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人気の小型SUV|ロッキー/ライズ級のコンパクトサイズ他にもあります!
2020/07/30

ロッキー/ライズは大ヒット中ゆえ、長期の納車待ち状態……
昨年11月にデビューするや否や、爆発的ヒットとなっているダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ。
ダイハツの新しい車づくりの指針であるDNGAに基づき開発されたSUVで、ライズはダイハツが製造し、トヨタにOEM供給しています。ロッキーとライズはフロントフェイスが異なる他、装備にも差異がありますが、基本は同じ車です。

全長4mに満たない5ナンバーサイズのボディながら、大人4人がゆったり乗れるスペースを確保。トランクは深さがあるので、思いの外たくさんの荷物を積むことができます。
1L 3気筒エンジンと新開発のD-CVTの組み合わせで、大人4人で乗っても力強く加速するのは驚き!
一般的なハッチバックより重量がかさみがちなSUVなのに、2WDは車両重量が1tを切っているから自動車税が安い! もちろん燃費もWLTCモードで18.6km/L(2WD)と、かなり経済的です。

さらに、最小回転半径はわずか4.9m! 狭い道での取り回しに優れているので、運転に不慣れな人も安心です。
いろいろな面でSUVの常識を覆すロッキー/ライズは、発売から半年以上たった7月20日時点でも3ヵ月近い納車待ちが続いています。
小さくて便利、しかも力強いスタイルで実際よりも大きく見えるロッキー/ライズが欲しいけれど、「さすがに3ヵ月近く待つのはちょっと……」と諦めムードの人もいるでしょう。
実は中古車に目を向けると、ロッキー/ライズに負けない魅力的なコンパクトSUVがあります。しかも、それらは数ヵ月という納車待ちがなくお得な価格で手に入れられるので、今からでも夏のドライブを楽しむことができますよ!
ダイハツ ビーゴ/トヨタ ラッシュ(初代)

ダイハツがロッキーを製造し、トヨタにライズとしてOEM供給するのと同じように、兄弟車の関係になるビーゴとラッシュ。2006年にダイハツがビーゴを開発して、トヨタにラッシュとしてOEM供給しました。
ダイハツはSUVといえども普段使いの利便性にとことんこだわっていて、全長はわずか3995mm(2008年11月以降の後期型は4005mm)で、最小回転半径4.9mを実現。街中での取り回しの良さは、DNGA思想で作られたロッキー/ライズに肩を並べます。
エクステリアは背面タイヤを背負っているため、今時のクロスオーバーモデルよりもSUV然とした雰囲気に。デザイン的にもこちらが好みという人も少なくないはず。

ボディ構造は、ラダーフレームとモノコックボディを融合したビルトインラダーフレーム構造を採用。街中での使い勝手にこだわりつつ、オフロード性能も高められています。
駆動方式は2WDと4WDを用意。ロッキー/ライズはどちらかというと2WDがメインになっていますが、ビーゴ/ラッシュは4WDがメインのモデルで、4WDには4AT以外に5MTも用意されました。
不整地などはシフト操作を含めて、自分の思いどおりに走らせたいと思う人にはぴったりのモデルです。
ちなみに4WDのAT車は、ブレーキから足を離した後に、2秒間ブレーキ状態を保持して急な坂道で車体が後ろにずり下がるのを防ぐヒルスタートアシストを備えます。また、急な下り坂で速度を約5km/hに保ってくれるダウンヒルアシストがオプション設定されていました。
4WDにはインパネ内のスイッチで前後輪を直結状態にして、ぬかるみなどからの脱出を図れるセンターデフロック機構も備わります。
排気量が1.5Lで車両重量も1tを超えるため、2WDのロッキー/ライズより若干維持費はかかりますが、十分満足できる選択となるでしょう。

2008年11月のマイナーチェンジでは、シートにスエード調のファブリックシートを採用したことで質感がアップしました。さらに、2012年4月の一部改良では後席中央のシートベルトが3点式になり、安全性が高まっています。
その意味でオススメは2012年4月以降のものになりますが、ビーゴは前期型を含めても中古車が40台弱とあまり多く流通していません。ラッシュなら100台近い中古車が流通しているので、条件に合うものが探しやすいはずです。
▼検索条件
ダイハツ ビーゴ(初代) × 全国▼検索条件
トヨタ ラッシュ(初代) × 全国スズキ イグニス(現行型)

