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ヒョンデ アイオニック5 「【再レビュー】1年保有して。」のユーザーレビュー
stboxさん
ヒョンデ アイオニック5
グレード:アイオニック5_RHD 2022年式
乗車形式:マイカー
- 評価
-
3
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 燃費
- 5
- デザイン
- 5
- 積載性
- 3
- 価格
- 2
【再レビュー】1年保有して。
2025.8.12
- 総評
- 1年間毎日見ても見飽きない、そしてほかの誰ともにつかない独特な雰囲気とデザインは、どこへ行っても注目の的となる。充電ステーションではよく話しかけられるが、これもBEV界隈の醍醐味と言えよう。
1年前は、長距離や極寒の地に住んでいる人にはお勧めしないと書いたが、実際に寒冷地で長距離運用をしたところ、大して困ることがなかったためこの場をもって撤回とする。大きいバッテリーを搭載したBEVは、この辺上手くやってのけるのだ。
真冬でも航続可能距離は400kmをキープ。実用範囲内でも350kmは行くし、バッテリーコンディショニングを行えば先述の通り爆速充電が可能である為、SAPAや道の駅などの急速充電では最大効率で回復可能。季節問わず、通年使えるBEVである。
充電設備といえば、私は1年間自宅に充電設備がない環境で運用していたが、まったくもって困ることはなかった。
最近では急速充電スタンドは世間に結構普及しており、よほどのことがない限り充電難民にはならない。eMPに加入していないなど、ゲスト・ビジター料金の場合多少割高になるが、それでもICEと比べれば安く済むのである。
一方で、先述の通り致命的な欠陥が明らかになり、ワクチン程度のソフトウェア制御で耐えているが、ICCUの問題は本当に何とかしてほしいところ。1年前は★5としていたが、今回はこの致命的な欠陥を理由に★3とした。
小さな不満はやはりぽつぽつ出てくるもので、詰めが甘いというか、もう一つなんだけどなあという印象が大きい。
とはいえ、全体的には世界トップを狙える車であることは間違いなく、実際に数多くの賞を取っている理由はよくわかる。
全体を通して、一部を除き、大満足のマシンなのである。 - 満足している点
- 1.やはりド深夜超早朝でも遠慮なく出かけられる点は大きい。朝焼け+空いている時間帯のドライブが最高である。
2.渋滞等のストップアンドゴーはもちろんだが、案外長距離でも強い。
3.急速充電が国内トップクラス(800V~1000V級)に(無料のアップデートで)対応し、150kW以上の速度で充電が可能になった。(800V200Aなら160kW)
4.キャンプでV2Lが非常に便利。ガンガン使っても大容量バッテリーゆえ、大して影響はない。
5.一番下の58kWh(125kW/170PS)モデルでも0-100が8秒なので合流も問題ない。一方、ECOモードなら極めてなめらかな発進停止が可能。
6.iPedalによる完全停止が可能。これができるBEVは限られているため、貴重といえる。安全運転であればブレーキペダルに踏みかえることはほぼない。
7.360°カメラ、左右の死角カメラ、センサー類は優秀。ユーザーのことを考えている設計であることがわかる。 - 不満な点
- 1.やっぱり車幅1890mmはデカいって。狭い住宅街は無理!!
2.さらに最小旋回半径が6.0mで、ほんとに小回りが利かない。駐車はカメラとセンサー、そしてドライバーの腕次第。
3.大きい割にはトランクの大きさに難あり。ホイールベースをながーくして後部座席の広さを取ったため犠牲になっているようだ。
4.これが超大問題。ICCUに不具合があって、走行中にいきなりエラー吐いて次第に動かなくなる持病を持っている。新IONIQ5を含む他のHyundai車はこれを起こさないが、初期IONIQ5と初期IONIQ6はトンデモ持病を抱えている。
これが不具合を起こすと、12Vバッテリーへの給電ができなくなり、インフォテイメントシステムや車両制御装置が次第にエネルギー切れで動かなくなる。対処法はレッカーしてICCUの交換をするほかにない。サービスキャンペーンやリコールでソフトウェアで制御できる範囲内で対策をしているが根本解決をしていないので、再発するときは再発してしまう。
全く発生しない個体もあれば、何度交換しても再発する個体もあるようで、正直ギャンブルである。保証期間後の故障では、工賃含めて修理に60程度かかるようなので、
正直根本解決するまでは、中古で魅力的な価格とはいえ、初期IONIQ5を買わないほうがいいと思う。新型IONIQ5が、それ以外のBEVへの再検討を強く推奨する。
どんな製品も初期型は致命傷を抱える運命だが、それを乗り越えるのがメーカーの仕事である。さてヒュンダイのままなのか、ヒョンデになれるのか、見物だ。
- デザイン
-
5
- 他にないデザイン、どこから見ても近未来そのもののデザインで、個人的にはめっちゃささるデザインである。
- 走行性能
-
5
- ゆったりモードから何もかもが機敏となるスポーツモードまであり、必要に応じて性格を露骨に変えることができるのは、BEVならではと言えよう。
ホイールベースが3000mmもあるが、これは高速域で極めて安定感のある走りを生む。東北道の120km/h区間で制限速度まで出しても恐ろしいくらい安定している。
ちなみに120km/hまでの加速は余裕。踏み続けたら平気で150km、頑張れば190km/hまで加速する(参考:アウトバーンで58kWhモデルのIONIQ5を走らせている動画がある) - 乗り心地
-
4
- 低重心&重量物のため、足は硬め。これはBEVすべてに言える。
キツめのカーブでもロールはほぼせず、路面をしっかりとらえて曲がる。
静粛性は流石BEVといったところ。専用タイヤだとほんとに静か。
後輪のタイヤハウスは、スポンジ?布?のようになっており、音を吸収しているようだ。おかげでたわしでゴリゴリしても汚れがあまり落ちず、洗車がクソ大変だが。 - 積載性
-
3
- もはやどの車でもそうだが、この車も後部座席を倒せばフルフラットになる。床下バッテリーの為トランクの床が高く、その割に全高がないので高さがあるものは積みにくい。また、車格の割には全体的に収納は弱い。
家族4人+キャンプグッズ一式くらいなら全然OK。
後部座席を倒せばママチャリを分解せず乗せられる。 - 燃費
-
5
- 詳しくは私の電費記録のブログを参照願いたいが、電費はこのクラスのBEVの割には非常に優秀で、かつ私の運用方法だと電気代がほぼかからないのでリッター換算は場合によっては無限になる。雑に扱っても50km/L相当は出せるのではないだろうか。
目先の利益はめっちゃいい。 - 価格
-
2
- EVは中古価値が低い。ましてや一部のアホは相変わらず韓国を敵視しているのでなおさら。おかげで安く買えたが、裏を返せば下取りや売却では金額が望めないという事。
EVのリセールは期待しないほうがいい。 - 故障経験
- 車内V2Lのコンセントが接触不良。
これは日本仕様のみに起こる持病のようで、交換を依頼したとき、中身が結構ボロボロになっていたらしい。仮にも1600Wを取り出す場所なので、ボロボロとかマジで勘弁してほしいんですけど...
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