Car Sensor |
中古車トップ > 日刊カーセンサー > 試乗レポート > ポルシェの試乗レポート > 今のポルシェを象徴する2台のパナメーラ、技アリ!
今のポルシェを象徴する2台のパナメーラ、技アリ!
カテゴリー: ポルシェの試乗レポート
タグ: ポルシェ / パナメーラ / EDGEが効いている
2018/01/02

ポルシェはやっぱりマーケティングがうまい
単にエンジンの出力を向上させるのではなく、プラグインハイブリッド化によって圧倒的な動力性能を実現する。そんな戦略で生まれたパナメーラの最高峰モデルが“ターボS E-ハイブリッド”である。
4L V8ツインターボエンジンと電気モーターの組み合わせによるシステム最高出力は680psにも達し、瞬間レスポンスかつ圧倒的な加速を実現。
一方で電気モーターだけで最長50kmを走行でき、その後もハイブリッドとして効率的な走りが可能という技アリの1台だ。
パナメーラのラインナップは横方向にも拡大する。スポーツツーリスモは、ルーフを後方まで延長して大型のテールゲートを備えた、いわゆるシューティングブレークのフォルムをまとう。
荷室がわずかながら拡大され、積載性も向上。さらに、後席3人掛けの5名乗車が可能になっている。
それでいて持ち前のスポーティさは変わらない。走りっぷりもまた然りで、車重はスポーツサルーンと同等で、サスペンションは微調整した程度だという。実際フットワークは軽快だ。
速く、しかも高効率なターボS E-ハイブリッドはイメージリーダーとしての資質十分。
一方のスポーツツーリスモは、ライフスタイル重視層へのアピール度が相当に高そう。まさにマーケティング上手なポルシェの今を象徴する2台と言える。
918スパイダーで、そしてル・マン24 時間で、電動化の威力を見せつけられてきた身としては、特に前者には猛烈に惹かれるところなのだ。



【SPECIFICATIONS】
■グレード:Panamera Turbo S E Hybrid ■乗車定員:4名
■エンジン種類:V8DOHCターボ+モーター ■総排気量:3996cc
■統合最高出力:680/5750-6000[ps/rpm]
■統合最大トルク:850/1960-4500[N・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8DCT
■全長x全幅x全高:5049x1937x1427(mm) ■ホイールベース:2950mm
■車両価格:2831.0万円
■グレード:Panamera Turbo Sport Turismo ■乗車定員:5名
■エンジン種類:V8DOHCターボ ■総排気量:3996cc
■最高出力:550/5750-6000[ps/rpm]
■最大トルク:770/1960-4500[N・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8DCT
■全長x全幅x全高:5049x1937x1432(mm) ■ホイールベース:2950mm
■車両価格:2453.3万円
photo/ポルシェ ジャパン
あわせて読みたい
~価格だけでは語れない、フェラーリの本質~ フェラーリは本当に高いのか?【カーセンサーEDGE 2025年10月号】
【試乗】新型 ランボルギーニ ウルスSE|普段使いはほぼモーター! スーパーカーの速さを備える800psのスーパーSUVはハンドリングも燃費も上々
ポルシェ タイカンの中古車価格が半年で約180万円もダウン! ハイパフォーマンスEV、今オススメの狙い方は?
【試乗】新型 ボルボ XC60|軽快感はそのままにさらに静かに進化。ベストセラーミッドサイズSUVがマイナーチェンジ
【試乗】新型 ルノー キャプチャー|オススメは驚くほどきめ細やかな制御をするフルハイブリッドのE-TECH
憧れの高級車「ポルシェ」が総額200万円台から狙える!? 中古車平均総額が1年で50万円ダウンした初代パナメーラのオススメの買い方・選び方を紹介
フォーミュラカーだけじゃない! 「F1/エフワン」は主人公ブラピの私用車までかっこいい!【図説で愛でる劇中車 第23回】
幻に終わったマセラティのハイエンドスーパーカー「チュバスコ」をめぐる悲願と現実【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
【保存版】ブルカルト・ボーフェンジーペンとアルピナの60年|カーセンサーEDGE 2025年9月号
初めてのポルシェ 911はコレを! モダンクラシックな「996型」と「997型」の魅力と現状と真実を専門店に聞いてきた