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車中泊におすすめの車25選|フルフラットになる車や便利グッズ、注意点まで解説
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / 日産 / ホンダ / マツダ / スズキ / ダイハツ / メルセデス・ベンツ / BMW / ボルボ / シトロエン / ミニバン / SUV / 軽自動車 / 商用車 / タフト / ハイエースバン / カングー / デリカD:5 / フォレスター / Vクラス / フリード / NV200バネットバン / XC90 / セレナ / エクストレイル / RAV4 / キャラバン / NV350キャラバン / X5 / エブリイ / ジムニー / ハスラー / N-BOX / CX-5 / スペーシアベース / ベルランゴロング / デリカミニ / ランドクルーザー250 / N-VAN e: / 田端邦彦
2026/09/18
▲車中泊できる車は意外に多い。中には車中泊仕様も。写真は日産 キャラバン(5代目)の「マイルーム」今やアウトドア・レジャーの1ジャンルとして、地位を確立しつつある車中泊。「旅の自由度が高まる」「ペットとも一緒に遠出しやすくなる」「非日常感を味わえる」など独自の魅力がある。
そこで、この記事では車中泊に適した車を紹介。おすすめ車種のフルフラットスペースの一覧や車中泊にあると便利なグッズなども解説する。
車中泊する車の選び方・ポイント
車中泊を楽しみやすい車を選ぶポイントは次の4つ。移動手段として選ぶときとは基準が異なるので要チェックだ。
- ①車中泊スタイルに合ったボディタイプを選ぶ
- ②フルフラットになるか、アレンジしやすいか調べる
- ③就寝&収納スペースの広さが十分か確かめる
- ④アクセサリー電源の有無・配置に注目する
①車中泊スタイルに合ったボディタイプを選ぶ
車中泊とひと口にいってもレジャーがメインで仮眠の延長程度から、車内に連泊しながら旅をするケースまで、スタイルは多種多様。そのため、車中泊に適したボディタイプも、人によって異なる。
| ボディタイプ | 特徴・オススメの人 |
|---|---|
| SUV | 自然を駆ける悪路走破性と、舗装路での快適さが長所。室内も広め。フィールドまでの移動を重視する人、レジャーを楽しむために車中泊する人に最適 |
| ミニバン | 広い室内と、3列シート車ならではの多彩なシートアレンジが魅力。街乗りメインで荷物を運ぶ機会が多いが、車中泊も楽しみたい人に適している |
| 軽自動車 | 低コストで扱いやすいのが利点。軽スーパートールワゴンなら、工夫次第で快適な車中泊が可能。基本ソロで使いたい人、経済性を優先する人向き |
| 商用バン | 広大でスクエアな荷室は車中泊に適役。ただし装備は簡素なものが多い。自分好みにカスタマイズしたい人、快適な車中泊を楽しみたい人に◎ |
| ボディタイプ | 特徴・オススメの人 |
|---|---|
| SUV | 自然を駆ける悪路走破性と、舗装路での快適さが長所。室内も広め。フィールドまでの移動を重視する人、レジャーを楽しむために車中泊する人に最適 |
| ミニバン | 広い室内と、3列シート車ならではの多彩なシートアレンジが魅力。街乗りメインで荷物を運ぶ機会が多いが、車中泊も楽しみたい人に適している |
| 軽自動車 | 低コストで扱いやすいのが利点。軽スーパートールワゴンなら、工夫次第で快適な車中泊が可能。基本ソロで使いたい人、経済性を優先する人向き |
| 商用バン | 広大でスクエアな荷室は車中泊に適役。ただし装備は簡素なものが多い。自分好みにカスタマイズしたい人、快適な車中泊を楽しみたい人に◎ |
まずは目的に応じた室内のキャパシティがどのくらいか、移動の快適さをどれだけ重視するかでボディタイプを選ぶと良いだろう。
②フルフラットになるか、アレンジしやすいか調べる
前席を後ろに倒してフルフラット、または後席を前に倒して荷室とフラットになることが、車中泊に適した車選びの大前提。床面の凹凸やシートをつなげた際の隙間、荷室床との段差などをチェックする。
当然アレンジのしやすさにも注目。シートを楽に倒せるか、寝床のセッティングに手間がかからないかも調べよう。

ライター・田端邦彦重要なのは「自宅で就寝するような快適さ」を車中泊に求めないこと。本格的なキャンピングカーではないので、快適に休みたいならマットなどで床を平坦化する工夫が必須です。
③就寝&収納スペースの広さが十分か確かめる
車中泊する人数にもよるが、自分の体より長く幅のある床面が確保できるかも必須の要件。腰や膝などを曲げた状態では体が休まらない。
実車でフルフラット状態にし、シートの大きさや荷室寸法を確認すること。もちろん、荷物を置く収納スペースの確保も忘れずに。車内に置けないなら、ルーフキャリアの利用可否などもリサーチしておきたい。
▲室内はスクエアに近く、床に凹凸や硬い金属・樹脂パーツがない方が望ましい。写真はトヨタ ランドクルーザー250(初代)の荷室④アクセサリー電源の有無・配置に注目する
車中泊でも電化製品を活用できると便利。現在では多くの車にUSB電源やAC100V電源が装備されている。ただし、よく使う電化製品に対応した電力か、就寝スペースの近くに電源があるかなどは事前に確かめておこう。
移動&スタイル重視|車中泊におすすめのSUV7選
ここからは車中泊におすすめの車をボディタイプ別に紹介していく。まずは道を選ばない機動力の高さから車中泊でも人気のSUV。移動の快適さと車中泊のしやすさをてんびんにかけ、自分に合った車種を選ぶと良いだろう。
①日産 エクストレイル(4代目):車中泊仕様も登場
▲4WD車のオフロード性能は良好で、キャンプ場などで見られる程度の悪路なら十分に対応可能。画像はアウトドア色の強い「ロック クリーク」4代目エクストレイルはミドルサイズSUVの中でも車中泊しやすいモデル。2列5人乗りと3列7人乗りが設定されており、2列目は4:2:4分割式で、3列目は5:5分割の前倒し格納式を採用している。
どちらも荷室は広々としているが、車中泊向きなのは5人乗り。荷室容量が575L(2列目使用時)とクラス上位で、床面もフラットになる。
2025年9月の改良では、アウトドア向けの外観・装備を備えたグレード「ロック クリーク」を追加。2026年1月にはベッドマットなどを標準装備する「ロック クリーク マルチベッド」も設定されている。
▲ロック クリーク マルチベッドの車内。フラットな床面で快適に就寝できる他、床下に荷物も収納可能中古車掲載台数は約700台で、9割以上を4WD車が占める。乗車定員別で見ると、7人乗りが10台以下と少なめだ。
中古車流通量の多い年式は2023年式で、価格帯では総額340万~380万円がボリュームゾーン。走行距離3万km以下の物件も総額300万円前後から見つけやすくなる。
▼検索条件
日産 エクストレイル(4代目)4代目エクストレイルの注目データ
- ボディサイズ:全長4660~4705mm×全幅1840mm×全高1720mm
- 室内寸法:室内長1980~2545mm×室内幅1540mm×室内高1255mm
- 乗車定員:5~7名
- パワーユニット:ハイブリッド
- 排気量:1497cc
- 最高出力:エンジン144ps/モーター前204ps(2WD)
- 最大トルク:エンジン250N・m/モーター前330 N・m(2WD)
- 燃費(WLTCモード):18~19.7km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:319.9万~596.2万円
②マツダ CX-5(3代目):メーカーの本気度が見える
▲2026年5月に登場したマツダCX-5(3代目)。パワートレインはマイルドハイブリッドのみだが、2027年には新しいユニットを導入予定さらに洗練された「人馬一体」の走りがトピックとなる3代目CX-5だが、車中泊も歴代モデル以上にしやすくなっている。
ボディサイズだけでなく、室内の広さも拡大。後席を折りたたみ、荷室とつなげたときのフロア寸法は奥行き1845mm×幅1050mm。これだけのスペースがあれば大人2名が横に並んで寝転がれるだろう。
加えて、外したヘッドレストを通常とは逆向きに付けることができ、枕代わりに使える……という気の利きようだ。そのうえ、オプションでベッドクッションやウインドシェードなどをセットにした「車中泊パッケージ」(9万5150円)まで用意されている。
▲後席シートバックを前に倒すだけで、簡単にフラットにできる発売されたばかりなので、中古車市場に流通している物件はごくわずか。今後の充実に期待したいところだ。
3代目マツダ CX-5の注目データ
- ボディサイズ:全長4690mm×全幅1860mm×全高1695mm
- 室内寸法:室内長1890mm×室内幅1592mm×室内高1299mm
- 乗車定員:5名
- パワーユニット:マイルドハイブリッド
- 排気量:2488cc
