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- 独自の使い勝手が光る
ダイハツ アトレーデッキバン 「独自の使い勝手が光る」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 5
- 燃費
- 3
- 価格
- 2
独自の使い勝手が光る
2025.9.1
- 年式
- 2024年11月〜モデル
- 総評
- 多くの人は求めていないけれど、一部の根強いユーザーからは絶大な支持がある。このアトレーデッキバンも、そんな1台。軽バンの荷室部分の屋根を取っ払って荷台化したモデルなわけですが、それだけで「どう使おうか」と夢が広がりますね。普通の人にはオススメしませんが、明確な目的、もしくはこのボディが「楽しそう」と思えたら(同じボディのハイゼットデッキバンを除き)唯一無二の選択肢となるでしょう。
- 満足している点
- 軽バンと違って「室内に積めない荷物や積みたい荷物を荷台へ積める」ことに加え、軽トラックと違って「室内が広い」と“いいとこ取り”。逆にいえば“中途半端”となりますが、どう捉えるかはその人次第。「いいとこどり」と判断できる人が、「このクルマを買う資格がある人」となるでしょうね。同じボディを使う「ハイゼットデッキバン」との違いは、装備が充実していることとターボエンジンを組み合わせることです。
- 不満な点
- 後席に座ると背もたれが垂直すぎて快適性が……。とはいえ、これは車体設計上仕方ないですね。
- デザイン
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3
- ワンボックスとトラックのミックスといえばいいでしょうか。独特のプロポーションで見た目のインパクトはなかなかですね。まさに実用性からのデザインといってよさそう。ある意味、荷台の短いダブルキャブ。
- 走行性能
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3
- ターボエンジンを積んだうえで、トランスミッションはトルクを有効に使えるCVTを組み合わせるので想像以上に力強くスムーズな加速(絶対的な速さはありませんが)。コーナリングも以前の軽バンや軽トラックに比べると滑らかですね。
- 乗り心地
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4
- これ、びっくりしました。従来の軽バンや軽トラックをイメージして乗ると全然違うじゃないですか。かなり洗練されていて、たとえば橋の継ぎ目を越えたときなど、びっくりするぐらい衝撃をしっかりと吸収して快適。この乗り心地の良さは、従来の軽バンや軽トラックとは比べ物になりませんね。
- 積載性
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5
- 絶対的な積載性でいえばたいしたことありませんが、このクルマの価値はそこではありません。「車内に積みたい荷物」と「車外に積みたい荷物」を、状況に合わせて積み分けできるのが魅力です。
- 燃費
-
3
- WLTCモード燃費値は14.7km/L。CVTを組み合わせるおかげで実燃費も悪くないですね。おもしろいのは、WLTCモードでは4WD車の燃費も2WDモデルの燃費も同じ数値となっていること。通常は2WDとして走る電子制御式の4WDが効いているんでしょうかね。とはいえ、車両重量は4WDのほうが40㎏重いですが。
- 価格
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2
- 2WDモデルでも200オーバーとなかなかのプライス。ただしアトレーデッキバンは電動スライドドアなどの上級装備も標準採用だし、エンジンもターボ。さらに生産台数も少ないから製造コストが高くなりがち。そのあたりを考えれば許容範囲内と言ったところでしょうか。
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
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200.2 〜 215.6
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- 中古車本体価格
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165.9 〜 354.0
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