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新型アイオニック5(初代)をマンガで解説! 話題の韓国製EVはどんな車?【人気車ゼミ】
カテゴリー: 特選車
タグ: ヒョンデ / クロスオーバーSUV / 目立つ / かっこいい / クール / スタイリッシュ / EV / アイオニック5 / 人気車ゼミ / 松本英雄 / 高橋満 / 田代哲也
2023/05/06

自動車テクノロジーライターの松本先生と、漫画家の田代先生が話題のモデルを深く分かりやすく掘り下げていく連載『人気車ゼミ』。今回紹介するのは新型ヒョンデ アイオニック5。
講師紹介

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。

マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1987年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。絵本『田んぼの昆虫たんけん隊』『水泳大好き!トラ』(星の環会)。2004年より東放学園高等専修学校、東放学園映画専門学校で講師を務める。スズキの車を5台乗り継ぎ、現在の愛車はエスクード。



重要ワード(マンガ内※)解説
もともと欧米での販売は好調だったこともあり、さらなる市場拡大を狙い2001年にSUVのサンタフェ、ミニバンのトラジェ、小型セダンのエラントラを日本に導入した。その後もXGやソナタなどのモデルを同クラスの日本車より安い価格帯で投入していった。

複数車種を投入したものの、販売台数が伸びず、日本市場から乗用車を撤退させることになった。ただ、その後も日本法人は置かれており、日本市場に参入していた間に車を買った人のアフターサービスは続けられた。また、大型観光バスの販売は好調だった。
2020年7月に発表されたアイオニック5と同クラスとなるEVのプレミアムSUV。内外装に日本の伝統的な美からインスパイアされたエッセンスを盛り込み、モダンなイメージに仕上げられた。2つのバッテリー容量(65kWhと90kWh)、FFと4WDが選べる。
2019年9月にドイツで開催されたフランクフルトモーターショーで電気自動車専用プラットフォームを採用した「45 EVコンセプト」を公開。アイオニック5はこのコンセプトカーがほぼそのままの形で市販モデルになったものだといえる。

画像の最小単位であるデジタルピクセルをイメージしたキューブ状のデザインを前後のライトをはじめ、随所に配置。昔のテレビゲームのようなイメージがあるこの処理をヒョンデでは「パラメトリックピクセル」と名付け、アイオニックシリーズの象徴としている。
1975年から1985年まで生産された、韓国初の自社開発の乗用車。4ドアファストバックセダンの他、3ドア/5ドアハッチバック、ピックアップトラックなどが用意された。アイオニック5は四角い4灯のヘッドライトやルーフデザインなどにその面影が感じられる。
インテリアを“居住空間”と位置づけ、ビジョンルーフと名付けられた大型のガラスルーフを採用。そこから光が車内に優しく差し込むようになっている。電動のロールブラインドを閉めれば光を遮ることができる。

前席はモダンな家具を思わせる大型のコンフォートシートを採用。インパネ中央のディスプレイはニキシー管をモチーフにしたグラフィックでラジオの周波数を表示するなど、クリーンで落ち着きのある空間を作り上げた。インテリアにはリサイクル素材が使われている。

エントリーモデルで58.0kWh、それ以外は72.6kWhという大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、一充電走行距離498~618km(WLTCモード)を達成。急速充電器(90kW級)を使用する場合、エントリーモデルでは32分で10%から80%までの充電が可能。

※この記事は情報誌カーセンサー2023年6月号掲載の記事をWeb用に再編成したものです
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