- 最高出力:エンジン178ps/モーター6.5ps
- 最大トルク:エンジン237N・m/モーター60.5N・m
- 燃費(WLTCモード):14.2~15.2km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:330万~430.7万円
③スバル フォレスター(6代目):限られた室内空間を最大限に活かす工夫
▲フォレスターは2025年4月に6代目へとフルモデルチェンジ。クロスオーバーSUVをけん引してきたモデルだフォレスターといえば、スバル独自のAWDと走りの良さが思い浮かぶが、6代目は室内空間の作り方も巧み。後席はシートバックを倒すだけで荷室とフラットになる。
これだけだと前席と床に隙間が空いてしまうが、その対策も万全。メーカー純正アクセサリーとしてフロアを延長する「リアシートバックエクステンション」(4万700円)が用意されているのだ。
これを利用すると奥行き約1850mmのフラットな空間ができる仕組み。車中泊する人ならぜひ手に入れたい。
▲手軽に済ませるなら、前席との隙間にエアクッションを挟むのも手デビューから1年以上が経過し、中古車市場も少しずつ充実。中古車流通台数は約160台となっている。
パワーユニットには1.8Lガソリンターボと2.5Lストロングハイブリッドが設定されているが、中古車では後者が圧倒的に多め。価格は総額410万円~が目安だ。
▼検索条件
スバル フォレスター(6代目)6代目フォレスターの注目データ
- ボディサイズ:全長4655mm×全幅1830mm×全高1730mm
- 室内寸法:室内長1950mm×室内幅1540mm×室内高1270mm
- 乗車定員:5名
- パワーユニット:ガソリンターボ/ハイブリッド
- 排気量:2498cc(ハイブリッド)
- 最高出力:エンジン160ps/モーター119.6ps(ハイブリッド)
- 最大トルク:エンジン209N・m/モーター270N・m(ハイブリッド)
- 燃費(WLTCモード):18.5~19.1km/L(ハイブリッド)
- 駆動方式:4WD
- 新車時の車両価格帯:385万~464.2万円
④トヨタ RAV4(6代目):ゆとりをもたせた室内空間
▲6代目RAV4では通常のハイブリッド車とアドベンチャー、GRスポーツで外観が大きく異なる6代目RAV4は従来の無骨さを引き継ぎつつ、より先進的に。パワートレインのラインナップはハイブリッド車とPHEVで、力強い走りと燃費性能を両立している。電源も充実しており、アウトドア・レジャーでも大活躍してくれるはず。
当然、荷室に高さを変えられるデッキボードを備えるなど、荷室の使い勝手も抜群だ。
後席をたたんだときの荷室空間は奥行き1806mm、幅は最小部でも1002mm。平均的な体格の大人でも、十分に就寝できるスペースだろう。
▲荷室空間は幅広でスクエアな形状。最も広いところでは1386mmの荷室幅があるデビューから1年たっていないため、中古車市場での流通台数は約260台。走行距離500km未満の物件がほとんどなのは、うれしいところだろう。
価格は最も安い物件で総額500万円前後と、今のところやや高めの水準。これからに期待したい。
▼検索条件
トヨタ RAV4(6代目)6代目RAV4の注目データ
- ボディサイズ:全長4600~4645mm×全幅1855~1880mm×全高1680~1685mm
- 室内寸法:室内長1880mm×室内幅1525mm×室内高1220mm
- 乗車定員:5名
- パワーユニット:ハイブリッド/プラグインハイブリッド
- 排気量:2487cc
- 最高出力:エンジン186ps/モーター前136ps+後54ps(ハイブリッド)
- 最大トルク:エンジン221N・m/モーター前208N・m+後121 N・m(ハイブリッド)
- 燃費(WLTCモード):21.5~22.9km/L
- 駆動方式:4WD
- 新車時の車両価格帯:450万~630万円
⑤トヨタ ランドクルーザー250(初代):ビッグなボディで車中泊しやすい
▲全長4.9mを超えるラージサイズで、険しい傾斜も越えていける対地障害角も確保初代ランドクルーザー250は、フロントスタビライザーのロック/解除をスイッチで操作できる「SDM」を搭載するなど高い悪路走破性がもち味。エンジンは2.8Lディーゼルターボと2.7Lガソリンで、駆動方式はフルタイム4WDだ。
一方でファミリーカーとして使える快適性を備えており、7人乗りと5人乗りが設定されている。2列目は6:4分割式、3列目が5:5分割の前倒し格納式。5人乗りなら荷室がフラットとなるが、フルフラットモードの長さは7人乗りが上だ。
であれば、エントリーグレードの「GX」でしか選べない5人乗りより、装備が充実した7人乗りが狙い目。荷室の床面はマットなどで対策できるからだ。
▲悪路でも車両の姿勢を把握しやすい水平基調のインパネを採用。加えて、インパネの高さを抑えて圧迫感も軽減している中古車掲載台数は約870台で、年式別ではデビュー年の2024年と2025年に集中。乗車定員別で見るとほとんどの物件が7人乗りだ。パワートレイン別ではガソリン車が7割以上ではあるが、新車では受注が一時停止中(※)のディーゼル車も少なからず存在する。
価格帯のボリュームゾーンは総額580万~620万円。走行距離3万km以下の物件も総額560 万円前後から狙える。
▼検索条件
トヨタ ランドクルーザー250(初代)初代ランドクルーザー250の注目データ
- ボディサイズ:全長4925mm×全幅1940~1980mm×全高1925~1935mm
- 室内寸法:室内長1930~2685mm×室内幅1600mm×室内高1190~1210mm
- 乗車定員:5~7名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/ディーゼルターボエンジン
- 排気量:2693~2754cc
- 最高出力:163ps(ガソリン)
- 最大トルク:246N・m(ガソリンエンジン)
- 燃費(WLTCモード):7.5km/L(ガソリンエンジン)
- 駆動方式:4WD
- 新車時の車両価格帯:520万~785万円
⑥BMW X5(4代目):高級SUVならではの贅沢な空間
▲2023年4月の変更で外観と内装デザインが変更に。ラインナップもハイブリッドのみとなった4代目X5は全長5mに迫る堂々のラージサイズ。パワートレインは多彩で、4.4L V8ガソリンターボ車と同マイルドハイブリッド車、3L直6ガソリンのPHEV、3L直6ディーゼルターボのマイルドハイブリッド車などが用意されている。
ボディサイズが大きいだけでなく、セカンドシートが長尺物を通せるセンタースルー構造となっているなど、使い勝手も優秀。荷室も出っ張りが少ないスクエアな形状で、車中泊しやすいはず。
リアゲートが上下分割式になっており、ベンチ代わりに使うこともできるのは便利だ。なお、乗車定員は5人乗りの他に7人乗り仕様も一部グレードに設定されている。
▲たたんだシート背面はやや斜めだが、スペース的には十分中古車の流通台数は約160台で、そのほとんどがディーゼル車「35d」「40d」だ。仕様別では「Mスポーツ」が多め。ハイパフォーマンスモデルの「M50」と、後継となる「M60」は合わせても約10台と少なめだ。
価格帯は総額で約400万~1310万円。走行距離3万km以下の物件は総額550万円前後から見つけやすくなる。
▼検索条件
BMW X5(4代目)4代目X5の注目データ
- ボディサイズ:全長4935~4940mm×全幅2005mm×全高1770mm
- 室内寸法:メーカー非公表
- 乗車定員:5~7名
- パワーユニット:ガソリンターボ/ディーゼルターボ/マイルドハイブリッド/プラグインハイブリッド
- 排気量:2992cc(ディーゼル)
- 最高出力:340ps(40d)
- 最大トルク:700N・m(40d)
- 燃費(WLTCモード):12.5km/L(40d)
- 駆動方式:4WD
- 新車時の車両価格帯:920万~1612万円
⑦ボルボ XC90(2代目):ラグジュアリーな車中泊を体験
▲2代目XC90は2016年1月に登場した息の長いモデル。2019年8月、2025年2月に外観や装備のリフレッシュが実施されたXC90はボルボのフラッグシップSUVだ。インテリアは北欧らしいエレガントさに満ちあふれていて、シートの座り心地、スイッチやレバー類の手触りまで極上。3列目に座る人まで快適に移動できる。
ラージサイズのボディだけに室内空間も広大。2列目・3列目のシートバックを前に倒すと奥行き2040mm、幅1192mmのフラットな空間ができあがる。大人2人が並んで横になることも可能だろう。
シートを前倒しするとヘッドレストが自動的に格納されるなど小技も利いている。
▲2列目・3列目シートを前倒ししたときの荷室空間は気持ちいいほどフラット中古車の流通台数は約300台。多くがマイルドハイブリッド仕様のガソリンターボ車だがPHEVも2割以上を占めている。
