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- 7代目ゴルフをベースにしたSUVモデル
フォルクスワーゲン Tロック 「7代目ゴルフをベースにしたSUVモデル」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 西村 直人(著者の記事一覧)
- 交通コメンテーター
- 評価
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3
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 4
- 燃費
- 4
- 価格
- 3
7代目ゴルフをベースにしたSUVモデル
2022.1.17
- 年式
- 2020年7月〜モデル
- 総評
- フォルクスワーゲンはどのモデルも実用性が高いモデルが多い。反面、地味な印象が先にくることもある。それがアルテオンや最新世代の8代目ゴルフになると一気に華やかになる。本国ではマイナーチェンジ版も登場。近い将来、日本へも導入されるはずだが、8代目ゴルフに採用された各機能が搭載されているので期待大だ。
- 満足している点
- 世界中の自動車メーカーが趣向を凝らしたSUVを揃えるなか、質実剛健なゴルフをベースにしたTロックはまさに実用主義のSUVである。日本市場は前輪駆動のみとなるが、それでも豪雪地帯でなければ十分な走行性能をもつ。加えて、輸入車ブランドのなかでは価格も高すぎず、ボトムグレードでも先進安全技術の数々を備えている。
- 不満な点
- 百花繚乱のSUVからあえてTロックを選ぶ理由がなかなかみつからない。それは性能が悪いのではなく、一部分に特化したところが見いだしにくいからだ。ゴルフ同様に道具として使い倒せば安定した各性能に素晴らしさを実感するが、普段の買い物や年数回の長距離走行では魅力を引き出しにくい。
- デザイン
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3
- 先代ゴルフがベースだが外装デザインはTロック専用。平面基調のパネルに切れ長のヘッドライト、そして前バンパー下部左右にはデイタイムランニングライト機能をもたせたLEDを備える。兄貴分にあたるティグアンと弟分のTクロスに準じたSUVの出で立ちだ。全高が高く見えるが1590mmに抑えられた。インテリアも7代目ゴルフとの共通項が多い。
- 走行性能
-
3
- 2020年7月に日本市場に導入された当初は直列4気筒2.0L直噴ディーゼルターボのみだったが、現在は直列4気筒1.5Lガソリンターボも搭載する。いずれも7速DSG(フォルクスワーゲンのDCT)で両モデルとも150PSだが、トルク値は2.0Lディーゼルが34.7kgf・mに対して1.5Lガソリンは25.5kgf・m。いずれも前輪駆動のみの導入。
- 乗り心地
-
3
- フォルクスワーゲンのSUVはどのモデルもホイールストロークを少し長めにとるが、その効果のひとつとしてフラットな乗り心地が挙げられる。凸凹が続く路面ではメリットが大きい。トップグレードのTDI R-Lineには電子制御式可変ダンパー「DCC」が備わり、連続する高速走行や山道でもロール量が大幅に減少し、一層スムースな乗り心地が堪能できる。
- 積載性
-
4
- ラゲッジルームは4:2:4の分割可倒式リヤシートによって長尺物を積載したまま4名乗車が可能。ラゲッジフロアはボード位置が調整でき、大きくかさばる荷物も積み込みやすい。ドアポケットやセンターコンソール、グローブボックスはそれぞれ深さがあり、こちらも使いやすい。
- 燃費
-
4
- "ディーゼルモデルは18.6㎞/L、ガソリンモデルは15.7㎞/LといずれもWLTC値では平凡な値。しかし、高速道路での燃費数値は良好だ。ディーゼルモデルは速いアベレージ速度でも20㎞/L台を割らないため、1回の給油で1,000km以上の走行距離を誇る。ガソリンモデルは市街地でも悪化しづらく、14㎞/L台は難なくキープできる。"
- 価格
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3
- "ガソリンモデルが3,550,000〜、ディーゼルモデルが3,750,000とその差は20。ただ、走行性能での違いは価格以上に大きく、高速走行が多いならば断然ディーゼルがオススメだ。燃費数値が良い上に、実用域でのトルクが太いため運転が楽になる。余裕があるならばDCCが標準装備となるTDI R-Line(4,599,000)がベスト。"
- 西村 直人
- 交通コメンテーター
- WRカーやF1、MotoGPマシンのサーキット走行をこなし、4&2輪のアマチュアレースにも参戦。物流や環境に関する取材を多数。大型商用車の開発業務も担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席。自動運転技術の研修会(公的/教育/民間)における講師を継続。警視庁の安全運転管理者法定講習における講師。近著は「2020年、人工知能は車を運転するのか」(インプレス刊)。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
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429.9 〜 724.9
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- 中古車本体価格
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154.5 〜 569.0
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