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おとなしい見た目にだまされてはいけない、「脱いでびっくり」ならぬ「乗ってびっくり」な車たち
2016/09/05
▲『人は見た目が9割』という本があるほど相手の印象を左右する見た目。車においても同様で、『カーセンサー』においても「クルマはカタチが9割」という特集を行ったことがあります。しかし、そんな見た目とは裏腹に外見だけにとらわれるとだまされる、中身と外見が大違いの車があるんです車にも「着痩せ」するタイプがある?
相手の印象を左右する「見た目」。見た目はかわいい(or かっこいい)からといって付き合ってみたら、中身は正反対に強気でびっくりなんて経験、ありませんか?
少し前に『人は見た目が9割』という本が流行ったりと、その人の印象を大きく左右する「見た目」。見た目で人間の中身を判断すると痛い目にあう……のかどうかは分かりませんが、 実際に外見と中身を完全に切り離して考えるのは難しいものです。
車においても同様で、スポーツカーは見た目もちょっといかついとか、外見と中身の関連というのはありそうです。極端な例ですが、フェラーリやランボルギーニは誰が見ても「速そう」という雰囲気が見た目から伝わってきます。
まあ見た目と中身の方向性が一致していれば分かりやすいのですが、反対に「見た目は速くなさそうなのに実は速い」という車はあるのでしょうか。脱ぐと実はスゴイ、人でいう「着痩せ」する車があったら面白いものです。
今回は、そんな着痩せする車を探してみました。「脱いでびっくり」ならぬ「乗ってびっくり」な車たちをチェックしてみましょう!
実は3.5L V6搭載! トヨタ ブレイド
▲2006年に登場したトヨタ ブレイド。全長4260mmとコンパクトながら、「ショート・プレミアム」というコンセプトを掲げクラスを超えた質感がウリの車ですトヨタのハッチバック、オーリスをベースとしたブレイド。オーリスが搭載するエンジンは最大でも1.8Lですが、こちらは2.4Lエンジンを搭載!……が、それでも飽き足らなかったのか、途中で3.5L V6エンジンを搭載した「マスター」「マスターG」の2グレードが追加されました。最高出力は280ps。いい意味でありふれた、どこにでも走っていそうなデザインの車にまさかそんなエンジンが載っていようとは、周囲の人も思わないでしょう。
280psといえば、安全上の配慮から続いていた自主規制があったとはいえ、ほんの10年ほど前まで国産車の最高出力でした。日産 スカイライン GT-R、スバル インプレッサ、三菱 ランサーエボリューションだって280psであったわけです。そんなスポーツタイプのモデルたちと同様のパワーを秘めたブレイド、好きな人にはたまらないですね。
ちなみにトランスミッションは6AT。通常グレードはCVT仕様で、わざわざ変更してくるあたりこだわりを感じます。
また3.5Lエンジン仕様は中古車市場でかなりレアなモデル。ブレイドがモデル全体で200台以上ある中、こちらは数台。グッときた方はお早めにチェックしてみてください。
ベースモデルより100psアップ! マツダスピードアクセラ(初代)
▲マツダ アクセラスポーツ(初代)にマツダスピードがカスタムを施した通称「マツダスピードアクセラ」続いてはマツダ アクセラスポーツ(初代)。そのマツダスピードモデル、いわゆる「マツダスピードアクセラ」です。みなさんご存じのアクセラに2.3Lエンジンを搭載、しかもターボ付きで264psをたたき出します。他のグレードでも2.3Lでターボが付かない仕様がありますが、そちらは171ps。いかにマツダスピードアクセラが際立った仕様か分かります。
また搭載されるトランスミッションは6MT。見た目はブレイドと同様、どなたが乗っていても違和感のない5ドアハッチバックですが、マニュアルで大パワーとギャップ大です。実は2代目のアクセラスポーツにも同じくマツダスピード仕様があり、パワーやマニュアル仕様である点も同様。ただこちらはターボによくあるインテークがボンネットにあり、ギャップ度では初代に軍配が上がります。
モデル全体の流通量は約230台、うちマツダスピードアクセラは21台が見つかりました。これだけマニアックなグレードなのに約1割を占めているあたり、マツダ車を購入される方は走りにこだわりがある……のでしょうか?
中身はGT-R? 日産 ステージア
▲日産 ステージア(初代)。もともとスカイラインをベースにしたFRレイアウトを採用、ステーションワゴンらしからぬ走りが特徴だったのですが……最後はこちら、日産のステーションワゴン、ステージア(初代)です。ステージアはもともとR33系のスカイラインをベースに作られていたのですが、あろうことか(?)GT-R専用のエンジンだったRB26を搭載したのが「オーテックバーション 260RS」なるグレード。出力はお約束の280ps。ついでかどうかは分かりませんが、駆動システムもGT-R譲りの「アテーサ」を採用した4WDです。
早い話、「中身がGT-Rのステーションワゴン」。新車時価格は477万円と、他のグレードより約100万円高いという別格のモデルでした。エアロパーツで見た目がスポーティということもあり、ギャップという点では不利なのですが、ここまでやられると降参です。いくらなんでも見た目からは想像もつかない中身となっています。
ちなみに中古車市場では約10台が見つかりました。前に紹介した2台より1世代前の車であり、モデル全体の流通台数が約60台と多くありません。それでも10台が見つかったというのは、いまだに人気がある証といえるのではないでしょうか。
さて「乗ってびっくり」な車たち、いかがでしたでしょうか。ぜひ実際に乗ってみて、その見た目とのギャップを体感してみてください。いかにもスポーツカー然とした車たちとは一味違う車の楽しみ方ができるはずですよ!
photo/尾形和美、トヨタ自動車、マツダ、日産自動車
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