから一日のうち大半をスマホもしくはノートパソコンの画面を観ていた。じんじんと頭が痛くなってきたのは言うまでもない。
思えば、家でテレビばかり観ていた小中学生くらいの頃も、それで頭が痛くなるなんてことはなかった。テレビに夢中になっていたとはいえ、一定時間ごとにコマーシャルがやってきて、自然に画面から目が離れた。自分と画面との間にも結構な距離があった。適切な姿勢で、適切な時間、画面を観るにとどまっていた。だから夜になって後悔するなんてことはほとんどなかった。今の自分のスマホ依存具合を、その頃の自分が知ったらきっと驚くだろう。これはまずい。
この頭痛こそ、デジタルデトックスをせよという端的なメッセージだろう。普段、特に電車内や駅のホームなど移動に関わる時間はスマホに触れないと決めているから、まだよい。しかし休日ともなるとリミッターが外れ、際限なく眺めてしまう。この頭痛を危険信号だと読み取り、向き合い方を改めることが、今の自分に必要なのだろう。