価格の目安はガソリンターボ車で総額500万円前後から、PHEVで総額500万円台後半からのスタートとなる。
▼検索条件
ボルボ XC90(2代目)2代目XC90の注目データ
- ボディサイズ:全長4950~4955mm×全幅1923~1960mm×全高1767~1775mm
- 室内寸法:メーカー非公表
- 乗車定員:4~7名
- パワーユニット:ガソリンターボ/マイルドハイブリッドターボ/プラグインハイブリッドなど
- 排気量:1968cc
- 最高出力:エンジン250ps/モーター約13.6ps(マイルドハイブリッドターボ)
- 最大トルク:エンジン360N・m/モーター40N・m(マイルドハイブリッドターボ)
- 燃費(WLTCモード):10.5~13.8km/L
- 駆動方式:4WD
- 新車時の車両価格帯:774万~1359万円
日常使いとの好バランス|車中泊におすすめのミニバン7選
ひと口にミニバンと言っても国産と輸入、コンパクトからラージサイズまで様々な種類がある。乗車定員やシート配置、シートアレンジも車種によって異なるので、週末以外の使い方も考えながら選ぼう。
①ホンダ フリード(3代目):コンパクトでも快適な就寝空間
▲3代目フリードは2024年6月に登場。すっきりした外観の「エアー」(右)とSUV風スタイルの「クロスター」(左)フリードは大人2名が無理なく就寝できるミニマムなミニバンと言えるだろう。標準仕様の「エアー」にはキャプテンシートの6人乗りと、ベンチシートの7人乗り。「クロスター」グレードには6人乗りと、ベンチシートの5人乗りが設定されている。
車中泊向けなのは「クロスター」の5人乗り。前席の背もたれを前に倒し、最前端までスライドさせると、長さ約197cm×幅約126cm×高さ約98cm(メーカー公式サイトによる実測値)という、広大なスペースを作り出せる。
マグネット対応のステンレス製有孔ボード「ユーティリティーサイドパネル」などの装備も、車中泊時には便利だ。
▲5人乗りクロスターのインテリア。1列目がウォークスルーなので、車中泊時に後席側から1列目に置いた荷物を取りやすいのもメリットだ中古車の流通台数は約1250台と多め。パワートレイン別では全体の半数以上がハイブリッド車で、乗車定員別では6人乗りが最多で全体の8割を占める。気になる5人乗りクロスターは全体の1割強と少なめだ。
価格帯は総額で約240万~400万円。走行距離3万km以下の物件も総額240万円前後から見つかる。ポップアップルーフなどに架装されたカスタム車も豊富だ。
▼検索条件
ホンダ フリード(3代目)3代目フリードの注目データ
- ボディサイズ:全長4310mm×全幅1695~1720mm×全高1755~1780mm
- 室内寸法:室内長1935~2645mm×室内幅1470mm×室内高1190~1280mm
- 乗車定員:4~7名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
- 排気量:1496cc
- 最高出力:エンジン106ps/モーター前123ps(ハイブリッド・2WD)
- 最大トルク:エンジン127N・m/モーター前253N・m(ハイブリッド・2WD)
- 燃費(WLTCモード):14.4~26km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:250.8万~360.3万円
②日産 セレナ(6代目):シートアレンジの多彩さは随一
▲通常モデルに加え、デザインが異なる「オーテック」や「ハイウェイスター」もラインナップ6代目セレナで基本となるのは8人乗り仕様。2列目中央席は1列目の位置までスライドできる「スマートマルチセンターシート」を採用しており、使用シーンに応じてレイアウトをアレンジできる。
一方で、最上級グレードの「ルキシオン」やe-4ORCE車(ハイブリッドの4WD車)、オーテック仕様の一部は、2列目シートがキャプテンシートとなる7人乗り仕様だ。
特筆すべきは、メーカー純正架装車として車中泊専用仕様「セレナ マルチベッド」が用意されていること。専用設計されたベッドマットは厚みが十分にあり、大人2名がゆったり就寝できる。ディーラーで購入できるのもありがたい。
▲セレナ マルチベッドの外観。床下の収納量も十分。なお乗車定員は4~5人となる中古車掲載台数は約1670台で、そのうち9割近くが8人乗りだ。駆動方式では2WD車がほとんどで、グレード別ではハイウェイスター系が8割弱。マルチベッドも少数ながら流通している。
価格帯では総額で約310万~380万円がボリュームゾーン。高年式では総額400万円台の物件が多くなる。走行距離3万km以下という条件だけなら、総額270万円前後から探すことが可能だ。
▼検索条件
日産 セレナ(6代目)6代目セレナの注目データ
- ボディサイズ:全長4690~4825mm×全幅1695~1725mm×全高1865~1895mm
- 室内寸法:室内長3135~3145mm×室内幅1545mm×室内高1400mm
- 乗車定員:4~8名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド
- 排気量:1433~1997cc
- 最高出力:エンジン98ps/モーター前163ps(ハイブリッド・2WD)
- 最大トルク:エンジン123 N・m/モーター前315N・m(ハイブリッド・2WD)
- 燃費(WLTCモード):11.6~20.6km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:271.9万~521万円
③三菱 デリカD:5(初代):自然の奥深くまで行けるミニバン
▲通常グレードの他に「アーバンギア」というエアロスタイルも設定される3列シートのミニバンながら悪路走破性はSUVも顔負け。デリカD:5は世にもまれなキャラクターの持ち主だ。
2019年2月の改良でデザインとともに、パワートレインが変更。以前は2Lと2.4Lのガソリンエンジンが用意されていたが、以降の中期型は2.2Lディーゼルターボのみに(※)。さらに2026年1月にも内外装を変更。四輪制御技術や安全性能がより向上している。
2列目と3列目を後倒しすれば、大人2名での車中泊も可能。2列目の凹凸を埋めれば快適に休めそう。フロアコンソールボックスの背面にAC100V電源が用意されているのも良い。2026年1月以降は標準装備だが、以前は一部グレードで非装備なので要注意だ。
▲サードシートは左右跳ね上げ式。操作自体は軽い力で済むものの、室内空間は狭まる中古車の流通台数は約3200台で、その約8割がディーゼル車だ。駆動方式では4WD車が9割弱。中期型ばかりでなく、2019年1月以前の前期型も多く流通している。
走行距離5万km以下の物件が前期型なら総額180万円前後、中期型以降なら総額330万円前後から見つけやすくなる。室内空間のサイズなどはほぼ一緒なので、価格を優先するなら前期型を選ぶのも一案だ。
▼検索条件
三菱 デリカD:5(初代)初代デリカD:5の注目データ
- ボディサイズ:全長4730~4800mm×全幅1795~1815mm×全高1825~1875mm
- 室内寸法:室内長2980mm×室内幅1505mm×室内高1310mm
- 乗車定員:7~8名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/ディーゼルターボ
- 排気量:1998~2359cc
- 最高出力:145ps(ディーゼルターボ)
- 最大トルク: 380N・m(ディーゼルターボ)
- 燃費(WLTCモード):12.6~12.9km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:221.3万~494.5万円
④トヨタ アルファード(4代目):高級ミニバンも工夫次第で車中泊可能
▲4代目は2023年6月に登場。2025年1月にはプラグインハイブリッドが追加された最高級ミニバンといえばアルファード。乗り心地のよさや装備の豪華さは国産ミニバンの中でもトップクラスだ。
ほとんどが2列目キャプテンシートの7人乗り仕様だが、「G」グレードには8人乗りの2列目ベンチシート仕様が設定。車中泊目的なら後者が有利だ。
ただ、「厚手のマットを敷く」「Aftermarket品のベッドキットを導入する」といった工夫をすれば、キャプテンシート車でも快適に車中泊できる。
▲キャプテンシート仕様はラウンジのような雰囲気中古車の流通台数は約2350台。ほぼすべてがハイブリッド車で、PHEVはごくわずかだ。乗車定員別では7人乗りが多く、8人乗りは約160台となっている。
走行距離3万km以下の物件は総額500万円前後から見つけることが可能。8人乗り仕様は装備が比較的簡素なグレードでもあるため、コスト面でも狙い目だ。
▼検索条件
トヨタ アルファード(4代目)4代目アルファードの注目データ
- ボディサイズ:全長4995mm×全幅1850mm×全高1935~1945mm
- 室内寸法:室内長3005mm×室内幅1660mm×室内高1360mm
