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マツダ ロードスターRFの中古車価格が1年で約30万円も安くなった! 人気国産スポーツカー、今オススメの買い方・選び方は?
2024/02/19

人気国産スポーツカーのロードスターRFが安くなっている!
1989年に初代のユーノス ロードスターが登場して以来、モデルチェンジを繰り返してもなお、人馬一体の走りが楽しめるモデルとして老若男女問わず高い人気を誇っているロードスター。
現在は4世代目となるND型が販売中となっていますが、初代から続く幌を備えたソフトトップモデルの他、電動で開閉が可能なメタルトップを備えたRF(リトラクタブル ファストバックの略)が2016年12月より販売されています。
そんなロードスターのもうひとつの人気モデルであるRFの中古車平均価格が、2023年1月に291.9万円だったものが、12月には262.7万円と、なんと約30万円も下がっているのです。

気づけば登場から7年以上が経過した長寿モデルということで、低年式車や多走行車も増えてきたことも影響していると思われますが、ソフトトップモデルよりも上級指向なRFが買いやすい価格帯となりつつあるのは事実のようです。
この記事では、今ロードスターRFのの中古車を狙うならどんなものがオススメなのか、モデル概要を振り返りつつ考えてみます。
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マツダ ロードスターRF(初代・現行型)×全国【モデル概要】大人の雰囲気をまとう余裕あるスポーツカー

2016年12月に発売を開始したロードスターRFは、ボタン操作のみで電動でルーフを開閉することができるようになっており、ソフトトップに比べてより気軽にルーフの開閉が可能となっているだけでなく、ルーフを閉めたときの耐候性や防犯性の高さも隠れた魅力となっています。
スタイルも「RF=リトラクタブル ファストバック」と名付けられているように、ルーフから車両の最後端までルーフラインがなだらかに傾斜するクーペスタイルとなっており、ソフトトップモデルとは異なるスタイルとなっているのも特徴。

そして電動ルーフを備えたことによる重量増に対応するため、1.5Lエンジンを搭載するソフトトップモデルに対し、RFは2Lエンジンを搭載しているのも大きな違いです。
キビキビ走るソフトトップと大人の雰囲気をまとったRFといったようなキャラクター分けがなされているのも魅力と言えるでしょう。


そんなロードスターRFは、2018年6月の商品改良でエンジンを大幅にアップデート。エンジンの型式こそそのままでしたが、吸気から内部パーツ、排気系に至るまで手を加えて、最高出力を+19kWの135kW(184ps)、最大トルクを+5N・mの205N・m、そして最高許容回転数も6800回転から7500回転に引き上げるなど、大幅に向上がなされたうえに環境・燃費性能も向上するという大きな変化がなされました。

さらに、2023年10月に発表(発売は2024年1月中旬)された大幅商品改良では、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールがRFに標準装備となった他、先進安全装備を強化。加えて、MT車にはアシンメトリックLSDが搭載されるなどしてダイナミクス性能が進化。
前後のランプも新デザインになるなど、大幅な変更がなされています。

このように発売から7年経った今も進化を続けているロードスターRFですが、前述のとおり中古車価格が大きくダウンしているのです。
以降、ケースごとに今のオススメ中古車を考えてみることにしましょう。
【オススメ1】とにかく安く買うなら「登場初期のAT車」を
そんなロードスターRFをなるべく安価に買いたいと思っているのであれば、登場初期、具体的には2016~2017年式のAT車がオススメ。
デビュー当時の新車車両本体価格が約360万円と上級グレード扱いの「VS」でも、走行距離5万km以下の物件が総額210万~230万円前後で狙うことができ、かなりお買い得感が高いと言えるでしょう。

ATとはいえ6速と多段ギアをもち、パドルシフトも備わるため、ワインディングを軽快に走るのであれば十分な性能であり、ロードスターらしいハンドリングも堪能できる仕様となっています。
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マツダ ロードスターRF(初代・現行型)×2016~2017年式×AT×全国【オススメ2】MT車が欲しいなら「改良前モデル」がお得
AT車でも十分に楽しめるモデルであることは間違いないのですが、どうしてもMT車が欲しいという人もいるでしょう。多くのスポーツカーはMT車の方が価格が高い傾向にありますが、ロードスターRFも例に漏れずという状況です。
しかし、エンジンに大幅改良がなされた2018年7月よりも前のモデルであれば、「S」もしくは「VS」を中心に修復歴ナシ、走行距離5万km以下の車両が総額250万円以下で複数台見つけることができ、お買い得感は高いと言えるでしょう。

大幅改良後のモデルは、たしかに最高出力の向上やレッドゾーンの引き上げなど魅力的に感じますが、普段乗りで最高出力を発生する7000回転やレッドゾーンの7500回転まで回しきることはほぼないと言えるので、コストパフォーマンスを考えるのであれば大幅改良前がオススメです。
ちなみに大幅改良後のMT車は、執筆時点で最も安価なものでも総額250万円を切るものはゼロとなっていました。
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マツダ ロードスターRF(初代・現行型)×2016年12月~2018年6月生産モデル×MT×全国今回は1年で中古車平均価格が30万円ほど下がった現行型のロードスターRFをご紹介しました。
前述したとおり2024年1月下旬からさらなる改良が施されたモデルが順次デリバリーされているため、中古車市場にも影響があるかもしれません。
とはいえ、新車時に乗り出しで400万円近いモデルだったことを考えると、今はかなり価格もこなれてきた感が出ており、狙い時のタイミングと言えそうです。
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マツダ ロードスターRF(初代・現行型)×全国※記事内の情報は2024年2月14日時点のものです

自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車のリーフを買ってしまう暴挙に出る。現在はリーフを手放し3代目インサイトをメインに、NA、NB2台のロードスターや初代パルサー、S660に17系クラウンなど雑多な車種を所有中。
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