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比較的低走行な「ボルボのワゴン」が100万円以下でイケるって本当ですか?
2016/08/13

はい、あります。それは「09年式以降のボルボ V50」です
国産車における「ステーションワゴンブーム」はずいぶん前に終わってしまいましたが、輸入車では今なお多種多様なステーションワゴンが正規輸入されています。そのなかでも特にイメージが良いのが「ボルボのワゴン」でしょうか。「経済的な余裕ができたら、自分もボルボのステーションワゴンをシュッと乗りこなしてみたい……」と考えている人も多いかもしれません。
ただ、多くの人にとっての「憧れのライフスタイル」を象徴するアイテムだけあって、ボルボのステーションワゴンは決して安くはありません。例えば現行V60(ミディアムサイズの人気ステーションワゴン)でいうと、新車価格はいちばん安いグレードでも454万円であり、中間グレードは535万円。中古車を狙うにしたってボリュームゾーンは370万円以上です。
「欲しいけど やっぱ無理だわ ボルボのワゴン」なんて思わず一句詠みたくなる価格状況ですが、あきらめる必要はありません。ボルボのステーションワゴンだって車両価格100万円以下で、それも「さほど低年式ではない走行4万km以下の、なおかつ高効率なツインクラッチ式トランスミッションを備えたモデル」が、実は狙えるのです。
それは「09年式ボルボ V50の2.0e系」という選択肢です。
2代目V50は、04年5月から13年1月まで販売されたボルボの小型ステーションワゴン。当時ボルボの親会社だったフォードのフォーカスおよび初代マツダ アクセラと共通の車台を採用したモデルでした(ただしエンジンはボルボのオリジナルです)。小ぶりなサイズゆえ、いかにも輸入車然とした「威圧感」みたいなものは皆無でしたが、その分、小回りが利く使い勝手の良いステーションワゴンとして、比較的に長きにわたって愛されたステーションワゴンだったのです。

注目は6速DCTを採用した09年式以降の2.0e系
とはいえ、さすがに初期モデルはもはや少々古いため、いくらボルボのエンブレムが付いているといっても、今さらそれに引かれる人は少ないかもしれません。
でも、09年3月以降の2.0e系はいまだにけっこうオススメしたい車なのです。
それ以前のV50は正直ちょっと古い設計の5気筒エンジンを搭載していましたが、最終の2.0e系は当時のボルボとしては久々だった4気筒エンジンで、変速機も「パワーシフト」と呼ばれる新開発の6速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を採用しました。これにより、2016年現在で見て最新設計な車ほどではありませんが、まずまず高効率でまずまずダイレクトな走りを、09年3月以降の2.0e系は見せてくれるのです。
また、ちょっとさかのぼりますが07年9月には内外装のマイナーチェンジも受けていますので、それ以降の年式であればビジュアル的にもまだまだ現役感はたっぷりだといえます。


お得な特別仕様「2.0eパワーシフトプラス」も狙い目
そしてその中古車相場は、前述のとおり「走行3万km台までの物件が車両価格フタケタ万円で狙えてしまう」というなかなかのバーゲン状態です。もちろん実際の中古車の価格やスペックというのは1台ごとに異なりますが、典型的なイメージは「走行3万km前後の09年式2.0eパワーシフトが車両価格90万円前後」みたいなニュアンス。
……どうでしょうか? これが「走行10万km近い06年式」とかであればこの値段も当たり前というか、むしろ割高かもしれませんが、「好条件なボルボ製ステーションワゴンが90万円前後」というのは、なかなか魅力的なオファーに思えてなりません。
また、こちらの場合は車両価格99万円ぐらいになってしまいますが、10年式の「2.0eパワーシフトプラス」の低走行物件を狙ってみるのもなかなかオシャレです。これは09年11月に登場した特別仕様車で、デュアルキセノンヘッドライトや本革巻ステアリングホイール、本革巻シフトノブ、そしてフロントフォグランプにアルミニウムセンタースタック、16インチのアルミホイールなどが多数装備されている素敵グレード。満足度はかなり高いでしょう。
もちろんボルボの車はその後どんどん進化していますから、性能的に見れば最新のV60などを買うのがいちばんであることは言うまでもありません。しかしフタケタ万円で狙えてしまうボルボの低走行ステーションワゴンというのも、「初めてのボルボワゴン」ということで考えればかなり狙い目な選択肢かと思うのですが、いかがでしょうか?

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photo/ボルボ
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