- 乗車定員:4~8名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/ハイブリッド/プラグインハイブリッド
- 排気量:2487~2493cc
- 最高出力:エンジン190ps/モーター前182ps(ハイブリッド・2WD)
- 最大トルク:エンジン236N・m/モーター前270N・m(ハイブリッド・2WD)
- 燃費(WLTCモード):10.3~18.9km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:510万~1485万円
⑤ルノー カングー(3代目):アウトドア遊びに適したパッケージ
▲2023年3月に登場。パワーユニットは1.3Lガソリンターボと1.5Lディーゼルターボの2種類だ3代目カングーは、商用車ベースだが、デザインや装備内容なども街乗りで不足なし。さらに、箱型キャビンと観音開き式リアゲートを採用し、積載性は目を見張る水準になっている。
後席を倒した2名乗車時の荷室容量はなんと2800L。リアドアは両側スライド式で、荷物の積み降ろしもしやすい。荷室床面も最大で長さ188cm×幅119cmを確保。車中泊するのにも十分な広さだろう。
オプションには後席~荷室を平坦にするベッドマットや開いたリアゲートに掛けるカーテンシェードなど、車中泊に適した装備が用意されている。
▲リアシートは6:4分割式。5名乗車時でも荷室容量775Lを確保する中古車の流通台数は約50台で、そのうち7割以上がガソリン車だ。グレード別では商用車ライクな外観の日本専用グレード「クレアティフ」が多い。
走行距離3万km以下の物件が中心で、総額290万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
ルノー カングー(3代目)3代目カングーの注目データ
- ボディサイズ:全長4490mm×全幅1860mm×全高1810~1860mm
- 室内寸法:メーカー非公表
- 乗車定員:5名
- パワーユニット:ガソリンターボ/ディーゼルターボ
- 排気量:1333~1460cc
- 最高出力:116ps(ディーゼルターボ)
- 最大トルク:270N・m(ディーゼルターボ)
- 燃費(WLTCモード):15~19.6km/L
- 駆動方式:FF
- 新車時の車両価格帯:384万~449万円
⑥シトロエン ベルランゴロング(初代):3m以上の広大な空間が出現
▲ベルランゴロングは2023年1月に日本デビュー。2024年10月の変更で外観のイメージが変わった2列シート5人乗りのベルランゴを、全長とホイールベースを伸ばして3列シート7人乗りとしたのがベルランゴロングだ。3列目シートは前後にスライドすることができ、ヘッドクリアランスも余裕たっぷり。大人がごく普通に座ることができる。
もともとフランスではビジネスユースで活躍しているだけあって、室内の使い勝手も見事。2列目と3列目はもちろん、助手席もシートバックを前倒しすることができる。その状態での最大積載長はなんと3060mmだ。
これだけのスペースがあれば、MTBなど遊びのギアを積載した状態での車中泊も可能。車中泊向けのアクセサリーとして「ストレージ&ベッドキット」(22万7700円)も用意されているのも見逃せない。
▲標準仕様よりリアオーバーハングが長い分、荷室スペースも広大中古車流通台数はおよそ40台。フェイスリフトを受ける2024年9月以前の前期型なら、総額300万円台前半から探すこともできる。
長距離移動が多いなら、安全装備・運転支援機能が拡充された後期型もオススメ。ステアリング操作を自動で支援する「レーンポジショニングアシスト」などが追加されている。ただし、後期型の目安価格は総額380万円~と、前期型よりも高めだ。
▼検索条件
シトロエン ベルランゴロング(初代)初代ベルランゴロングの注目データ
- ボディサイズ:全長4770mm×全幅1850mm×全高1850~1870mm
- 室内寸法:メーカー非公表
- 乗車定員:7名
- パワーユニット:ディーゼルターボ
- 排気量:1498cc
- 最高出力:130ps
- 最大トルク:300N・m
- 燃費(WLTCモード):18.1km/L
- 駆動方式:FF
- 新車時の車両価格帯:437万~499.2万円
⑦メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目):欧州製トランスポーターの実力
▲3代目Vクラスは2015年10月に登場。2019年10月、2024年10月の改良で外観がブラッシュアップされている3代目でスタイリッシュな内外装になったVクラス。ボディは標準、ロング、エクストラロングの3種類が用意される。
欧州では空港やホテルなどの送迎などに使われているだけあって、車内空間は工夫がいっぱい。2列目&3列目シートは対面式に配置したり、取り去って荷物積載スペースにしたりと自由にアレンジ可能。大人2名での車中泊もお手のものだろう。
特筆すべきはポップアップルーフを備える「マルコポーロ ホライゾン」の存在だろう。屋根が立ち上がってテントになる仕様が用意されている。ワンランク上の車中泊が実現できるはずだ。
▲欧州サイズだけあり、車内空間の広さは国産ミニバン以上中古車の流通台数は約280台。ボディ別では標準が約40台、ロングが約半数、エクストラロングが1割。マルコポーロは約10台と希少だ。
例えば、シンプル装備の「V220 d」なら走行距離3万km以下の物件でも総額390万円前後から購入圏内。マルコポーロ ホライゾンの価格は総額500万円前後からのスタートとなる。
▼検索条件
メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目)3代目Vクラスの注目データ
- ボディサイズ:全長4895~5385mm×全幅1928~1930mm×全高1880~1960mm
- 室内寸法:メーカー非公表
- 乗車定員:7名
- パワーユニット:ガソリンターボ/ディーゼルターボ
- 排気量:1949~2142cc
- 最高出力:163ps(ディーゼルターボ)
- 最大トルク:380N・m(ディーゼルターボ)
- 燃費(WLTCモード):11.4~13.2km/L
- 駆動方式:FR
- 新車時の車両価格帯:535万~1408万円
基本はソロ向け|車中泊におすすめの軽自動車5選
人気のスーパーハイトワゴンなら軽自動車でも車中泊に対応。軽バンから派生した車種なら就寝スペースを確保しやすいし、スタイル重視で軽SUVを選択するのも一興だ。
①ホンダ N-BOX(3代目):使い勝手に優れた後席がポイント
▲3代目N-BOXは標準仕様とエアロ仕様のカスタムを用意。2025年4月の変更では装備の充実が図られた2023年の新車登録台数1位に輝いたN-BOX。3代目でも、愛らしいデザインと燃費性能の高さ、背の高さをあまり感じさせない操縦性は健在だ。プラットフォームこそ2代目と同じだが、ボディ剛性が高められ、静粛性や乗り心地もよくなっている。
後席はチップアップ&ダイブダウン機構が備わり、シートレイアウトが多彩。前席&後席を後ろに倒してつなげる「リフレッシュ・モード」なら、足を伸ばしてくつろげる。大人1名での車中泊なら十分なスペースだろう。
2024年9月には新グレード「N-BOX ジョイ」が加わった。後席をダイブダウンすると座り心地のよい床面が広がる「ふらっとテラス」を設定。体を伸ばして寝ることはできないが、ちょっとした休憩にピッタリだ。
▲室内はセンタータンクレイアウトによって、軽自動車ながら広いスペースを確保。写真は「ジョイ」人気車だけあり、中古車流通台数は約9600台と豊富。ボディ別では「カスタム」が多めで、ガソリンエンジン車が多く、ターボ車は全体の2割ほどだ。
走行距離3万km以下の物件を総額130万円前後から見つけることができる。
▼検索条件
ホンダ N-BOX(3代目)3代目N-BOXの注目データ
- ボディサイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1790~1815mm
- 室内寸法:室内長1830~2125mm×室内幅1350mm×室内高1400mm
- 乗車定員:4名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/ガソリンターボ
- 排気量:658cc
- 最高出力:64ps(ガソリンターボ)
- 最大トルク:104N・m(ガソリンターボ)
- 燃費(WLTCモード):18.1~21.6km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:164.9万~282万円
②三菱 デリカミニ(2代目):見た目ばかりでなく車内の使い勝手も優秀
▲外観はキープコンセプトとしたまま、室内の使い勝手などを向上させた2代目は2025年10月にデビュー2代目デリカミニは、デリカをデフォルメしたような愛らしいデザインをもつ軽スーパートールワゴン。5つの走行モードを路面状況に応じて切り替えられる「ドライブモード」、同一車線運転支援機能の「マイパイロット」など先進的な機能も盛り込まれている。
