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アマチュアからの人気が高い量産車ベースのカテゴリー「GT4」、GT3とは違うその魅力とは?【EDGE MOTORSPORTS】
カテゴリー: レース&イベント
タグ: トヨタ / 日産 / AMG / BMW / アウディ / ポルシェ / シボレー / フォード / アストンマーティン / ジネッタ / クーペ / FR / MR / 2WD / R8 / フェアレディZ / マスタング / ヴァンテージ / ケイマン / スープラ / M4クーペ / カマロ / メルセデスAMG GT / EDGEが効いている / c!
2021/04/17

2シーターもしくは2+2シーターのクーペ車をベースに開発されるマシンカテゴリーがGT4(正式名称:Group GT4)。開発費を抑え参入のハードルを下げたGT3を、さらにコストのかからない体制へと変更したカテゴリーだ。アマチュア参戦の難易度がより低くなったGT4は、GT3とTCRの中間に位置しその手軽さから世界中のモーターレースで採用されている。
今回はGT4マシンとそのベース車両の最新事情、魅力を解説したい。
参加費用を抑えた真の市販車ベースレース
GT4は2006年に誕生したレースカテゴリー。GT3は年々高性能化、高コスト化、プロ化が進んでおり、本来のカスタマーであったアマチュアドライバーにとってハードルの高いものとなっている。
そうした中で発案されたのが、GT3の下位カテゴリーとなるGT4だ。その特徴はベースとなる市販車からの改造範囲がGT3に比べて限定的で、マシン費用が安価なこと。そして、メンテナンスやランニングコストが抑えられることだ。例えば、アウディ R8をベースとしたGT4マシン「R8 LMS GT4」は、構成部品の60%以上が市販車と共通で、生産も市販車と同じくドイツのネッカーズルム工場で行われている。


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アウディ R8(2代目) × 全国GT4マシンは自動車メーカーが生産するものと、チューニングメーカーやレーシングチームがレギュレーションにのっとり好きなベース車両を使って自作するものがあるが、いずれもGT3同様、BoP(バランス・オブ・パフォーマンス:性能調整)が行われ性能の均衡化が図られている。
GT4は当初ドイツ国内のGTレースで採用が始まり、いまではニュルブルクリンク24時間レースなどにもカテゴリーが創設されている。2009年にはオランダでも選手権が開催されるなど、欧州で火がついたのを皮切りにいまは日本でも様々なマシンが走り始めている。
国内では、スーパー耐久シリーズにGT4車両のための「ST-Zクラス」が設定されており、2021年シーズンの開幕戦にはメルセデスAMG GT、BMW M4、ポルシェ 718ケイマン、アストンマーティン ヴァンテージ、アウディ R8、ジネッタ、トヨタ GRスープラ、などをベースとした計15台のGT4マシンがエントリーするなど、最も参加台数の多い人気カテゴリーとなっている。
また、アメリカでも人気は高まっており、フォード マスタングやシボレー カマロ、日産 フェアレディZをベースとしたGT4マシンなども作られている。
ちなみに、メルセデスAMG GT、アウディ R8、ポルシェ 718ケイマンなどのGT4マシンの価格は、為替の関係もあるがおおむね2700万~3000万円。メルセデスやアウディの市販車が2000万円超であることを考えればリーズナブルにも思える。自分でベース車両を買ってサーキット仕様に仕立てるより、よほど廉価で速いマシンが手に入る。まさに、ジェントルマンドライバーにとってうってつけのカテゴリーというわけだ。
ここでいくつかのGT4マシンを紹介

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メルセデスAMG GTの中古車を探す × 全国

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BMW M4(初代)の中古車を探す × 全国

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ポルシェ 718ケイマンの中古車を探す × 全国

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トヨタ スープラ(2019年~)の中古車を探す × 全国

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フォード マスタング(2014年~)の中古車を探す × 全国【関連リンク】
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