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2020年春に終焉を迎えるトヨタ車
2020/04/15

老舗ブランドが続々と
東京で先行して実施された、トヨタの全チャンネル併売化が、2020年5月から全国で始まる。
周知のとおり、これまでトヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店の4チャンネルが存在、それぞれに専売車種が投入されて、競争と差別化が図られてきた。
少子高齢化が進む日本で、今後車の需要が大幅に増えることはないと見越したトヨタは、販売ネットワークの維持と整理を目的に、まず手始めにチャンネルの壁を取り払って、完全併売化を実施する。
例えば、トヨタ店のクラウン、トヨペット店のハリアーやアルファード、カローラ店の看板車種であるカローラ、ネッツ店のヴォクシーやヴェルファイアなどの車種は、今後どのトヨタ店でも買える体制になる。
ただし、各チャンネルのラインナップを整えるために、チャンネルごとの個別ブランドで、消滅するものもある。ここではレクイエムも兼ねて、消えゆく車種を振り返っておきたい。
ライトエース

現行タウンエース、ライトエースはインドネシアから、輸入販売されており、バンとトラックのみの商用車専用ブランドに位置づけられている。
しかし、かつてはキャブオーバー型1BOXのワゴンも存在し、国内で生産されていた。中でも、ライトエースはトヨタの1BOX商品群の中でボトムに位置づけられ、ネッツ店の前身だったトヨタオート店で専売車種として扱われていた。
全チャンネル併売化を機に、タウンエースに統合され、ライトエース50年の歴史に終止符が打たれる。

レジアスエース

レジアスエースといわれても、ピンとこない方も多いかもしれない。しかし、その姿を見れば一目瞭然、その正体はハイエースの兄弟車だ。
そもそもレジアスとは、5ナンバー幅に縮小された、グランビアのナローボディ版に与えられたネーミングで、1997年にハイエースレジアスとして登場。
キャブオーバー型バンとして継続販売されていた、ハイエースのビスタ店向けに用意された名称がレジアスエースだ。2004年にビスタ店がネッツ店に吸収統合された後も、名称は残り、以来ネッツ店で販売されてきた。
全チャンネルの併売化に合わせて、ハイエースに統合され、レジアス時代を含めた、約22年間のモデルライフに、幕が下ろされる。
トヨエース

1~4トンの幅広いバリエーションを誇るトヨタのトラック、トヨエースは65年以上前の1954年から販売されいる。ただし、当時はトヨエースの名称ではなく、トヨペットライトトラックと呼ばれていた。
発売2年後に、トヨエースの名称が与えられ、今日までトヨペット店で販売されてきた。一方、トヨタには同クラスのトラックとして、ダイナが存在している。こちらは1956年に初代がリリースされた。
1984年まで、トヨエースとダイナは別車種として存在していた。しかし、80年代半ばの世代交代で統合され、それ以来、兄弟車として販売。
8代目にあたる、トヨエースの現行型は2011年に発表された。80年代半ばにダイナと統合されて、完全な兄弟車になる前からトヨペット店で扱われてきた
こちらも中身が同一で車名だけが異なるため、ダイナに集約されてトヨエースのネーミングにピリオドが打たれる。
サクシードバン

それまで販売されてきた、カローラバンやカルディナバンの後継車として、プロボックス/サクシードバンが登場したのは2002年のこと。
Bセグメントに属する、ヴィッツのコンポーネントが使われて、事実上ワンクラス下の車になってしまったが、それでもバン専用車として開発されたこともあり、高い実用性を確保。
カルディナバンの後継車として、トヨタ店とトヨペット店に投入された、サクシードはプロボックスよりも最大積載量が50kg多く、前後意匠が作り分けられて、上位感が演出されていた。
2014年の大規模マイナーチェンジを機に、プロボックスと完全な兄弟車に変わった。サクシードの最大積載量は、プロボックスと同じ400kgに減り、歩行者保護としてフロントノーズを全面刷新。
以来、同一車種として販売されているが、今回の併合化に合わせて、知名度の高いプロボックスに集約されて、サクシードは姿を消す。
photo/トヨタ
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