室内の基本的な作りも素晴らしく、軽自動車として十分以上な広さを確保。前席のヘッドレストを外し、シートバックを後ろ倒して後席に座れば、足を伸ばして休憩できる。
さらに、前席を目いっぱい前にスライドさせると、床面の奥行きが約1700mmに。マットなどでかさ上げする、斜めに寝るなどの工夫次第で車中泊できるはずだ。
▲ゆとりある室内高を生かせば、思いのほか快適に車中泊できるかもデビューからまだ1年たっていないが、中古車流通台数は約890台と多め。そのほとんどが走行距離500km未満の物件だ。
予算の目安はガソリンエンジン車なら総額180万円~、ターボ車なら総額200万円~。ガソリン車とターボ車の比率は、およそ半々となっている。
▼検索条件
三菱 デリカミニ(2代目)2代目デリカミニの注目データ
- ボディサイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1785~1830mm
- 室内寸法:室内長2315mm×室内幅1335mm×室内高1400mm
- 乗車定員:4名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/ガソリンターボ
- 排気量:659cc
- 最高出力:64ps(ガソリンターボ)
- 最大トルク:100N・m(ガソリンターボ)
- 燃費(WLTCモード):17.8~21km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:196.5万~290.7万円
③スズキ ハスラー(2代目):助手席を活用するのがコツ
▲2019年12月に登場した2代目ハスラーだが、2026年5月の変更でフロントマスクなどを大胆にチェンジデザインが注目されがちな2代目ハスラーだが、車内の使い勝手も秀逸だ。
助手席シートバックは前にも後ろにも水平に倒せ、シーンに応じたアレンジが可能。やや段差は残るものの、大人2名がなんとか横に並べる寝床を作れる。
助手席座面下やラゲージ床下の収納スペースも、道具をしまう場所が限られる車中泊ではありがたい。荷室側面にあるユーティリティナットにフックを付ければ、ランタンなどを掛けられる。
▲インテリアも道具感あふれるデザイン。助手席座面は跳ね上げ可能だ中古車掲載台数は約6260台で、その7割強がガソリンエンジン車、2割弱がターボ車だ。駆動方式別で見ると2WD車が多く、4WD車は2割弱となっている。
中古車流通量が多いだけでなく価格帯もリーズナブル。2025~2026年式の新しい年式の物件が多いにもかかわらず、価格帯のボリュームゾーンは総額140万円台だ。
▼検索条件
スズキ ハスラー(2代目)2代目ハスラーの注目データ
- ボディサイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1680mm
- 室内寸法:室内長2215mm×室内幅1330mm×室内高1270mm
- 乗車定員:4名
- パワーユニット:マイルドハイブリッド/同ターボ
- 排気量:657~658cc
- 最高出力:エンジン64ps/モーター3.1ps(マイルドハイブリッドターボ)
- 最大トルク:エンジン98N・m/モーター50 N・m(マイルドハイブリッドターボ)
- 燃費(WLTCモード):20.4~25km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:128万~204.8万円
④ダイハツ タフト(2代目):開放的な室内空間が魅力
▲2020年6月に登場したタフト。2022年9月の変更では燃費が向上、2026年7月にはラゲージアンダーボックスを設定するなど改良されているアウトドア・テイストなデザインが印象的なタフトは、車中泊でも存在感を発揮してくれる。
特筆すべきは、タフトの代名詞「スカイフィールトップ」だろう。1列目シート上の天井がガラスルーフとなっており、全車に標準装備。晴れた日には星空を眺めながらの車中泊を堪能できる。
シートアレンジも優秀だ。前席シートバックを後ろ倒し、後席シートバックを前倒しすれば、大人2名が真っすぐ寝られるスペースを確保。2列目シートと荷室部に隙間ができるが、クッションなどを活用すれば問題ないだろう。
▲車内空間は意外に広く、ギア感も満載。後席のシートバックが防水加工されるなど使い勝手も良い中古車掲載台数は約4640台。大半がガソリンエンジン車で、ターボ車は2割ほどだ。駆動方式別で見ると2WD車が大半で、4WD車は2割ほどとなっている。
走行距離別では500km未満の物件が最も多く、1万km以内の物件が総額120万円前後から見つかるうれしい状況だ。
▼検索条件
ダイハツ タフト(2代目)2代目タフトの注目データ
- ボディサイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mm
- 室内寸法:室内長2050mm×室内幅1305mm×室内高1270mm
- 乗車定員:4名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/同ターボ
- 排気量:658cc
- 最高出力:64ps(ガソリンターボ)
- 最大トルク:100N・m(ガソリンターボ)
- 燃費(WLTCモード):18.2~21.4km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:132万~193.1万円
⑤スズキ ジムニー(JB64型):車内はタイトだが工夫しだい
▲角張ったフォルムと丸目ヘッドライトといったクラシカルなスタイルで、若者からも支持されている軽自動車の本格オフローダーという独自のキャラクターで不動の人気を集めるジムニー。JB64型でもトラクションコントロールなどの電子デバイスを採用しながらも、強固なラダーフレーム構造などで頭抜けた悪路走破性を備える。
それゆえ車内空間は軽トールワゴンなどに比べてこじんまりしているが、後席を倒せば長尺ものを積めるスペースを生み出すことも可能。大人1名で1~2泊する程度であれば問題ないだろう。
トレイルランニングなどアクティビティ中心で「休憩がてら車中泊したい」という人には、タフで無骨なジムニーがハマるかも。
▲インテリアは実用性を重視してシンプル。そうはいっても収納が随所に用意されているので、不便ではない中古車流通台数は約2750台。グレード別に見ると最上級グレードの「XC」が8割以上を占めている。
価格帯のボリュームゾーンは総額180万~230万円と軽自動車としては高めだが、走行距離5万km以下の物件を総額160万円前後から見つけることも可能。タフな構造なので多少、走行距離が進んでいても適切に手入れされた個体なら問題ないだろう。
▼検索条件
スズキ ジムニー(JB64型)JB64型ジムニーの注目データ
- ボディサイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1725mm
- 室内寸法:室内長1795mm×室内幅1300mm×室内高1200mm
- 乗車定員:4名
- パワーユニット:ガソリンターボ
- 排気量:658cc
- 最高出力:64ps
- 最大トルク:96N・m
- 燃費(WLTCモード):13.2~16.6km/L
- 駆動方式:4WD
- 新車時の車両価格帯:145.8万~216万円
ガチ派の大本命|車中泊におすすめの商用バン6選
荷物を運ぶことを目的とした商用バンは車中泊と好相性だ。ただし快適さを求めるなら、ある程度のカスタムを前提とすること。車種専用のベッドキットや目隠し用シートといったアイテムが、純正品やAftermarket品で充実している車種がベターだろう。
①スズキ スペーシアベース(初代):車中泊できる移動オフィスにも
▲2022年8月に新モデルとして登場したスペーシアベース。カラードバンパーなどプライベートユースを意識した装備もスペーシアベースは車名からも連想できるように、人気の軽スーパートールワゴン「スペーシア」を商用バンに仕立てたもの。軽バンでトップクラスの低燃費と、ビジネスだけでなくプライベートユースにも対応できる室内の作りが自慢だ。
荷室には上段に設置するとデスク、中段に設置すると荷物を上下に分ける棚として使えるマルチボードを装備。そして、これを最下段に設置すると車中泊時のベッドになる。
公式サイトの「大人2人でゆったり」はやや大袈裟な気がするが、軽自動車らしからぬ快適な車中泊空間であることは違いないだろう。
▲マルチボードは全車標準装備。シートの凹凸をなくせば、フラットな就寝スペースができあがる中古車掲載台数は約430台。比較的年式が新しい物件が多いにもかかわらず、物件価格のボリュームゾーンは総額100万~150万円と控えめだ。
走行距離3万km以下の物件なら、総額120万円~が価格の目安。安く手に入れ、自分好みに架装・DIYするのも楽しいだろう。
