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絶滅危惧車のフェアレディZコンバーチブルは、みんなの声が形になったモデルだ!
2018/03/21

様々な贅が尽くされた4代目Z
日産 フェアレディZといえば、日本を代表する“身近”なスポーツカーだ。1969年にデビューし、2018年現在販売されているモデルは6代目となる。
ヨーロッパの高級GTカーに匹敵する性能やスタイルを併せ持ちながら格段に安い、ということで世界にその名を知らしめた。ちなみに海外では“貧乏人のポルシェ”なんて揶揄されることもある。
特にアメリカでは大ヒット。様々な賞を総ナメにした。さらには、年間生産台数が10万台を突破するモデルが生まれるなど、数々の記録を打ち立ててきた伝説の国産スポーツカーなのだ。
1989年にデビューした4代目のフェアレディZは、バブル絶頂期から日産の経営危機まで酸いも甘いも見てきたモデルでもある。
デビュー時のキャッチコピーは「スポーツカーに乗ろうと思う。」だ。心にゆとりがある響きから、時代背景が垣間見られる。キーはチタン製(途中で廃止)、車載ジャッキはアルミ製、スペアタイヤもアルミホイールを採用など、贅が尽くされていた。
フェアレディZの美しいボディデザインはCADを多用して設計された、といわれている。それまでのロングノーズ・ショートデッキというスタイルから、ワイド&ローというデザイン“方程式”が持ち込まれた。
クーペモデルでは最もパワフルなグレードにはツインターボ、四輪操舵システムである「スーパーハイキャス」が奢られ、0 → 100km/h加速は5秒台を誇っていた。

市場の要望に応えて実現したモデル
フェアレディZにオープンモデルが追加されたのは、4代目に当たるZ32型から。
アメリカで“ルーフカット”(文字どおり、屋根を切るカスタマイズ)をするアフターマーケット需要の高まりを受けてか、デビューから4年目に投入された。
「重量アップを防ぐために屋根の開閉は手動にした」といわれているが、個人的には「電動開閉式の屋根を搭載する前提で開発されておらず時間とコストが厳しかったのでは」と疑っている。
とはいえ、ボディ補強を施してクーペモデル+50kgに抑えたのは見事だ。
ただ、クーペモデルのようなハイパワーモデルはラインナップされず、最高出力230psのNAエンジン(VG30DE)のみで展開された。
オープンモデルでは、そんなに飛ばしても……、という開発陣の意図だろうか?
また、屋根をフルオープンにしてもBピラーが残るデザインとなっているのは、やはりオープンモデルのラインナップを想定していなかったのではないだろうか?
だからこそ、5代目のフェアレディZからオープンモデルは「ロードスター」と名称を改めたのかもしれない。
いやっ、だからこそ価値を見出してしまうのが筆者の偏屈なモノの見方……。市場の強い要望に応えるため、日産は作るはずではなかったものに手を出した。
もう古い車だし、あえて速く走る必要もないだろう。衝突安全基準の改変により、もう採用できない低いノーズや低いドアの位置だけでも萌える。
カーセンサー掲載車両も激減しており、今後は値上がりする可能性も秘めている。少しでもこのスタイルが気になったならば、掲載物件をチェックされたい!




photo/日産自動車、編集部
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