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スバル レガシィB4と社会人生活をスタートしてはや16年。運命の車はやっぱり最高だった!
2024/04/15

【連載:どんなクルマと、どんな時間を。】
車の数だけ存在する「車を囲むオーナーのドラマ」を紹介するインタビュー連載。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?
昔は一人で、今は家族とともに
阿久津さんの愛車は、大学卒業後、就職して間もなく手に入れたBL型レガシィB4。大切に乗り続けて16年目、走行距離は14万kmを超えた。
大学在学中から卒業直後にかけて、元々レガシィが好きだったところに、お兄さんも、親友も、大学の先輩も……なぜか周囲にはレガシィ乗りが多く、「かっこいいなあ」とレガシィへの思いが募っていった。
しかも次々に、スバルやレガシィとの縁を感じさせる不思議な偶然が重なる。
「日本経済史のゼミに入っていたんですが、最初のゼミ旅行がスバルの太田工場で、偶然同世代のレガシィツーリングワゴンのテストをやってるところを見たんですよね。運命を感じました。卒論のテーマは、スバルです(笑)」
大学卒業後、就職してついに愛車を購入しようと物件探しを開始。漠然と「速くてMTの車が欲しい」と探し始めたが、やはり自然とレガシィに目が行く。3代目レガシィB4に乗る親友と被るのを避けて4代目に狙いを定め、全国展開の中古車販売店の広告で見つけて気に入った物件を問い合わせると、「奇跡的にすぐ近所のお店の在庫だったんですよ。運命感じましたね」。
▲大学を卒業した16年ほど前に購入したレガシィB4。1つ前の型を購入した親友からは、「俺より新しいやつ買いやがったな(笑)!」とうらやましがられたという そのお店でこのレガシィB4を購入し、無事納車されると、職場の上司が乗る同世代のレガシィツーリングワゴンと、奇遇にもナンバーが1違いであることが判明する。
「6発の方のツーリングワゴン3.0Rに乗ってる方だったんですけど、高校、大学と出身校が同じで、血液型も一緒。ひと回り年上の方なので干支も同じで、そこでも変な運命を感じましたね(笑)」
運命のレガシィB4だが、ひとつ想定外だったのは控えめなボクサーサウンドだ。
「恥ずかしい話、もっとボクサーサウンドすると思ってたんですよ。それが私の知らないところでこの4代目から例の等長等爆になってまして。しないのかい! っていう。でも、よく聞くとそれなりにドコドコいってますよね」
“例の等長等爆”とは、3代目までは異なっていたボクサーエンジンの左右バンクの排気系を同じ長さにすることで、排気を滑らかにして振動を抑え、中低速域のトルクアップを図った4代目レガシィの画期的進化のこと。
これによって「ドコドコ」という特徴的なボクサーサウンドが控えめになってしまったと残念がる向きもあり、阿久津さんもその中の一人だったというわけだ。
▲思っていた“ボクサーサウンド”が聞けずちょっと拍子抜けしたというが、14万kmを超えた今も快調なEJ20型エンジンにゾッコン! メンテナンスには気を使っているという
そんな控えめなボクサーサウンドと280馬力を発生するボクサーエンジンを搭載したMTモデルのレガシィB4は、「いい意味で中途半端なのがいいところ」だと、阿久津さんは謙遜気味に話す。
スポーティでありながら、ファミリーユースもできるからこそ、結婚して2人のお子さんに恵まれた今も、独身時代からの愛車に乗り続けることができているのだろう。
ヘッドライトをはじめとしたデザインや、アークティックホワイトパールのボディカラー、そしていまだ一線級の走行性能など、時が経っても愛すべきポイントは多い。
「パパが遊園地に連れてってくれるんだよ」と、3歳の娘さんもレガシィが大好きだとかわいらしい声で教えてくれた。
先日、奥さんの車をシエンタに買い替え、ディーラーで納車されたてのピカピカの新車のシエンタとこのB4が並んだときも、娘さんはすっとB4に乗り込んだと、阿久津さんはうれしそうだ。

▲購入したばかりの頃にはほとんど使われていなかった後席。今は娘さんのお世話グッズが積まれている「高速で東北とか行ってみたいとかあるけど、下の子も生まれたところだから、しばらくは無理かもしれませんね。でもまあ維持費もかからないし、乗り続けられる限りは乗りたいと思います!」
運命の愛車と、末永くお幸せに。
▼検索条件
スバル レガシィB4(BL型)×全国
阿久津哲也さんのマイカーレビュー
スバル レガシィB4(4代目・BL型)
●購入価格/約170万円
●マイカーの好きなところ/280ps、MT、色、ヘッドライト形状、ターボ、いい意味で中途半端だから汎用性が高い
●マイカーの愛すべきダメなところ/燃費9.8km/L。しかもハイオク……涙
●マイカーはどんな人にオススメしたい?/スポーティな走りも楽しめるファミリーカーを探してる人
●他に検討した車は?/スカイライン

ライター
竹井あきら
自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してからしばらく車を所有していなかったが、2021年春にプジョー 208 スタイルのMTを購入。近年は1馬力(乗馬)にも夢中。
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