▼検索条件
スズキ スペーシアベース(初代)初代スペーシアベースの注目データ
- ボディサイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1785~1800mm
- 荷室寸法:荷室長735~1205mm×荷室幅1245~1265mm×荷室高1220mm
- 乗車定員:4名
- パワーユニット:ガソリンエンジン
- 排気量:658cc
- 最高出力:52ps
- 最大トルク:60N・m
- 燃費(WLTCモード):19.9~21.2km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:139.5万~174.5万円
②スズキ エブリイ(6代目):トランポとしての基本性能が充実
▲2015年2月デビューのロングライフモデル。2026年5月の改良で外観が洗練された。写真は2025年8月に登場した「Jリミテッド」軽商用バンを代表する存在と言っても過言でないのがエブリイだ。荷室スペースの広さは折り紙つき。助手席前倒し時の床面長はなんと2640mmにも達する。
助手席を立てた状態でも荷室の奥行きは1955mmもあるから、車中泊するには十分すぎる。工夫次第では、ロングボードなど遊びのギアを積んだうえでの車中泊も可能だろう。
イチオシの選択肢はアウトドア色を強めた特別仕様車「Jリミテッド」。ブラックのバンパーやフルホイールキャップなどの専用装備で車中泊気分を盛り上げてくれる。ルーフラックや荷室の外部電源などのオプションを付ければ、利便性もGOODだ。
▲荷室空間はフラットで邪魔なものが一切ないモデルライフが長いだけに、中古車流通台数は3050台と多い。2020年以前の物件なら、走行距離3万km以下でも総額60~80万円から狙える。
ただ、先進安全装備はグレード別展開となっているので注意。年式やグレードによっては非装備のモデルもあるので、必須とするなら販売店に忘れず確認しよう。
▼検索条件
スズキ エブリイ(6代目)6代目エブリイの注目データ
- ボディサイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1800~1895mm
- 荷室寸法:荷室長930~1910mm×荷室幅1280~1385mm×荷室高1240mm
- 乗車定員:4名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/ガソリンターボ
- 排気量:658cc
- 最高出力:64ps(ガソリンターボ)
- 最大トルク:95N・m(ガソリンターボ)
- 燃費(WLTCモード):13.1~17.2km/L
- 駆動方式:FR/4WD
- 新車時の車両価格帯:92.3万~213.3万円
③ホンダ N-VAN e:(初代):環境配慮型の車中泊なら
▲実用本位な中にも遊び心が見てとれるデザイン。充電口がフロントグリルなのも個性的軽スーパートールワゴンのN-BOXを商用バンにしたN-VAN。その電気自動車版がN-VAN e:だ。
N-VANの特徴である助手席側ピラーレス構造とダイブダウンする助手席は健在。ドアがガバッと大きく開き、荷物を積載しやすい他、車中泊にも便利な作りとなっている。
前から後ろまで完全フラットになるのは片側だけだが、大人1名なら余裕をもって就寝できるだろう。ユーティリティナットやタイダウンフックなどの装備も充実しているので、用途に合わせたカスタマイズもしやすい。
▲アウトドアのベースキャンプとして使えそうな室内空間中古車流通台数は約660台と、電気自動車のバンとしてはかなり多め。デビュー翌年の2025年式が大部分を占めている。
価格帯は総額で約140万~290万円。走行距離500km以下の物件が9割近くを占めているのも好印象だ。
▼検索条件
ホンダ N-VAN e:(初代)初代N-VAN e:の注目データ
- ボディサイズ:全長3395mm×全幅1475mm×全高1950~1960mm
- 荷室寸法:荷室長730~1495mm×荷室幅1230~1390mm×荷室高1370~1480mm
- 乗車定員:1~4名
- パワーユニット:モーター
- 最高出力:64ps(e:ファン搭載モーター)
- 最大トルク:162N・m(e:ファン搭載モーター)
- 電費(WLTCモード):127Wh/km
- 駆動方式:FF
- 新車時の車両価格帯:244万~291.9万円
④日産 NV200バネットバン(初代):純正架装車にも注目
▲ボンネットが短い車体形状は見切りが良く、運転しやすい。2025年12月には法規への適合やシートの品質向上が行われた海外でタクシーとして利用されているバネット。取り回しの良い車体とたっぷり容量の荷室が魅力だ。荷室幅や荷室高は、車格が上のハイエースバンやキャラバンに肉薄するレベルで、長尺物も助手席下のスペースを利用すれば3mまで積める。
車中泊にも適しており、荷室長190cm×荷室幅150cmの大空間を就寝スペースとして使える。ただ、2列目シートと荷室床面には大きな段差があるので、何かしらの手段で埋める必要がある。
加えて、オーテックの架装による車中泊仕様「マルチベッド」を用意。さらに2024年12月には、ベッドの他に脱着式テーブルなども装備される「マイルーム」も追加された。
▲写真は車中泊仕様「マルチベッド」。純正品らしい高品質さだ中古車の流通台数は約550台。乗車定員別では5名乗りが約6割と最多で、グレート別ではエントリーグレードの「DX」が多い。マイルームもわずかだが流通している。
商用車だけに走行距離の進んだ物件が多め。ただ、半数以上が5万km以下で、総額120万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
日産 NV200バネットバン(初代)初代NV200バネットバンの注目データ
- ボディサイズ:全長4400~4430mm×全幅1695mm×全高1855~1885mm
- 室内寸法:メーカー非公表
- 乗車定員:2~5名
- パワーユニット:ガソリンエンジン
- 排気量:1597cc
- 最高出力:113ps
- 最大トルク: 150N・m
- 燃費(WLTCモード):10.6~13.4km/L
- 駆動方式:FF/4WD
- 新車時の車両価格帯:157.3万~515.8万円
⑤トヨタ ハイエースバン(5代目):商用バンのキングだけに多彩な仕様
▲モデルライフが長いだけに変更点は多い。直近では2026年2月にLEDヘッドランプを採用し、2026年7月にも安全装備も向上ハイエースはボディの長さにロング/スーパーロング、ボディの幅に標準/ワイド、ボディの高さに標準ルーフ/ミドルルーフ/ハイルーフが設定。乗車定員も3名乗りから10名乗りまで幅広い。
荷室寸法はベーシックな「ロング×標準幅×標準ルーフ」の6人乗りでも長さ300cm×幅152cmと広大。わずかな工夫で、キャンピングカーさながらの快適な車中泊空間を作れる。
カスタムパーツが豊富なのもうれしいところ。キャンピングカー化した「バンコン」も多く販売されている。なお、エンジンも2Lおよび2.7Lガソリンの他、ディーゼルターボを設定。豊富なバリエーションの中から、自分のスタイルに合ったモデルを選べる。
▲乗車定員も3人乗りから9人乗りまで多彩なバリエーションがある中古車の流通台数は約5210台で、その6割がディーゼル車。駆動方式別で見ると2WD車が多く、4WD車は3割弱となっている。
走行距離多めの物件が多めだが、1000km以下の物件が約750台と少なくない。イチオシなのは衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスP」が標準装備された2017年12月以降のモデルで、5万km以下の物件でも総額200万円前後から狙える。
▼検索条件
トヨタ ハイエースバン(5代目)5代目ハイエースバンの注目データ
- ボディサイズ:全長4695~5380mm×全幅1695~1880mm×全高1970~2285mm
- 室内寸法:メーカー非公表
- 乗車定員:2~10名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/ディーゼルターボ
- 排気量:1998~2982cc
- 最高出力:151ps(2.8Lディーゼルターボ)
- 最大トルク:300N・m(2.8Lディーゼルターボ)
- 燃費(WLTCモード):6.2~12.6km/L
- 駆動方式:FR/4WD
- 新車時の車両価格帯:170.6万~610.8万円
⑥日産 NV350キャラバン(初代)/キャラバン(5代目):荷室長はライバル以上
▲ロング・標準幅は4ナンバーで維持費もリーズナブル。2017年7月に外観がイメージチェンジされたハイエースのライバルとなるのがキャラバンだ。2012年6月に従来のキャラバンから「NV350キャラバン」と改称してデビューしたが、2021年10月のマイナーチェンジでフロントグリルやバンパーのデザインとともに車名もキャラバンへと回帰している。
