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【三菱 アイの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
カテゴリー: 特選車
タグ: 三菱 / 軽自動車 / クルマを選び始めた人向け / スモール / かわいい / アイ / 人気中古モデル徹底ガイド / ぴえいる
2021/03/08

三菱 アイの中古車は今
エンジンを後輪の車軸前に搭載する、独特の「リア・ミッドシップレイアウト」を採用した軽自動車、三菱 アイ。デビュー時には、久々のミッドシップの軽自動車登場ということで注目を集めた。
2006年1月から2013年7月までの約7年間生産され、後継モデルがないため現在では中古車でしか手に入れることができない。
中古車流通台数は約520台、平均価格は約20万円となっており、お得感を手軽に味わえる状況だ。室内空間の広さではハイト系にかなわないものの、ミッドシップならではの走行フィールを味わうことができるのが魅力。
ここからは2008年12月のマイナーチェンジで前期型と後期型に分け、それぞれの特徴や中古車相場について紹介する。
アイ(前期型)の特徴と中古車相場
■三菱アイ(前期型)DATA
生産期間:2006年1月~2008年11月
中古車流通量:約350台
中古車価格帯:10万~60万円

■アイ(前期型)の特徴
2006年1月に販売が始まった三菱 アイ。2002年に生産が終了したホンダ Z以来、久々の軽ミッドシップレイアウト車の登場だった。他の軽自動車がコストダウンを優先してFFを採用する中、コストのかかるミッドシップを選んだことで「三菱の意欲作」と呼ばれた。
当初は660cc ターボのみだったが、約10ヵ月後にNA(自然吸気)エンジン搭載モデルも追加された。組み合わされたのは4速ATのみで、2WDと4WDがあった。
グレード構成は、新車時の価格の高い順に下記のとおりとなっている。
NAエンジン搭載車|「S」>「L」>「LX」
ターボエンジン搭載車|「M」>「G」
ミッドシップレイアウトを採用したことで2550mmのロングホイールベースを手に入れ、前45:後55というバランスの良い重量配分が実現した。これにより、ピッチングの少ないフラットな乗り心地を味わえるのが、アイの大きな魅力である。
2007年12月には新開発のパワーステアリングの採用により、高速走行時の安定性が高められた。同時にキーレスシステムやリバースポジション連動リアワイパーなど、標準装備の拡充が図られている。

■アイ(前期型)の中古車相場
走行距離が10万km前後にはなるが、総額20万円以下でも狙うことができるのが魅力だ。NAモデルだけでなくターボも射程圏内に入るのが、価格重視派にはうれしいところ。
走行距離5万km未満の物件は約60台と、この年式にしては比較的多く、総額30万円あれば選択肢を確保することができる。
NAとターボの割合はほぼ半々。価格差はほとんどないので、燃費を考えるならNA、過不足ない走りを求めるならターボ、というように好みに応じても選びやすい。
また、4WD車は約50台と数は少ないが、こちらも2WDとの価格差はほとんどないので、雪の多い地域で運転する機会が多い人も、手ごろな価格で手に入れることが可能だ。
▼検索条件
三菱 アイ(前期型) × 全国アイ(後期型)の特徴と中古車相場
■アイ(後期型)DATA
生産期間:2008年12月~2013年7月
中古車流通量:約170台
中古車価格帯:10万~80万円

■アイ(後期型)の特徴と中古車相場
2008年12月に一部改良が行われ、グレードがターボの「T」と、汚れプロテクト加工シートやエチケットホルダー付きバニティミラーなど、女性向けの装備が充実したNAの「ビバーチェ」、NAでエントリーグレード「S」の3グレード構成となった。
2009年11月にはNAエンジンとATの改良で、10.15モード燃費が1.2~1.9km/L向上。同時にオートライト機能が「T」と「ビバーチェ」に標準装備された。

■アイ(後期型)の中古車相場
走行距離が10万km前後であれば、総額30万円で狙うことができる。走行距離5万km未満は約80台あり、こちらは総額50万円以下から狙える。前期型より多少予算は上がるが、それでも手頃な個性派中古車と言えるだろう。
ただし前期型と違い、ターボ車が約20台と圧倒的に少ない。後期型を狙うなら、NAを中心に探した方が比較検討しやすい。逆にターボ車が欲しい人は前期型も含めて探すことをオススメする。
4WD車は約20台と数は少ないが、一方で女性向けの装備が備わる「ビバーチェ」は約130台と、後期型の7割以上を占める。総額50万円以下で走行距離5万km未満も狙えるので、お手頃な女性仕様車だ。
▼検索条件
三菱 アイ(後期型) × 全国※記事内の情報は2021年6月22日時点のものです。

ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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