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【トヨタ ラッシュ/ダイハツ ビーゴの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
2021/07/03

トヨタ ラッシュ/ダイハツ ビーゴの中古車は今
トヨタの要望を聞きながら、ダイハツが企画・開発したのがコンパクトSUVのビーゴだ。トヨタからはOEM車のラッシュとして発売されていた。
実質の後継車にあたる、現行型のダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ同様、狭い道もスイスイいけるコンパクトサイズのSUVだ。
現在の中古車台数と平均価格は、下記のとおりだ。
トヨタ ラッシュ:約150台・66.2万円
ダイハツ ビーゴ:約20台・63.6万円
台数はラッシュの方が多く選びやすいので、こだわりがなければまずはラッシュから探すのがオススメである。
2つの車種で価格はほぼ変わりないが、コンパクトSUV人気を受けて底堅い中古車相場になっている。とはいえ、全長4mを切るサイズのSUVが、支払総額50万円で十分狙えるという美味しい状況だ。
ここからはラッシュとビーゴの特徴や中古車相場について紹介する。
ラッシュ(初代)/ビーゴ(初代)の特徴と中古車相場
■ラッシュ(初代)DATA
生産期間:2006年1月~2016年3月
中古車流通量:約150台
中古車価格帯:30万~170万円
■ビーゴ(初代)DATA
生産期間:2006年1月~2016年3月
中古車流通量:約20台
中古車価格帯:40万~140万円

■ラッシュ/ビーゴの特徴
トヨタ ラッシュとダイハツ ビーゴは、それぞれトヨタ キャミとダイハツ テリオスの後継モデルとして2006年1月に登場した。
搭載されたエンジンは1.5L。駆動方式は後輪を回す2WDと、4WDが用意された。トランスミッションは2WDが4速AT、4WDは4速ATと5速MTの2種類がある。

最低地上高は2WDで180mm、4WDで200mmと、小さな障害物ならまたいでいけるロードクリアランスが確保されただけでなく、座面も高いので、座った際に周囲を見渡しやすい。
最小回転半径は2WD/4WDとも4.9mという取り回しの良さもあり、あまり車の運転に慣れていないがSUVが欲しいという人には、うってつけのモデルと言えるだろう。
また、オフロード性能も、スズキ ジムニーほどではないが、アウトドアを楽しむには十分な性能を備えている。先述のロードクリアランスはもちろん、シートは撥水ファブリックのため、濡れたウエットスーツやスキーウエアなどで乗り込みやすい。

4WDシステムは、常時四輪に駆動力を伝えるフルタイム式4WD。センターデフロックを「フリー」にすればコーナリングがスムーズになり、「ロック」にすればぬかるみなどからの脱出が図りやすくなる。
さらに4WDのAT車には、滑りやすい下り坂で車両をコントロールしながら一定速度で下れる、ダウンヒルアシストコントロールがオプションで用意されていた。

2008年11月のマイナーチェンジでは、フロントグリルの変更やリアコンビネーションランプのクリア化の他、スエード調シートが採用された。
エンジンやトランスミッションなど、動力系の変更はなかったものの、アイドリング回転数の改善などで、4WDのAT車の10・15モード燃費が14.0km/Lから14.8km/Lになった。

■ラッシュ/ビーゴの中古車相場
流通台数は、ラッシュ(約150台)とビーゴ(約20台)合わせても170台ほどと多くはない。
これまで紹介したとおり、両モデルに機能的な差はないため、強いこだわりがなければラッシュの方が選びやすいだろう。
ラッシュの最安値帯は総額40万~70万円。このゾーンでも走行距離10万kmを超える多走行車は少なく、コスト重視派も選びやすい状況だ。
また、生産終了から5年が経過しているが、走行距離5万km以下の物件の割合が比較的多く、ラッシュ/ビーゴともに全体の約3割が該当する。今後、低走行車が劇的に増えることは考えにくいため、コンディション重視派は選択肢のある今のうちに動いておきたいところだ。
雪国やアウトドアでの使用を考えている人の選択肢となる4WDは、ラッシュ/ビーゴのいずれも半数以上を占める。価格は4WD車の方がやや高いが、5万km以下でも総額80万円程度から見つけることができる。ちなみに、4WDのほとんどはAT車となっている。
また、MT車の方が、価格が若干高くなっている。台数も少ないため、こちらも狙っている人は早めのアクションをオススメしたい。
▼検索条件
トヨタ ラッシュ(初代) × 全国▼検索条件
ダイハツ ビーゴ(初代) × 全国※記事内の情報は2021年6月15日時点のものです。

ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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