ハイエース同様、キャラバンもロング/スーパーロング、標準幅/ワイド、標準ルーフ/ハイルーフと、ボディバリエーションが豊富。「ロング×標準幅」でもハイエースを55mmも上回る3055mmという荷室長を誇っている。
大人2名が楽に寝られて、趣味の道具も積める。フックやバー、棚などを取り付けられるユーティリティナットがたっぷり備わっているのも便利。また、2024年8月に車中泊仕様「マイルーム」を追加している。
▲折りたたみベッドや木目調フロアなどを標準装備する、マイルームの室内。オプション装備として跳ね上げベッドや車内カーテン、ウッドブラインドなども用意されている中古車の流通台数は約1650台で、その約半数がディーゼル車だ。名称別で見るとNV350キャラバンがおよそ3分の2、キャラバンが3分の1となっている。
NV350キャラバンも室内空間の広さなどはキャラバンと変わらないので、車中泊目的ならあえて前者を狙うのも一案。走行距離の少ない物件は少なめだが、総額230万円前後から狙うことができる。
▼検索条件
日産 NV350キャラバン(初代) & 日産 キャラバン(5代目)初代NV350キャラバン/5代目キャラバンの注目データ
- ボディサイズ:全長4695~5230mm×全幅1695~1880mm×全高1975~2285mm
- 室内寸法:メーカー非公表(一部除く)
- 乗車定員:3~10名
- パワーユニット:ガソリンエンジン/ディーゼルターボ
- 排気量:2439cc(ディーゼルターボ)
- 最高出力:132ps(ディーゼルターボ)
- 最大トルク:370N・m(ディーゼルターボ)
- 燃費(WLTCモード):10.4~12.0km/L(ディーゼルターボ)
- 駆動方式:FR/4WD
- 新車時の車両価格帯:189.4万~767.5万円
フルフラットになる? 車中泊におすすめな車一覧
ここでは、前述したおすすめ車種の就寝スペースとフルフラット度を比較。フルフラットの精度にこだわるなら、ぜひ参考にしてほしい。
車中泊におすすめな車の就寝スペースとフルフラット度
| ボディタイプ | 車名 | 主な就寝場所 | 床面の特徴 |
|---|---|---|---|
| SUV | 日産 エクストレイル(4代目) | 荷室(2列目を前倒し+3列目を格納) | ほぼ平坦。幅は狭め |
| マツダ CX-5(3代目) | 荷室(2列目席を前倒し) | ||
| スバル フォレスター(6代目) | ほぼ平坦だが、隙間あり | ||
| トヨタ RAV4(5代目) | ほぼ平坦。幅は狭め | ||
| トヨタ ランドクルーザー250(初代) | 荷室(2列目を前倒し+3列目を格納) | 広めだが、やや斜め | |
| BMW X5(4代目) | 荷室(2列・3列目を前倒し) | 広めだが、隙間あり | |
| ボルボ XC90(2代目) | 広め。ほぼ平坦 | ||
| ミニバン | ホンダ フリード(3代目) | 座面(2列目を後ろ倒し) 荷室(2列目を前倒し) |
平坦(5人乗り車)。幅は狭め |
| 日産 セレナ(6代目) | 座面(2列目・3列目を後ろ倒し) | 広めだが、段差が大きい | |
| 三菱 デリカD:5(初代) | |||
| トヨタ アルファード(4代目) | 座面(1列・2列目を後ろ倒し) | 十分な広さだが、段差が大きい | |
| ルノー カングー(3代目) | 荷室(2列目を前倒し) | 広くてフラット | |
| シトロエン ベルランゴロング(初代) | 荷室(3列目を取り外し+2列目を前倒し) | ||
| メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目) | 荷室(2列目を前倒し+3列目を後ろ倒し) | 広大だが、段差は大きめ | |
| 軽自動車 | ホンダ N-BOX(3代目) | 座面(1列目を後ろ倒し) | 狭め。段差も大きめ |
| 三菱 デリカミニ(2代目) | |||
| スズキ ハスラー(2代目) | 荷室(1列目を後ろ倒し+2列目を前倒し) | 狭めだが、段差は小さめ | |
| ダイハツ タフト(2代目) | |||
| スズキ ジムニー(JB64型) | ミニマムで段差も大きめ | ||
| 商用バン | スズキ スペーシアベース(初代) | マルチボード(1列目を後ろ倒し) | 狭めだが、段差は小さめ |
| スズキ エブリィ(6代目) | 荷室(1列目・2列目を前倒し) | 軽では広め。段差も小さめ | |
| ホンダ N-VAN e:(初代) | |||
| 日産 NV200バネットバン(初代) | 座面(1列目・2列目を後ろ倒し) | 広くてフラット | |
| トヨタ ハイエースバン(5代目) | 荷室(2列目を前倒し) | ||
| 日産 NV350キャラバン(初代)/キャラバン(5代目) | 荷室(2列目を前倒し) |
| ボディタイプ | 車名 | 主な就寝場所 | 床面の特徴 |
|---|---|---|---|
| SUV | 日産 エクストレイル(4代目) | 荷室(2列目を前倒し+3列目を格納) | ほぼ平坦。幅は狭め |
| マツダ CX-5(3代目) | 荷室(2列目席を前倒し) | ||
| スバル フォレスター(6代目) | ほぼ平坦だが、隙間あり | ||
| トヨタ RAV4(5代目) | ほぼ平坦。幅は狭め | ||
| トヨタ ランドクルーザー250(初代) | 荷室(2列目を前倒し+3列目を格納) | 広めだが、やや斜め | |
| BMW X5(4代目) | 荷室(2列・3列目を前倒し) | 広めだが、隙間あり | |
| ボルボ XC90(2代目) | 広め。ほぼ平坦 | ||
| ミニバン | ホンダ フリード(3代目) | 座面(2列目を後ろ倒し) 荷室(2列目を前倒し) |
平坦(5人乗り車)。幅は狭め |
| 日産 セレナ(6代目) | 座面(2列目・3列目を後ろ倒し) | 広めだが、段差が大きい | |
| 三菱 デリカD:5(初代) | |||
| トヨタ アルファード(4代目) | 座面(1列・2列目を後ろ倒し) | 十分な広さだが、段差が大きい | |
| ルノー カングー(3代目) | 荷室(2列目を前倒し) | 広くてフラット | |
| シトロエン ベルランゴロング(初代) | 荷室(3列目を取り外し+2列目を前倒し) | ||
| メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目) | 荷室(2列目を前倒し+3列目を後ろ倒し) | 広大だが、段差は大きめ | |
| 軽自動車 | ホンダ N-BOX(3代目) | 座面(1列目を後ろ倒し) | 狭め。段差も大きめ |
| 三菱 デリカミニ(2代目) | |||
| スズキ ハスラー(2代目) | 荷室(1列目を後ろ倒し+2列目を前倒し) | 狭めだが、段差は小さめ | |
| ダイハツ タフト(2代目) | |||
| スズキ ジムニー(JB64型) | ミニマムで段差も大きめ | ||
| 商用バン | スズキ スペーシアベース(初代) | マルチボード(1列目を後ろ倒し) | 狭めだが、段差は小さめ |
| スズキ エブリィ(6代目) | 荷室(1列目・2列目を前倒し) | 軽では広め。段差も小さめ | |
| ホンダ N-VAN e:(初代) | |||
| 日産 NV200バネットバン(初代) | 座面(1列目・2列目を後ろ倒し) | 広くてフラット | |
| トヨタ ハイエースバン(5代目) | 荷室(2列目を前倒し) | ||
| 日産 NV350キャラバン(初代)/キャラバン(5代目) | 荷室(2列目を前倒し) |
車中泊に適したシートアレンジと快適に眠るコツ
前述したとおり、車中泊時の基本となるフルフラットモードは「後ろ倒しのアレンジ」と「前倒しのアレンジ」の2つに大別できる。
両方のアレンジが可能な車種もあるが、その場合は長さを確保できるアレンジを基本的に優先すること。いずれにせよ出発前に就寝時のレイアウトを決めておき、寝づらさの要因を解消する対策を講じておくことが大切だ。
後ろ倒しのアレンジ
シートをつなげて前側を床面とするパターン。1列目はサイドサポートの張り出しが大きいため、基本的に2列目と3列目をつなげた方が床面の凹凸を抑えやすい。
シート前面が寝床なので、荷室の荷物をいちいち取り出さなくてよいことが利点。ただ、前後左右のシート間に隙間が生まれやすい。特に2列目がキャプテンシートだと中央に隙間が生まれるし、床面も凹凸しやすい。
隙間を埋めるには、大きめのマットやクッションなどが必須。左右シート間のスペースが埋められないと寝返りが打ちづらいので、必ず段差を埋めよう。
▲後ろ倒しのアレンジは軽スーパートールワゴンやミニバンなどで採用される傾向にあり、ハッチバックやSUVでは後ろ倒しでの一体化できない車種が多い。写真は三菱 デリカD:5(初代)の室内前倒しのアレンジ
2列目を前倒し、車種によっては3列目を格納して荷室と一体化。荷室の床は基本的に平坦で、後ろ倒しのアレンジより寝やすい。
