CARVIEW |

LFA・オン・サーキット その実力と魅力を探れ
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:トヨタ自動車
去年の東京ショーで掴めたLFAのイメージ
正直にいうと、レクサスLFAは僕のなかではあまり存在感の高いスポーツカーではなかった。僕が最初にその存在を意識したのは数年前のジュネーヴショーで、レクサスブースに展示された白いボディのコンセプトモデルを目の当たりにしたときだった。しかしそのLFAコンセプト、一体エンジンをどこに積んでいるのだろうと思ったものだった。ボンネットは比較的短いデザインで、これでフロントにV10エンジンを縦置きできるのだろうかと思った一方で、コクピットとリアホイールのあいだの空間はやや長めだったから、少なくとも横置きにすればリアミドシップにV10を収めるのも可能に思えた。つまり、フロントエンジンなのかミドエンジンなのか、外観からは明確に判断できなかったのだ。
その後LFAは、カーボンファイバー製モノコックボディのフロントにV10エンジンを収め、ギアボックスをトランスアクスル配置した後輪駆動車であることが明確になり、プロトタイプがニュルブルクリンク24時間にも参戦するようになっていた。しかしそれでもLFAのプレゼンスが僕のなかでそれほど高まってこなかったのは、それが何を特徴とし、どういうキャラクターを持ったスポーツカーなのか、イマイチ掴めなかったからだ。
そこにひとつの姿が見えそうになったのが、2009年の東京モーターショーでのことだった。輸入車の大半が欠席したあの寂しい東京ショーで、トヨタFT86やホンダCR-Zプロトタイプと並んで華やかな話題を振りまいていた一台がLFAだったが、そこに取材のため立ち寄った際、「吉田さんの記事はカーグラ時代から読ませていただいてまして・・・」と話し掛けられて僕自身驚いたのが、レクサスLFAの開発責任者、棚橋晴彦チーフエンジニアだった。聞けばレクサスLFA、「とにかく音のよさと走りの気持ちよさを追求したクルマなんですよ」という。チーフエンジニアのその言葉からLFAのキャラの一端が見えた気がして、ぜひドライビングしてみたいものだと僕は初めて思ったのだった。
吉田 匠のSPブログで『LFAの奏でる “天使の咆哮” ぜひ聴いて欲しい!』をチェック
全国のレクサス LFA中古車一覧 (8件)
みんなのコメント
ログインしてコメントを書く
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
おすすめのニュース
サイトトップへ-
" width="200"> 業界ニュース 2025.10.01
【25’ 9/29最新】レギュラーガソリン、4週ぶり値下がり 平均価格は175.2
-
ニューモデル 2025.10.01
ボルボ「EX40」にプレミアムな特別仕様車、最後を飾る「クラシックエディション」登場
-
業界ニュース 2025.10.01
ワールドプレミア続々!BYDが最新モデル一挙展示 ジャパンモビリティショー2025
-
業界ニュース 2025.10.01
ウエット路面でもしっかりした反応と安定感! 「ハンコック」オールシーズンタイヤの実力を試してみた
-
業界ニュース 2025.10.01
おしゃれで価格もイイ感じ!! 家族の選択肢上位に入ってきそうなフィアット ドブロ
-
業界ニュース 2025.10.01
藤原拓海の「AE86」と高橋啓介の「RX-7」も登場!?「頭文字D」イベント「クスコ」「フジツボ」「プロジェクト・ミュー」ブースに最新パーツ
-
超えの「カレラGT」ってどんなクルマ?" width="200"> 業界ニュース 2025.10.01
612馬力の「V10エンジン」搭載! 20年前に登場した「白いポルシェ」が米国オークションに登場! 落札予想が4億超えの「カレラGT」ってどんなクルマ?
-
業界ニュース 2025.10.01
オートバックスから洗車の心強い味方が登場! お掃除ラクラクな電動フォームガン&小型ブロアー発売!
-
業界ニュース 2025.10.01
“エモを感じる自転車を作る”――ミニベロのマイナスに向き合うタイレルが「Made in 讃岐」にこだわる理由とは
-
ニューモデル 2025.10.01
マセラティ、「グレカーレ」に安心パッケージ 延長保証やメンテパックなど付帯
-
業界ニュース 2025.10.01
新車約572! スバル「新型SUV」発表! 斬新フェイスד光る六連星エンブレム”初採用! 338馬力のスポーツ仕様「XT」を新設定した「新型ソルテラ」米国で登場!
-
業界ニュース 2025.10.01
アジア圏で人気の“排気量155cc” ヤマハ「YZF-R15」に新色がインドで登場!「新・国際色」で国内導入はある? ネットでの反響とは
あわせて読みたい
サイトトップへ-
コラム 2025.10.01
【ついに中国の黒船が来る】BYDが秋の「JMS2025」で来年投入予定の“軽EV”をワールドプレミアする可能性が高まる!
-
コラム 2025.10.01
開発中の新型「スカイライン」は“日産の象徴”として26年登場の可能性も。パワトレやボディタイプはどうなる?
-
コラム 2025.10.01
軽もブランド力が決め手の時代に。新型「デリカミニ」は「デリカD:5」直系のイメージで軽スーパーハイト市場に新潮流を起こす
-
コラム 2025.10.01
北米で人気のマッチョ系SUV「ウィルダネス」日本導入の可能性。2026年10月にフォレスター&クロストレックが上陸するかも?
-
コラム 2025.10.01
スズキのエンブレム変更に賛否。「落ち着いて洗練された」「どこが変わったのか分からない」…各メーカーが「フラットデザイン」を採用する理由とは
-
コラム 2025.10.01
【神アプデ】「ヴェゼル」待望の新グレード「e:HEV RS」の価格判明!? RS初の4WD設定と立体駐車場対応で人気爆発の予感
-
コラム 2025.10.01
日産の逆襲が始まる。「エルグランド」新型&新型EVが並ぶジャパンモビリティショー2025最新情報
-
コラム 2025.10.01
【深読み】トヨタ予告の「新プロジェクト」は「センチュリーのブランド化」が濃厚…その裏には「全固体体電池モデル」の登場が控えている説
-
コラム 2025.10.01
「プレリュード」に続く…まさかの「ブルドッグ」復活か。ホンダがJMSで公開する“小型EV”がどう考えても80'sの名車「シティターボII」の再来に思える理由とは?
ログイン
あなたにおすすめのサービス
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
コメントの多い記事 2025.10.02更新
関連サービス
