最近読んだ本
(ひろゆき)株式会社Gakken
世代的に2ちゃんねるにはまあまあお世話になったけど、ひろゆきについてはあんまりよく知らなかったし勝手に「なんか怖い」というイメージであった(ひろゆきを気取ってくる人が苦手)。だけど最近Xで共感することがいくつかあり、ふと気になってオーディブルで視聴。購入前から目次が潤沢に披露されており、内容としては目次通りという感じではあるので、価格設定としては高いなあという気持ちだけど、こういうのを定額でどんどん聞けるオーディブルありがたい。
働くってなんだろう。。とここのところポンコツは悩んでいる(ここのところというか20年ずっとだ)のだが、人間みな、幸せという状態になりたいし、死ぬ時に、幸せだったなあと思いたい。幸せな状態を目指す時に、日本国内の特定の世代の働き方や企業、考え方に縛られる必要はない、世界は広いのだぞ。という話が非常にソフトに優しく書いてあるです。子供によいかも。
団塊世代以降、大企業に就職しておけば給料が年々あがり、結婚して家を購入して、子供を育て、余暇もそこそこ楽しむことができる、それが幸せである、という価値観が存在して、今も世間に、そして私自身の中にも余韻として残っているわけですが、それは、日本のいっときに、そうすれば幸せになるのに最短で高確率、効率的であった、ということであるのだよな。それ自体が間違っているわけではない。ただ、世界がどんどん狭くなっている今、それ(安定したサラリー、結婚と育児)だけが幸せではないし、働き方も選択肢は広い。安定したサラリーを得るのも大企業でも怪しくなりつつある(個人的には、やはり大企業の給料は圧倒的に良いなと感じるけどね)。ここについては、20年くらいかかってやっと腑に落ちてきた。転職活動していても、なんだかなあ、そこに自分を無理やりはめ込んで、幸せになれる気がしない。そこにこだわらなくてもいいのかもしれない。
一方で、そう言ったここまでの50〜70年くらいの間、常識であった幸せ観や働き方をとっぱらったとして、ではどう生きるのか?
生きていく&幸せを感じるためには一定お金が必要である。そして日本社会でレールから外れたらもう幸せを感じられるお金を手に入れることは難しい というまあ一般的な感覚があると思いますが、
・幸せを感じるのにコストをかけない(最低限のコストで暮らす)
・レールを外れたって良い。なんとかなる。なんとかするため(選択肢を広げる)に大卒と英語は最強カード
・効率的に働く(お金を手に入れる)
というのがひろゆき氏の見解と思われまして。ふむふむ!なんかちきりん的な!ということなのですが、この「なんとかなる」が、ポンコツ的には曲者である。なんとかならないのがね、ポンコツだから。
なんとかするための力、うまくいく人の特徴として「独学力」「行動力」「人に好かれる力」「ポジティブさ」等々があげられているが、うう、これがあったら、別にさ、レールの上でも悩んでいないよ!私はタンポポの花を刺身パックに並べているのだ。20年ずっと。
ポンコツ限界ワーママとして、いよいよ退職せんとしている絶望系おばさんとしては、全体的には希望をいただける本ではあったことは確か。だが本を読んでからひろゆきの経歴をネットで調べ、その壮絶な職業人生(私のような凡人以下はレールから外れたらやっぱあかんかも…)や、当然ながらその巨額な資産、海外生活の一端を見て(ミニマムコスト…とは…)、うう、頭痛がやまない秋の夕暮れでありました。
関係ないけど奥様との関係性がほっこりすぎてすごい良い。奥様すごいよ。
やること・レールから一旦降りること。あと生活コストをミニマムにしてみること。(本当に大丈夫なのか)