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運転席側も助手席側もスライドドアのプジョー 1007|狭いスペースでの乗り降り時のストレスにサヨナラ!
2020/08/27

狭小住宅の駐車場でも使いやすい両側スライドドア
都市部に住んでいる人が車を選ぶ際に頭を悩ませるのが、保管場所問題。
住宅価格の高止まりもあり、都市部ではマンション以外にいわゆる“狭小住宅”が増えています。
立地条件のいい場所に住める、限られた土地でも広い居住スペースを確保できるなど、戸建てならではの魅力に引かれて購入する人も多いようです。敷地内に駐車スペースが付いていれば、車の維持費も抑えられます。
ただ、限られた敷地に駐車スペースを作っているため、止められる車に制限が発生することも少なくありません。
一般的なハッチバックだとドアが外側に大きく開くため、車を目いっぱい壁に寄せて止めてもドアをガバッと開けることができず、乗り降りに苦労することも多くなります。
そこでオススメしたいのが、フロントのドアがスライドドアになっているプジョー 1007です。

利便性が高くオシャレ! 都市部での暮らしが華やかに

プジョー初の4ケタ車名となった1007(イチマルマルナナ)は、2006年3月に導入された3ドアハッチバック。
すでに述べたように運転席と助手席のドアがスライドドアになっている、特殊なモデルです。スライドドアは両方とも電動開閉式。利便性はバッチリ!
ボディサイズは全長3730×全幅1710×全高1630mm。全幅が5ナンバー規定の1700mmより10mm広いので3ナンバーになるものの、ほぼ5ナンバーサイズといって差し支えないでしょう。
全長はスズキのソリオとほぼ同じくらい。このサイズ感からも街中での取り回しの良さは想像できますね。
全高はスライドドアを採用する日本車に比べると低めで、ヒンジ式ドアのスズキ ワゴンRと同じくらい。
しかし前席、後席ともに頭上の開放感は申し分なしです。
乗車定員は4人。スライドドアから後部座席にアクセスするので、ドアはかなり広く開くように設計されています。

全長が短い分、荷室の奥行きはそれほどありませんが、深さがあるので積載性は高め。2人で乗るときは後席の背もたれを倒して座面を前に跳ね上げられます。
1007のもうひとつの魅力、それはデザインです! 外観はプジョーとピニンファリーナのコラボレーションで、ともするともっさりした雰囲気になりがちなスライドドア車を、すっきりシャープな印象にまとめています。


インテリアは“カメレオコンセプト”という着せ替え仕様を採用。エアコン吹き出し口やダッシュボードの色を気分で替えることができます。
このキットは、今でもオークションサイトなどに出てくることがあるので、買っておくと気分でコーディネイトを楽しむことができますよ!
エンジンは2種類。でも相場はほぼ同じで総額50万円でも買える
1007の中古車は30台ほど流通。価格帯は10万から80万円と、総額100万円以下で買うことが可能です。
物件選びで注目してほしいポイントはエンジン。1007は最高出力が73psの1.4Lと、最高出力が108psの1.6Lがあります。このエンジンは同時期に発売されていた206と同じもの。
1007は全高が高いことと両側電動スライドドアを搭載しているため重量は重いので、206のようにスポーティな雰囲気で走るのは苦手。
でも、街中の信号待ちからのスタートなどでは、パワーがある1.6Lの方が有利でしょう。
また、装備面だと1.6Lにはレインセンサーとオートエアコンが備わるので、装備重視という観点で選ぶのもアリです!

とはいえ、日常の移動手段として使うなら1.4Lでも十分でしょう。
維持費重視の人は、自動車税が安い1.4Lの方がお得なのでオススメです。
1.4Lの中古車は約20台、1.6Lは10台ほどあります。どちらも総額50万円以内だと走行5万~7万km程度のもの、総額50万円を超えるものだと走行距離5万km以下の中古車が見つかります。
先ほども触れたように1007の内装は、カメレオコンセプトでいろいろな色を選べるようになっていました。
購入物件を探すときは物件の詳細情報で写真をよくみて、エクステリアだけでなくインテリアもどんな色をしているかしっかりチェックして、好みの組み合わせを探してみましょう!

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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