シートの前倒しは手軽にできるし、車種によってはヘッドレストを外さずに済む。2列目の足元スペースに荷物を置けるのもポイント。ただ、2列目のシートバックが傾いていたり、後席と荷室に隙間や段差が生まれたりと、完全にフルフラットとなる車種は少ない。
隙間や段差を毛布やマットなどで埋め、それでも多少の隙間・段差が残るなら寝る位置や角度を調整。体に負担の少ないポジションを探そう。
▲前倒しのアレンジは、乗車スペースと荷室がつながったボディタイプの乗用車なら、ほとんどの車種で採用されている。写真はホンダ フリード+(2代目)あると便利な車中泊グッズ
車中泊向けの車でも、それだけでは不十分だ。車内で寝泊まりするためには、きちんと装備を整えることが重要。車中泊でうまく眠れず、睡眠不足のまま帰路につくことは非常に危険だ。体調・リスクを管理するためにも、次のようなグッズを用意しておきたい。
寝袋(シュラフ)
寝袋は小さく収納できるだけでなく、快適に就寝するためのマスト・アイテム。真夏以外のシーズンは夜間の車内が寒くなるし、真夏でも場所によっては軽装だと肌寒いこともある。家庭用の寝具では対応しづらく、怠ると体調を崩しかねない。
アウトドア用の寝袋は形状によって封筒型とマミー型に分かれ、暖かさではマミー型が有利。寝袋の多くには快適使用温度と使用可能温度が記載されているが、温度は少し余裕をもたせて選ぼう。
▲もちろん冬場の車中泊なら寝袋が必須。寝具の防寒性が低いと最悪の場合、低体温症になることもあるので気をつけようマット
車中泊でマットを使いたい理由は2つ。ひとつは床面の凸凹をならし、快適に休むため。もうひとつは床面から伝わる冷気や熱気を断熱するためだ。
アウトドア用マットにはフォーム式で折りたためるタイプもあるが、寝心地のよさと断熱性の高さでは空気を入れて使うインフレータブル式が有利だ。
マットを選ぶ際はクッションの厚さと「R値」に注目。R値は断熱性を評価する指標で、数値が高いほど断熱力が高い。秋冬に車中泊する場合の目安はR3.0~4.0、真冬ならR5近くが目安だ。

ライター・田端邦彦マットを重ねるとR値は加算されるため、フォーム式の上にインフレータブル式を敷くのも手です。
カーテン&サンシェード
カーテン&サンシェードは車中泊時の基本装備と言えるだろう。プライバシーを守るだけでなく、外部からの光を遮ることで深い眠りにつけるし、防寒・断熱効果も期待できる。さらに防犯対策にもなるので、一石三鳥だ。
カーテン&サンシェードは隙間なく窓を覆うことができるものを選ぶこと。遮光等級が高い方が良いのも言うまでもない。
なお、フロントガラスや運転席・助手席の窓へのカーテン設置は、設置・使用方法によって道路交通法に違反するケースがある。同箇所への対策はサンシェードが無難だ。
▲サンシェードはカー用品などでも購入可能。サイズが合っていてもヨレて隙間が埋もれないこともあるので、きちんと固定できるかも確認しようポータブル電源
車中泊で電化製品を使いたいというニーズは多いが、PHEVでもない限りエンジンをかけずに使える電力は限られている。しかしポータブル電源があれば、スマホなどの充電はもちろん、家庭で使っている電化製品も一部が使用可能となる。
出力によってはポータブルのIHクッキングヒーターや冷蔵庫なども使用可能。エンジン停止中にスマホを充電でき、車のバッテリー負担も軽減できる。ポータブル電源は大容量ほど大型かつ高価となるので、「必要な電力より少し余裕がある」程度に抑えるのがベターだ。
▲最近のポータブル電源は小型で大容量。防災用品としても優れているので、車中泊する機会が少なくても用意しておくと安心だLED照明器具
車中泊では、LEDのランタンやライトも用意しておきたい。車内のルームランプは長時間つけっぱなしにするとバッテリーを大きく消耗してしまうし、スマホのバッテリーも温存したい。
かといって、キャンプ用のガソリンランタンは車内での使用厳禁。結果、LEDの照明器具が最適と言える。
LEDでもバッテリー内蔵式 or 電池式なら、車のエンジンをオフにしていても長時間の使用が可能。特に小型なヘッドランプなら、料理など両手を使って作業したいときや、お手洗いなどで外に出る際に足元だけを照らしたいときには重宝するだろう。
車中泊する場所の選び方・注意点
車を止められる場所だからといって、どこでも車中泊してよいわけではない。むしろ、車中泊して良い場所は限られている。以下、一般に車中泊スポットと思われている5つの施設における車中泊の可否と、それぞれの特徴を解説する。
| 場所 | 車中泊の可否 | 特徴・補足 |
|---|---|---|
| オートキャンプ場 | △ | 施設が整っていて、アウトドア用品を車外に展開できるのが利点。ただし、車でキャンプサイトに乗り入れできない施設では車中泊禁止。事前確認が必須 |
| RVパーク | ◯ | 日本RV協会が認定した車中泊専用スポット。「24時間利用可能なトイレ」や「入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)」などの要件を満たしており、料金もお手頃 |
| シェアリングスペース | ◯ | 駐車場や空き地など登録スポットに車中泊できる。WEBサイトから手軽に探せて事前決済できるので便利だが、登録スポットが少ないのが難点 |
| サービスエリア/パーキングエリア | × | 車中泊は原則NG。あくまでも「小休憩ならOK」というニュアンスで、仮眠程度ならOK。長期滞在も迷惑行為となるので厳禁! |
| 道の駅 | △ | 仮眠はOKだが、車中泊は原則NG。ただ、一部の施設では車中泊専用スペースが設けられていることも。旅先の施設が車中泊可能か事前に要確認 |
| 場所 | 車中泊の可否 | 特徴・補足 |
|---|---|---|
| オートキャンプ場 | △ | 施設が整っていて、アウトドア用品を車外に展開できるのが利点。ただし、車でキャンプサイトに乗り入れできない施設では車中泊禁止。事前確認が必須 |
| RVパーク | ◯ | 日本RV協会が認定した車中泊専用スポット。「24時間利用可能なトイレ」や「入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)」などの要件を満たしており、料金もお手頃 |
| シェアリングスペース | ◯ | 駐車場や空き地など登録スポットに車中泊できる。WEBサイトから手軽に探せて事前決済できるので便利だが、登録スポットが少ないのが難点 |
| サービスエリア/パーキングエリア | × | 車中泊は原則NG。あくまでも「小休憩ならOK」というニュアンスで、仮眠程度ならOK。長期滞在も迷惑行為となるので厳禁! |
| 道の駅 | △ | 仮眠はOKだが、車中泊は原則NG。ただ、一部の施設では車中泊専用スペースが設けられていることも。旅先の施設が車中泊可能か事前に要確認 |
車中泊するときのポイント・注意点
旅先で手軽に、快適に泊まれることが車中泊のメリットだが、注意しておきたいポイントもいくつかある。事前にしっかり準備し、安全第一で臨もう。
エコノミークラス症候群に気をつける
長時間足や腰を曲げたままでいると、エコノミークラス症候群のリスクが高まる。エコノミークラス症候群は血管内に血栓ができ、肺に詰まって肺塞栓などを引き起こす危険な病気だ。
車中泊するときはできるだけ自宅で寝るのと近い姿勢にしたうえで「ときどき軽い体操をする」「定期的にマッサージする」「眠るときは足を上げる」といったことを徹底しよう。

ライター・田端邦彦「ゆったりとした服装に着替える」「十分に水分をとる」「アルコール、喫煙を控える」などもエコノミークラス症候群の予防になります。
一酸化炭素中毒に注意する
何らかの要因でマフラーが詰まっていたり、マフラーに穴が開いていたりすると、排気ガスが車内に逆流してくる。
もし排気ガスを吸うと一酸化炭素中毒に陥り、命の危険がある。就寝時は必ずエンジンを切ること。もちろん、運行前点検も必ず実施しよう。
▲実際、冬場は積雪でマフラーが覆われてしまった事例も少なくない。大雪や大雨といった天気が悪い日は、リスクを考慮して車中泊をしないこと車内温度を適切に保つ
車内空間は外気よりも温度変化が大きい。室温が不適切だと寝づらいだけでなく、寒すぎると低体温症、暑すぎると熱中症や脱水症になる恐れがある。
ただ、騒音の観点からもエンジンをかけるのはNG。夏場は換気、冬場は寝具や窓の断熱対策などで適切な車内環境を保とう。
防犯対策する
車中泊OKな場所でも、真っ暗で人気がないスポットは避けること。当然、就寝時はドアをロックしよう。さらに窓にカーテンやシェードなどで、中が見えないようにすることも忘れずに。
※記事内の情報は2026年9月10日時点のものです。

自動車ライター
田端邦彦
自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。
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