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【トヨタ アルテッツァの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどまとめ
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / セダン / スポーツセダン / クルマを選び始めた人向け / アルテッツァ / 人気中古モデル徹底ガイド / 小鮒康一
2021/08/12
 ▲大きすぎないボディに、2種類の2Lエンジンが用意されていたスポーツセダンのトヨタ アルテッツァ
 ▲大きすぎないボディに、2種類の2Lエンジンが用意されていたスポーツセダンのトヨタ アルテッツァトヨタ アルテッツァの中古車は今
1998年10月に登場した、完全新規開発となるスポーツセダンであるトヨタ アルテッツァ。
3ナンバーサイズながら比較的コンパクトなボディに4気筒と6気筒、それぞれキャラクターの異なる2Lエンジンを搭載し、ワンメイクレースも実施されるほどスポーティな車となっていた。
海外ではレクサスブランドからIS(初代)としても販売され、スポーティさの中にも高級感も持ち合わせており、一部グレードでは本革シートも備える。
2代目モデルはレクサス IS名義となったため、アルテッツァとしては1世代限りのモデルである。
現在でも、絶妙なサイズのスポーツセダンとして根強い人気を誇っており、中古車市場では予算100万円以内の選択肢が豊富な一方、低走行車やカスタムモデルは総額130万円以上の高価格帯で販売されている。
ここからはアルテッツァの特徴や中古車相場について紹介する。
▼検索条件
トヨタ アルテッツァ(初代) × 全国アルテッツァ(初代)の特徴と中古車相場
■アルテッツァ(初代) DATA
生産期間:1998年10月~2005年7月
中古車流通量:約140台
中古車価格帯:20万~260万円
全長:4400mm × 全幅:1720mm~1725mm × 全高:1410mm
 ▲特徴的なクリアと丸4灯を組み合わせたテールランプは一目でアルテッツァと分かるもの
 ▲特徴的なクリアと丸4灯を組み合わせたテールランプは一目でアルテッツァと分かるもの■アルテッツァ(初代)の特徴
アルテッツァの特徴は、コンパクトなセダンボディにFR(フロントエンジン・後輪駆動)レイアウトを採用したスポーツセダンであるということに尽きる。
海外ではレクサスブランドで販売されていることもあって、ライバルはBMWの3シリーズといわれていた。
グレード体系は大きく分けて2種類で、210ps(MT車)を発生する直列4気筒2Lの3S-GE型エンジンを搭載する「RS系」と、160psを発生する直列6気筒2Lの1G-FE型エンジンを搭載する「AS系」に分けられる。
「RS系」には6速MTと5速ATを用意。
「AS系」は当初4速ATのみのラインナップだったが、2000年5月には6速MTが追加されている。速さこそ「RS系」に譲るが、6気筒らしいフィーリングをMTで楽しめる味わい深いグレードである。
エクステリアはホイールベースを長く取る一方で、前後のオーバーハングは短く作られており、スポーツセダンらしい端正な印象を受ける。
一方のインテリアは、レクサスブランドでも販売されるだけあって上質感がある中にも、クロノグラフ調のメーターなど遊び心を散りばめたものとなっていた。
1999年5月には、より上質なインテリアをもった特別仕様車「Lエディション」が登場した。これは、国外のレクサスブランドで販売されているISに準じた内装になっている。
なお、グレード名のLはレクサスの頭文字を意味しており、「Lエディション」は後にカタログモデルとなった。
 ▲スポーツセダンらしいメカニカルなインストルメントパネル
 ▲スポーツセダンらしいメカニカルなインストルメントパネル2001年5月にはマイナーチェンジが実施されるが、エクステリアはグリルのデザインが変わった程度で大きな変更はない。
一方のメカニズム面は、「RS系」のファイナルギアが4.1から4.3に低められ、ステアリングギアやサスペンションにも改良が加えられている。
 ▲マイナーチェンジでグリルの形状が変更された後期型
 ▲マイナーチェンジでグリルの形状が変更された後期型その後、何度かの一部改良を経て2005年3月には「RS系」が生産を終了し、同年7月には「AS系」も生産を終了し、アルテッツァとしての歴史に幕を閉じた。
なお、アルテッツァはディーラーでのカスタマイズを強く打ち出したモデルでもあった。
そのため、モデリスタによるカスタマイズモデル「クオリタート」や、トムスが手がけたボルトオンターボモデル「280T」などもディーラーで購入することができた。
■アルテッツァの(初代)中古車相場
一時期は、手ごろな価格で購入できるFRスポーツセダンだったアルテッツァ。デビューから20年以上が経過した現在も、予算50万円で購入できる物件がある一方、車両本体価格200万円以上の物件も存在する。
総額40万~70万円の最安値帯のほとんどの物件は「AS系」のAT車が中心で、「RS系」はあってもAT車か多走行車が中心となる。中には20万kmを超えたものも存在するが、裏を返せばアルテッツァの丈夫さを物語っているとも言えるだろう。
「AS系」のAT車であれば、このゾーンでも走行距離10万km以下で修復歴なしというものも見つけることができるため、端正なスポーツセダンが欲しいという人は「AS系」に狙いを絞るのもアリだ。
「RS系」のMT車で10万km以下の物件を探すなら、予算の目安は150万円ほど。中には過去オーナーのカスタマイズがなされたものも存在するが、こちらは好みが分かれるところ。しっかりと実車を確認したうえで、検討してほしい。
車両本体価格200万~250万円の高価格帯は、低走行の「RS系」MT車と、「280T」や「クオリタート」といったコンプリートカー、そしてチューニング済のものが占める。
チューニング系は後付けターボキットを搭載したものや、マークII系などに搭載されていた1JZ-GTE型2.5Lターボに換装されているものが存在している。
エンジン換装車はゼロから作るよりははるかにリーズナブルだが、かなり特殊なものであるため、そこを十分理解したうえで選択すべき上級車向けの物件と言えるだろう。
▼検索条件
トヨタ アルテッツァ(初代) × 全国※記事内の情報は2021年7月31日時点のものです。
 

自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
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