ワゴン復活の予感▲今号はハイパフォーマンスモデルからシューティングブレーク、オールロードといった、今、手に入る“エッジ”の効いたワゴンを紹介。識者によるベストバイだけでなく、現役オーナーが語る魅力などもお伝えします

アクティブなドライバーから再注目のカテゴリー

街に目をやれば、大小様々なSUVが主役。もちろんBセグのコンパクトカーも多く、Dセグセダンもちらほら。ただ、ワゴンはあまり見かけません。そこに銀の3シリーズツーリングが入ってきます。周りに比べて背が低くデザインも華麗で、スポーツカー(ほとんど見ない)のように目立っています。続いて赤いゴルフのワゴンが。SUV時代全盛のいま、思わず目が奪われるくらいワゴンはとても新鮮です。

セダンと変わらぬ乗り味と走りを手に入れ、荷物もたっぷり積めるのがワゴン。その数が激減したからこそ、“エッジ”の効いたモデルだけが新車、中古車ともに存続しており、人とは違うカーライフを過ごしたいアクティブなドライバーに今、再注目されています。

そう、「ワゴン」は最適な“古くて新しい”選択肢なのです。

そこで今号は「ワゴン復活の予感」と題し、その魅力と実力を紹介します。走りのスポーツワゴンやギア的なオールロード系、ツウな絶版名車など、様々な魅力あふれるワゴンが登場します。セダン級の快適さとSUV以上の積載性を誇るワゴンこそSUVに疲れた人、SUVでは満足できない人にオススメしたい“最強のカテゴリー”です。
 

アウディRS4アバント▲長距離高速移動の盛んなドイツでは、ワゴンの高性能モデルが今でも生産されています。写真はアウディスポーツ(昔のクワトロ社)が仕立て直したアウディ RS4アバント

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アウディ RS4アバント(2006~2009年)× 全国
ポルシェ タイカン クロスツーリスモ▲2ドアスーパーカーに荷室を与えたという美しき矛盾からはじまったシューティングブレーク。ポルシェ初のBEVであるタイカンの派生モデル「タイカン クロスツーリスモ」はシューティングブレークというべきスポーティなスタイリングを備えています

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メルセデス・ベンツ Eクラス オールテレイン▲都会の足としても山道の相棒としても使えるオールロード系ワゴンが人気です。メルセデス・ベンツ Eクラス オールテレインはEクラス ステーションワゴンをベースに、車高を上げ、アンダーカバーなどSUVのエッセンスを盛り込みオフロード性能を高めた魅力的な1台です

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メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン(S124型)▲ワゴンがブームだったバブル期前後、機能・スタイル・走りに妥協しなかった車が登場しました。メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン(S124型)はその代表的な1台、メルセデスが築き上げてきたステーションワゴンの完成形とも言えるモデルです

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メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン(S124型)× 全国
文/編集部、写真/郡大二郎、タナカヒデヒロ、イラスト/あべ あつし

カーセンサーEDGE 2025年6月号
ワゴン復活の予感

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