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“いまは”日本未導入のGAC(広州汽車集団)AION Y Plusに試乗してきた!
カテゴリー: クルマ
タグ: SUV / EV / EDGEが効いている
2025/11/08
▲まだ日本に参入していない中国ブランドのGAC(広州汽車集団)。そのGACのBEVブランド「AION」にラインナップされているモデルのひとつがY PlusというこのSUVだまたひとつ新たにBEVブランドが上陸してくる!?
去る9月中旬、日本マーケット未参入のBEVモデルに試乗ができるとのことで、試乗車が用意されたさいたま市に行ってきた。
試乗したのはAION(アイオン) Y PlusというBEVで、全長4535mm×全幅1870mm×全高1650mmのSUVタイプのモデル。トヨタ ハリアーの全長を少しだけ短くしたようなサイズ感だ。
▲ボディカラーは淡いイエロー。少し前はこんな色の国産車もあった気がするが今はあまり見ないからかとても新鮮な感じがする試乗車はさいたま市にある大型の中古車販売店WOW! TOWN大宮店(運営:株式会社IDOM)の展示場の一角にあった。なぜ中古車販売店で新型車の、というか日本で販売していないブランドの車の試乗会をしているのかが謎だったが、その説明を聞いて納得。
今現在は、日本マーケットを探るためにこの試乗会を行っているという。より多くの人に試乗してもらいその声を集めるためには、車探しや購入、修理やメンテ、車検など様々な目的の人が集まる集客力のあるこの大型の中古車販売店が最適というわけだ。
実際、多くの来店客に試乗体験してもらっているそうで、その反応と意見をまとめているとのこと。ということは近い将来の国内導入を見据えたイベントであるのだと筆者は理解した。
▲後席は広くファミリーユースにも十分な居住空間が確保されている。内装に使われる淡いグリーンが車内の雰囲気を明るくしてくれている運転フィーリングに違和感まったくナシ!
▲ラゲージも十分な広さがあり、ベビーカー、ゴルフバッグ、旅行カバンなど様々な用途で必要な荷物は余裕でのみ込みそうだ操作方法はシンプル。スタートスイッチはなく、ブレーキを踏んでステアリング右奥にあるレバースイッチをひねり「D」に入れれば起動する。実際に乗ってみれば外から見ていたほどボディサイズの大きさを感じない。これは恐らく運転席からの視界が良いからだろう。小回り性能も悪くなくステアリングを握って数秒にもかかわらず、苦もなく他の駐車車両の間をスルスルと抜けていけた。
交通量の多い流れの速い国道へ一瞬の隙を見て合流。アクセルをやや強めに踏み込み一気に流れに乗る。その加速フィールは想像していたBEVの暴力じみたそれではなく、しかし確実に速度が乗ってくる違和感のないフィーリングだった。
▲運転席からの視界は広さを感じた。狭い住宅街や勾配の激しい土手沿いの道も走ってみたが見晴らしの良さからか、取り回しのしやすさが際立っていた気になる日本導入に関してだが、試乗したY Plusは予定していないという。導入モデルについてはこの時点での明確な回答はなかったため、当然販売価格も未定。
ただ、現状国内で販売されているBEVモデルの車両価格はもちろん、ヒョンデやBYDなど同市場に近年参入したアジア圏ブランドの車両価格もリサーチのうえで、買いやすい(=売りやすい)価格設定をしてくることは十分にあり得る。
日本での認知度はまだ低いものの、AIONはすでに複数の国々で販売実績を積んでいるブランド。もし万端の準備で商品力と価格力をもって参入してくることになれば、国内のBEVマーケットに少なからずあらたな刺激と変化をもたらすに違いない。
いずれにせよ、買いやすい価格のBEVモデルの品揃えが増えることは、消費者にとってはうれしいニュースだろう。




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