Car Sensor |
中古車トップ > 日刊カーセンサー > 特選車 > 特選車 > スポーツカーさながらの実力を秘めたラグジュアリーセダン、16系アリストは今が買い時!
スポーツカーさながらの実力を秘めたラグジュアリーセダン、16系アリストは今が買い時!
2020/06/23

セダンが意外と人気! そこで、16系アリストはいかが?
日本ではセダンは不人気というイメージがあるようですが、実は新車販売に限ったことで、比較的若いユーザーからしてみると、セダンは決してダサい車型というわけではないようです。
実際、若いユーザーが手ごろな価格になったミドル~ラージクラスのセダンを購入するというケースは少なくなく、ミニバンやSUVに比べてスタイリッシュかつ快適、それでいて買いやすい価格帯というのも人気の秘密です。
では、今のタイミングでそのあたりのセダンを狙うとしたら、どんなモデルがお買い得なのかな~と調べてみると、なんとあの名機2JZ型エンジンを搭載した16系アリストが予想以上に安価となっているではありませんか!
ということで、今回は16系アリストの中でもハイパフォーマンスなターボエンジンを搭載したV300系を中心にご紹介いたしますよ!
あの80スープラと同じエンジンを搭載したハイパフォーマンスセダン

今回紹介する16系アリストは、アリストとしては2代目となるモデルで、1997年から2004年まで販売されていたモデルです。
初代から、クラウンやマジェスタなどのラグジュアリーセダンとは一線を画した「ハイパフォーマンス4ドアセダン」と銘打って販売されていただけあって、搭載されるエンジンは直列6気筒DOHC 3Lの2JZ型エンジン。
このエンジンは、あの80スープラが搭載していたエンジンそのもので、ツインターボの2JZ-GTE型は当時の自主規制値いっぱいの280psを叩き出していました。
そこに組み合わされるミッションは46.0kg・mもの大トルクに対応した4速オートマチックトランスミッション。ターボモデルにはステアシフトマチックを採用し、ステアリングから手を離さずにマニュアル操作ができるようになっています。



駆動方式はFRで、足回りもスポーツカーに多く採用されている四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用。
さすがに1.6トンオーバーの巨体ということもあり、スープラのようなシャープなハンドリングとまではいきませんが、このクラスのセダンとしてはかなり高いレベルの走りを楽しむことができます。
そして、当然ながら高級セダンとしてのキャラクターを併せ持つアリストは、先代よりホイールベースが延長され、室内スペースやトランクスペースを拡大。逆に全長は先代よりも60mm短縮し、高級スポーツセダンとして相反する部分を上手く共存させることに成功しています。
ちなみに海外では、初代アリスト時代からレクサス GSとして販売されており、日本国内でも通算3代目となるモデルが2005年からレクサスブランドから販売されています。
しかし、レクサスGSとしてターボエンジンを搭載したグレードは存在しておらず、そういった意味でアリストは唯一無二の存在と言えそうです。
今、16系アリストのターボモデルはいくらくらい?
16系アリストのターボモデルはV300系のグレードとなり、最もベーシックな「V300」と、黒系の内装と17インチメッキホイール、リアスポイラーなどを標準装備とした「V300 ベルテックスエディション」の2つが基本グレード。
高級車という位置付けではありましたが、本革シートやマルチナビゲーションは標準ではなく、オプション設定となっていました。
2001年には、アリスト誕生10周年を記念した「10th Anniversary Edition」が期間限定で発売。こちらはV300をベースにベルテックスエディション相当の装備と本革シートなどを標準装備した特別仕様車です。
ということで、V300系の中古車をチェックしてみると執筆時点で70台と意外と台数は多め。
さすがに最終型でも16年が経過しているだけに、10万kmオーバーの個体も多いですが、高級車ということで大切にされていたのか、5万km未満の個体も見つけることができます。
気になる価格は、ゴリゴリにチューニングされた個体を除けば、高いものでも200万円程度。ボリュームゾーンは総額100万~120万円前後といったところで、新車時は支払総額500万円近いモデルだったことを考えればかなりお買い得感が強いのではないでしょうか?
サンルーフ付きは人気が高いようで、若干価格が高めな傾向があります。本革シートも状態が良いものはプラスとなるようですが、年式を考えるとあえてのファブリックシートの方が劣化に悩まずに済むという利点もありそう。
マルチナビゲーションはさすがに古いので、Aftermarket品へ交換する……というのがネックですが、交換のノウハウも蓄積されていますし、スマホやポータブルナビで代用、という手もあるのでさほど気にしないでよいでしょう。
スポーツ走行派にはATのみのラインナップがネックかもしれませんが、こちらもスープラ用のミッションなどを用いた換装ノウハウもありますし(たまに換装済車両が掲載されることも)。
ドレスアップにもチューニングにも、もちろんフルノーマルで乗るのも、どんな方向性にもマッチするというのもアリストの美点と言えるかもしれません。
▼検索条件
トヨタ アリスト(2代目)×ターボモデル(V300)×全国
自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
この記事で紹介している物件
あわせて読みたい
【試乗】新型 BMWアルピナ B4 GT|Dセグメントセダン最上! 良質なライドフィールを濃密に楽しめる“実用スーパーカー”
令和のデートカー5選|現在のオススメをZ世代が紹介!プレリュード復活予定の2025年に選ばれるのはどのモデル?
新型VW パサートのセダン廃止に絶望した人に贈る「代わりこのプレミアムセダン、どうですか?」5選
マツダ RX-8の魅力は速さじゃない!? 中谷明彦とZ世代モータージャーナリストが、ロータリーエンジン搭載スポーツカーの魅力に迫る【カーセンサー中谷塾】#4
アルファードが先代なら100万円台後半から狙える? トヨタの人気国産ミニバン、中古車価格や今オススメの買い方・選び方、新型モデルとの違いを解説!
トヨタ スープラ(A90型)生産終了の発表に絶望した人に贈る「代わりコレ、新車在庫がなくなったときに備えてどうですか?」5選
【試乗】トヨタ ランドクルーザー70(再々販モデル)|現代に蘇らせた意味を再考する
ケンドリック・ラマーの愛車 ビュイック GNXの中古車流通“0台”に絶望した人に贈る「このイケてる車、グラミー受賞ラッパー愛車モデルの代わりにどうですか?」5選
最新型レンジローバー新車価格値上げに絶望した人に贈る「半額で買えるコレ、ランドローバー人気SUVの代わりにどうですか?」5選
【名車試乗】トヨタ アルテッツァ(初代)|メカチューンの真髄を知らしめる、超高回転2Lモデル