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いよいよ「フタケタ万円」に突入したシトロエン DS3の初期モデルってどうなんだ?
2017/07/17

フタケタ万円で狙えるのは初期のベーシックグレード
昨年10月の当コーナーに「走行2万~3万kmのシトロエン DS3が車両価格120万円ぐらいで買えるようになったぞ! 狙い目だぞ!」という主旨の記事を掲載しました。それはそれで十分お値打ちだったわけですが、その後DS3のお手頃化はさらに進行。今やなんと「車両価格80万~99万円ぐらい」で狙えるようになってしまいました!
詳しい方も多いでしょうが、シトロエン DS3というのはフランスのシトロエン社(正確にはプジョーSA。“SA”というのは株式会社という意味です)が製造販売するプレミアムコンパクト。初期モデルのエンジンは4気筒1.6Lの自然吸気または直噴ターボで、自然吸気の方は普通の4速AT、直噴ターボは6MTを組み合わせていました。
14年2月にマイナーチェンジが行われ、ベーシックな1.6L直4自然吸気を積んでいた「シック」のエンジンが1.2Lの3気筒に変更され、そのトランスミッションも普通のATからセミATの「ETG5」に変更されました。
そして15年11月にはシックの3気筒エンジンがターボ付きとなり、同時にトランスミッションもやや不評だったセミATから「EAT6」と呼ばれる普通のトルコン式6速ATに変更。さらに直近の16年6月には「フェイスリフト」つまりお化粧直しが行われ、見た目がけっこう変わりました。
以上やや駆け足のモデル紹介となってしまい恐縮ですが、冒頭で申し上げた「車両価格80万~99万円ぐらいで狙えるようになった!」というのは10~12年式あたりのシック、すなわち最初期モデルのベーシックグレード(自然吸気1.6L+4速AT)になります。


小ぎれいにさえしておけば今なお十分以上におしゃれ
で、結論から申しますと、これは「おしゃれなゲタ」が欲しい人にはかなりオススメな選択肢です。もしもゲタという表現が不愉快でしたら「スニーカー」とかに読み替えていただけたら幸いです。要するに「普段のアシに最適」ということです。
何がどうオススメかと言いますと、まずはとにかくオシャレです。
前述のとおり何回かマイナーチェンジが行われましたので、10~12年式ぐらいの初期DS3は最新のDS3とはちょっとビジュアルが異なります。そのため、泥だらけで水アカだらけで、ついでにバンパーとかが小キズだらけだったりすると、正直ちょっとみずぼらしく見える恐れはあります。
しかし逆に言えば、毎日とは言いませんがそれなりのペースで洗車をして小ぎれいにしておき、小キズなどもない(もしくは目立たない)状態にキープさえしておけば、初期DS3のおしゃれっぷりは2017年の今なお健在です。
とはいえこのあたりの感じ方は人それぞれでしょうから、下の写真を見ていただき各自ご判断いただくしかありませんが、少なくとも筆者は「キレイにさえしておけばまだまだ十分オシャレな車!」と認識しております。

古すぎず新しすぎない今が「絶妙なタイミング」
そして走らせてみても、初期のシトロエン DS3シックはなかなかのものです。
もちろんフタケタ万円で狙えるDS3は、前述のとおり「1.6L自然吸気4気筒+4速AT」という昔ながらのパワートレインを採用している車ですので、「新世代3気筒ターボ+6速AT」という最新のそれを採用している15年11月以降のモデルと比べると、正直見劣りはします。初期シックは決して速くはない車ですしね。
しかし「新車で買うとなると259万円+オプションだけど、こちとらフタケタ万円だし!」という“価格差”も考慮したうえで判断するなら、1.6L自然吸気4気筒+4速ATの初期シックの走りも「なかなかのもの」とは言えるはずなのです。
もちろん大してパワフルではありませんし、特筆すべきメカは何もないのですが、そのくせ妙によく走るという、フランス車の良き伝統を今に伝える名作とすら言えるかもしれません。
……まぁそれはちょっとホメすぎかもしれませんが、とにかく、価格から考えればぜんぜん悪くない走りを披露してくれる車です。普段づかいであれば十分以上と感じるのではないでしょうか。
さらに待てばさらに格安化(ハッキリ言ってしまえば激安化)するのかもしれません。しかしそうなる頃には、おそらくDS3ならではの「おしゃれ感」はかなり減じていることでしょう。
そう考えると「今」こそが、初期シトロエン DS3シックという車にとって「ある意味絶妙な時期」ではあるような気がしてなりません。
さて、あなたはどうお考えでしょうか?

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▼検索条件
シトロエン DS3×車両価格100万円未満×走行5万km以下×修復歴なしphoto/プジョーSA
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