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【ホンダ ビートの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどまとめ
カテゴリー: 特選車
タグ: ホンダ / オープンカー / 軽自動車 / クルマを選び始めた人向け / スモール / かわいい / MT / MR / ドライブ / ビート / 人気中古モデル徹底ガイド / ぴえいる
2021/09/02

ホンダ ビートの中古車は今
1991年5月に登場した軽自動車初のミッドシップオープンカー、ホンダ ビート。
1996年12月に生産を終了したが、その後2015年4月に登場したホンダ S660まで「軽自動車ミッドシップオープンカー」の座が空席だったということもあって根強い人気を得ていた。
さらに、S660の登場はビートの再評価にもつながり、旧車ブームと相まって、ますます人気が高まっている。
現在の中古車流通台数は約130台と、約30年前の軽自動車であることを考えれば多めだ。平均の車両本体価格は81万円と、高値安定が続いている。
ここからはホンダ ビートの特徴や中古車相場について紹介する。
▼検索条件
ホンダ ビート(初代) × 全国ビート(初代)の特徴と中古車相場
■ビート(初代) DATA
生産期間:1991年5月~1996年12月
中古車流通量:約130台
中古車価格帯:20万~200万円

■ビート(初代)の特徴
1991年5月に登場したビートは、エンジンをシート後ろに置いて後輪を駆動させる、2人乗りのミッドシップスポーツカーだ。
オープンカーとして、風を切る爽快な走りが目指されたモデルである。
屋根のないオープンカーの剛性を高めるため、世界初となるオープンモノコックボディが開発され、その中央に660ccエンジンが搭載された。

当時、多くの軽自動車がターボで自主規制枠いっぱいの最高出力64psを絞り出すところ、ビートはF1参戦での知見を生かして自然吸気でこの数字をたたき出している。
数値だけでなく、自然吸気ならではのレスポンスにもこだわれたこの軽量エンジンは、8100回転という高回転域で最高出力を発揮する。
トルクのピークも7000回転(6.1kg-m/7000rpm)で、レッドゾーンは8400回転という超高回転型エンジンだ。とはいえ、3000回転あたりで十分なトルクを得ることができるから、普通に街を流しても快適だ。
なお、高回転まで吹け上がる楽しさが重視された結果、ATは用意されず、5速MTのみが組み合わされた。燃費は10・15モード17.2km/Lとなっている。

ビートはミッドシップ・後輪駆動(MR)ならではの運動性能を生かすため、フロントに155/65R13、リアに165/60R14という前後異形タイヤを履く。
サスペンションはフロントにストラット式、リアにデュアルリンクストラットサスペンションが採用された。ブレーキには軽自動車初となる四輪ディスクブレーキが与えられたが、特にリアは当時のプレリュードと同等のものが奢られた。
バブル景気に沸いていた頃に開発が進められたが、登場時にはバブルが弾けてしまった。その後の不況のあおりを受け、1996年12月に1世代限りで販売が終了。
なお、マイナーチェンジや一部改良は行われていない。

■ビート(初代)の中古車相場
20年以上も前に生産が終了したにも関わらず、走行距離10万km以下の物件が半数以上を占める。さらに、走行距離5万km以下のものも20台以上存在している。
10万km以下の物件は総額70万円から、5万km以下の中古車は総額130万円から見つけることが可能だ。
総額70万円以下の最安値帯にも選択肢はあるが、走行距離が10万kmを超えるものや修復歴ありの物件が多い。
旧車に不慣れな人は、単純に走行距離や見た目のコンディション、さらには予算で判断するのではなく、ビートをたくさん扱っている販売店など、ビートに精通した販売スタッフに相談しながら購入した方がいいだろう。
なお、ビートは珍しく純正の再販部品が手に入る車だ。旧車にある程度知識があり、コツコツと修理しながら長く乗っていきたい人は、修復歴の有無や部品の交換履歴がハッキリしているなど、自分なりの購入基準を決めたうえで探してみよう。
▼検索条件
ホンダ ビート(初代) × 全国※記事内の情報は2021年8月25日時点のものです。

ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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