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日産「e-POWER」が、海を渡って欧州に
カテゴリー: クルマ
タグ: 日産 / ハイブリッド / ニューモデルスクープ!
2020/05/17

まずは、タイからスタート
シリーズ式ハイブリッドの「e-POWER」で、現行ノートのモデルライフ後半を盛り上げることに成功した日産。このシステムは、国内専売にとどまっているが、まもなくタイ発のキックスにも転用されて、海外生産が始まる。その先には、欧州での販売も計画されている。
「e-POWER」はエンジンで発電して、電気モーターだけで走る、いわゆるシリーズ式ハイブリッドの一種だ。
ノート、セレナと続いた、「e-POWER」搭載車に第3の選択が加わる。過去にお伝えした、キックスだ。ジューク後継車も兼ねて、2020年5月にも国内発売される。
日本導入に合わせて、フロントマスクが変更され、「e-POWER」が搭載されることは過去に報じたとおりだ。タイで生産されて輸入販売されるこのモデルにより、ついに「e-POWER」搭載車が海外でも組み立てられるのはニュースだ。
- 過去記事「日産、ジュークに代わってキックスを国内導入」はこちら
- 過去記事「こんなにも表情が違う、日産 キックス国内版」はこちら
- 過去記事「日産 キックス、カラフルなボディカラーをラインナップ」はこちら


1.5Lに排気量を拡大し、高効率化
キックスで口火を切った後、日産は「e-POWER」の海外展開に本腰を入れる。そのひとつがヨーロッパだ。2年後をメドに投入される最初の搭載車は、キャシュカイで、3代目へのモデルチェンジに合わせて用いられる。
SUVならではのパッケージが生かされて、リチウムイオン電池はキャビンの下に配置。前輪に加えて、後輪にも電気モーターが配されて4WD化。
きめ細かい制御と、電気モーター特有の優れた応答性によって、俊敏な走り味がもたらされることは想像に難くない。

ピュアEVを含めて、欧州で電動系の販売量を5倍に
ヨーロッパでは、CO2排気量を95g/kmに抑える規制が迫っており、各社とも電動化技術の実用化に躍起になっている。
例えば、キャシュカイと同じクラスに属する、プジョー3008には、ガソリンおよびディーゼルの各パワートレインが用意される一方で、1.6Lガソリンに電動化技術を組み合わせた、プラグインハイブリッドもラインナップ。
EV走行距離は、約64km(WLTPモード測定値)、CO2排出量は、29から41g/kmをマークしている。
日産は、「e-POWER」と並んで、ピュアEVのSUVである、「アリア」もグローバル展開する予定で、2022年以降は電動系テクノロジー車の販売比率をいちだんと高めるもくろみだ。
とくにヨーロッパでは、次期キャシュカイとともに、人気のSUV市場に攻め入ることで、電動系モデルの販売を5倍に増やすという。
※2020年5月15日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2022年
■全長×全幅×全高:4450×1845×1590(mm)
■搭載エンジン:1.5L 直3+モーター
photo/マガジンX編集部、日産自動車、プジョー
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