カテゴリーとしてはクロスオーバーSUVに分類されるイグニス。開発ではこれまでにない新ジャンルを目指したというだけあって、スポーティな雰囲気のハッチバックにも、小さくても力強いSUVにも見える、独特の立ち位置にあるモデルです。
それだけに、このスタイルを気に入ったら代わりになる車を探すのは難しいでしょう。
スタイリングは、ライトとグリルが一体化したように見えるフロントフェイスが特徴的。このデザインは1977年に登場した初代セルボをほうふつとさせるもの。他にもエクステリアの至る所に、往年のスズキ車をオマージュした処理が施されています。

ボディサイズは全長が3700mm、全幅が1660mmと、ロッキー/ライズよりひと回り小さくなっています。最小回転半径も4.7mと小さく、タイヤもボディ四隅に配置されたことで運転席に座ったときの車両感覚がつかみやすいモデルです。
足回りは大径タイヤが与えられたことで、一般的なハッチバックよりもドライバーのアイポイントがアップ。遠くまで見渡せるとともに、乗り降りも楽にできます。
パワートレインは、全グレード1.2LガソリンエンジンにISGを組み合わせたマイルドハイブリッドに。加速時にはモーターアシストも加わることで、力強さを感じられるでしょう。プラットフォームは、乗り味のしっとり感に定評があるHEARTECTを採用しています。

中古車は全国で約570台流通。新車価格(デビュー時)が138万2400~177万8760円と抑えめの設定になっていたこともあり、まだデビューから4年半ほどですがすでに予算100万円で探せる中古車が100台近くあります。
▼検索条件
スズキ イグニス(現行型) × 全国装備を考えるとLEDヘッドライトやクルーズコントロール、本革ステアリングなどが備わるハイブリッドMZかハイブリッドMFがオススメです!
デビュー年の2016年式だと、予算120万~140万円見ておくと探しやすいでしょう。
▼検索条件
スズキ イグニス(現行型) × 「MZ」 & 「ハイブリッドMZ」 × 全国スズキ クロスビー(現行型)

フロントライトの雰囲気から、ハスラーの普通車版と捉えられがちですが、そのデザインはハスラーとはかなり異なり、全体的に上質な雰囲気が与えられています。
ボディカラーはモノトーン、2トーンの他、スポーティな雰囲気の3トーンも用意されています。
ボディサイズは全長3760×全幅1670×全高1705mmと、ロッキー/ライズよりひと回り小さいながらも、スズキが軽自動車の開発で培ったパッケージング技術により広々と室内空間を実現。さらに、インパネのカラーパネルやシートのパイピング(ハイブリッドMZ)で、アクティブな雰囲気を演出しています。
パワートレインは、1LターボにISGを組み合わせたマイルドハイブリッド。トランスミッションはパドルシフト付きの6ATです。
最低地上高は180mm確保されているので、雪道のわだちなどでも下まわりをこするようなことは少ないはず。4WDにはパワフルに走れるスポーツ、滑りやすい路面を走りやすくするスノー、ぬかるみなどに強いグリップコントロール、急な下り坂でスピードを約7km/hに抑えるヒルディセントコントロールという4つのモードが備わります。

7月20日現在、約950台の中古車が流通していて、中心価格帯は150万~180万円。クロスビーらしさを味わうならシートパイピング付きのハイブリッドMZを探したいところです。街乗り中心なら2WDで十分ですし、アウトドアで遊ぶ機会が多いなら4WDがオススメです。
▼検索条件
スズキ クロスビー(現行型) × 2WD × 全国▼検索条件
スズキ クロスビー(現行型) × 4WD × 全国2WDならハイブリッドMZでも予算150万円で買える中古車が出始めていますが、念のため170万~180万円くらいの予算を用意しておくと探しやすいでしょう。
▼検索条件
スズキ クロスビー(現行型) × 全国
自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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