CARVIEW |

1t超もその魅力は輝きを増すーー新型ロードスターは“小さな”変化で走りを“大きく”進化させた
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:市 健治 27
進化した“ヒラリ感”
「ロードスター」の大幅改良モデルに、ワインディングで試乗する機会を得た。
改良の骨子は「先進安全技術の進化」と、「マツダ コネクト」におけるサイバーセキュリティ対策だ。そしてここに、アピアランスのアップデートと、ダイナミクスの“小変更”が加わった。
しかしそのダイナミクスの“小変更”こそが、ロードスターの走りを“大幅”に変えていたと筆者は感じた。
>>9年目の改良で魅力マシマシ! マツダ ロードスターマイチェンモデル 来年1月発売
新型ロードスターを走らせてまず驚かされたのは、新しくなった電動パワーステアリング(EPS)の素晴らしさだ。大げさでも何でもなく、普通にカーブを曲がっただけで、誰もがその良さを噛みしめるだろう。
ステアリングシステムとしては、まずラックの摩擦が低減された。サプライヤーは同じだが、モーターを新型とし、その制御を今回からマツダ自身が行ったのだという。
その制御は初期から適正なフィードバックトルクが立ち上がるようになり、まず操舵感そのものが上質になった。そして肝心なカーブでは、車体の動きがとても操作しやすくなった。
比較すると旧型は、この微少舵角域でパワステの押さえが効かず、ハンドルが切れすぎてしまう。そして足周りに荷重が掛かってくると、ようやくそのロールスピードがジワッと抑えられる感じだった。
ロードスターといえば、“ヒラリ感”という言葉が有名だ。
そしてこの一舵目の動きをヒラリ感だと捉えるならば、新型にはそれがなくなったと言えるだろう。しかし筆者に言わせれば旧型のそれは“グラリ感”で、速度域が上がるほどその応答遅れが、“ヒヤリ感”に変わる。
つまりロードスターが持つ本質的なヒラリ感は、本当は別のところにあるということを、今回のアップデートで確かめることができた。
>>ロードスターってどんな車? 価格やスペックはこちら
>>ロードスターの気になる点は? みんなの質問はこちら
>>ロードスターのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ロードスターの中古車相場はこちら
>>乗り換え時はいくらに? ロードスターのリセール価格はこちら
この記事に出てきたクルマ マイカー登録
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
-
2024/2/02 12:43NB/NC/NDと乗り継いでいますが、常用得度域ではどんな時も楽しく感じています。限界まで攻めたときや危険回避などの挙動は分かりませんが、旧型でも十分楽しめると思います。決して負け惜しみではありませんw
-
ログインしてコメントを書く
-
-
2024/2/02 14:394世代も続いたクルマなので充分成熟していると思います。評論家がいろいろ言うけどどれも重箱の隅をつつくような事ばかり。一般的なドライバーがクルマの限界で走行するなんてまず無いから・・・。
NDロードスターは、カジュアルなスポーツカー誰が乗っても笑顔になれるクルマ!大好きです。-
ログインしてコメントを書く
-
-
2024/2/02 12:06比較すると旧型は、この微少舵角域でパワステの押さえが効かず、ハンドルが切れすぎてしまう】
昨年型(旧型?)に乗ってますが、ハンドルが切れすぎてしまうということは全くありません、筆者が運転が下手なだけじゃないのか。-
ログインしてコメントを書く
-
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
おすすめのニュース
サイトトップへ-
スポーツ 2025.09.29
ラリークロス界の古豪ハンセンが水素燃料シリーズ初参入。バトン率いるJBXも名称新たに再出発/エクストリームH
-
スポーツ 2025.09.29
ダビデ・ブリビオ「小椋藍の欠場は難しい決断。怪我の悪化は前日の努力を説明するものだ」/第17戦日本GP
-
業界ニュース 2025.09.29
「無言の帰宅」SNSで炎上――露骨な“知識マウント”浮き彫りに? 理解より自己顕示のネット実態とは
-
業界ニュース 2025.09.29
無骨な愛嬌を完全再現。手のひらサイズの「SJ10ジムニー」が爆誕【1/10スケールRCが新発売】
-
ニューモデル 2025.09.29
「車の中ってマジ?」「もう家じゃん…」すごく広いベッド…しかも2段。今年発表されたキャンピングカー新モデルが凄すぎた。
-
業界ニュース 2025.09.29
「ちょっと意味がわからない…」ガラ空き駐車場で隣に止めてくる「トナラー」さん。いったい、なぜ?
-
業界ニュース 2025.09.29
【スーパーGT写真展 by Hidenobu Tanaka】第6戦・スポーツランドSUGO
-
業界ニュース 2025.09.29
「重戦車」か「韋駄天」か?ライバルをハイテク装備で無理やりねじ伏せた、異色のハイパフォーマンスカー【圧倒的な加速は今でも魅力】
-
業界ニュース 2025.09.29
京都~新潟を結ぶ“北陸道” 国道8号にバイパス開通! 「60年越し」の“悲願の全線開通”で「米原の大渋滞」が完全解消! ブツ切れ消滅で今後は「4車線化」も進行
-
業界ニュース 2025.09.29
海自イージス艦「長射程の巡航ミサイル」積むため米国へ! 事前実施のミサイル搭載訓練を動画で公開
-
業界ニュース 2025.09.29
200台集結! 第2回OACサウンドコンテスト…埼玉スタジアム完全レポート
-
業界ニュース 2025.09.29
そこが知りたい! 下手な運転・上手い運転の決定的な差とは
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム 2025.9.29
新型「プレリュード」の復活からひもとく“クーペ”という特別な存在。デートカーのルーツは18世紀の馬車だった?
-
コラム 2025.9.29
BMW次世代「3シリーズ」は2026年登場予定! 小型化グリル採用でデザイン言語を刷新
-
コラム 2025.9.29
「水素はディーゼルに代わる存在になる」。トヨタが言う“燃料電池車の時代”は本当に来るのか? なぜすぐに実現しないのか?
-
コラム 2025.9.29
最強4WDミニバン「デリカD:5」は最安グレード「M」でも大丈夫か? 全7グレードの特徴と失敗しない選び方
-
コラム 2025.9.29
【考察】「アクア」の“ハンマーヘッド顔”は終焉の序章? 新型は正常進化か、「ヤリス」と統合される“終わりの始まり”なのか
-
規模コスト削減と人員削減の行方" width="200"> コラム 2025.9.29
「NISMOフェス」中止の裏側。日産が示す2500億規模コスト削減と人員削減の行方
-
コラム 2025.9.28
【シレッと】「シビックタイプR」が販売再開。「レーシングブラックパッケージ」が約18値上げも注文殺到でまたすぐ停止の事態に?
-
コラム 2025.9.28
「センチュリーはそこじゃない!」 豊田章男会長がSNSで反応…配置変更の裏に隠された10月13日の意味深な予告とは
-
コラム 2025.9.28
「驚愕の価格設定」の声。スズキ初のBEV「eビターラ」国内発表に大反響…グレードごとに異なる航続距離が悩ましい?
ログイン
あなたにおすすめのサービス
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
コメントの多い記事 2025.09.29更新
関連サービス
