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カワサキ | KAWASAKI ニンジャZX-4RR | Ninja ZX-4RR
車輌プロフィール
ニンジャZX-4RRは、2023年7月に日本で発売されたスーパースポーツモデルだった。2023年2月に海外向けに発表されていたニンジャZX-4R・シリーズにおいて、もっともスポーツ性能を高めたモデルだった。新設計された排気量399ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒エンジンの最高出力は、通常時が57kW(77ps)、ラムエア加圧で59kW(80ps)となり、リッター換算200psにも届くもの。ニンジャZX-4RRは、その出力を受け止める足回りとして、ショーワ製のBFRC-liteリアショックアブソーバーと同じくショーワのSFF-BPフロントサスペンションを採用。リアサスのBFRC-liteは、同年代のZX-Rシリーズ最高峰のZX-10Rと同じタイプだった。アップシフト/ダウンシフトにも対応したクイックシフターには、ダウンシフトの際にエンジン回転を一時的に上昇させるオートブリッパー機構を備えていた。搭載されたトラクションコントロールは、設定されたライディングモードに統合されるもので、3.4インチのカラー液晶メーターは、スマートフォン(当時の携帯型情報端末)接続でライディングログの取得も可能だった。なお、日本市場へは、ニンジャZX-4R SEも導入されたが、標準仕様車はラインナップされなかった。(最終更新日:2023年6月20日)






カワサキ Ninja ZX-4RR KRT Edition
ニンジャZX-4RRの国内仕様モデルは、KRT(カワサキレーシングチーム)エディションの導入となった。とはいえ、KRTエディションは、専用カラーリングを纏ったのみ。発売は2023年7月ながら、モデルイヤー上は2024年設定だった。排気量399ccの水冷並列4気筒DOHC4バルブエンジンをトレリスフレームに搭載し、トラクションコントロールとパワーモードを統合したインテグレーテッドライディングモードを採用。フロントにはショーワ製SFF-BPフロントサスペンションを採用し、リアには同じショーワ製のBFRC-liteリアショックアブソーバーを備えた。アップ/ダウン対応のクイックシフターには、エンジン回転を上昇させるオートブリッパー機構も備わっていた。なお、日本国内には標準仕様のニンジャZX-4Rは導入されず、このSE仕様と、よりスポーツ性能を高めたニンジャZX-4RRが発売された。SE仕様に標準装備されたエンジンスライダーは未採用。※2023年7月15日発売(マーケットコード:ZX400SRFNN)
基本スペック
タイプグレード名 | Ninja ZX-4RR KRT Edition |
---|---|
モデルチェンジ区分 | 新登場 |
型式 | 8BL-ZX400P |
発売年 | 2023 |
発売月 | 7 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 1990 |
全幅 (mm) | 765 |
全高 (mm) | 1110 |
ホイールベース (mm) | 1380 |
最低地上高(mm) | 135 |
シート高 (mm) | 800 |
車両重量 (kg) | 189 |
最小回転半径(m) | 2.6 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 20.4 |
測定基準(1) | WMTCモード値 |
燃料消費率(2)(km/L) | 24.4 |
測定基準(2) | 国交省届出(60km/h走行時) |
原動機型式 | ZX400PE |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 4 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 399 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 57 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 39.1 |
圧縮比(:1) | 12.3 |
最高出力(kW) | 57 |
最高出力(PS) | 77 |
最高出力回転数(rpm) | 14500 |
最高出力(kW)※ラムエア加圧 | 59 |
最高出力(PS)※ラムエア加圧 | 80 |
最高出力回転数(rpm)※ラムエア加圧 | 14500 |
最大トルク(N・m) | 39 |
最大トルク(kgf・m) | 4 |
最大トルク回転数(rpm) | 13000 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 15 |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 306.0 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | LMAR9G |
点火プラグ必要本数・合計 | 4 |
バッテリー容量 | 12V-8.6Ah(10HR) |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 3.0 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 2.3 |
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | 2.6 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト |
1次減速比 | 2.029 |
2次減速比 | 3.429 |
変速比 | 1速 2.928/2速 2.055/3速 1.619/4速 1.333/5速 1.153/6速 1.037 |
動力伝達方式 | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 14 |
スプロケット歯数・後 | 48 |
チェーンサイズ | 520 |
標準チェーンリンク数 | 114 |
フレーム型式 | トレリス |
キャスター角 | 23°30′ |
トレール量 (mm) | 97 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
フロントフォーク径(φ) | 37 |
フロントホイールトラベル(mm) | 120 |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
リアホイールトラベル(mm) | 124 |
タイヤ(前) | 120/70ZR17 |
タイヤ(前)構造名 | ラジアル |
タイヤ(前)荷重指数 | 58 |
タイヤ(前)速度記号 | (W) |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
タイヤ(後) | 160/60ZR17 |
タイヤ(後)構造名 | ラジアル |
タイヤ(後)荷重指数 | 69 |
タイヤ(後)速度記号 | (W) |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | MT |
ホイールリム幅(前) | 3.5 |
ホイールリム形状(後) | MT |
ホイールリム幅(後) | 4.5 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 2.00 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 2.25 |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
テールライトタイプ | LED |
スピードメーター表示形式 | デジタル |
メーター表示:ギアポジション | 有 |
メーター表示:燃料計 | 有 |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
メーター表示:時計 | 有 |
メーター表示:ツイントリップ | 有 |
車両装備:ハザードランプ | 有 |
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
車両装備:走行モード切り替え | 有 |
車両装備:トラクションコントロール | 有 |
車両装備:スリッパークラッチ | 有 |
車両装備:シフトアシスト機構(クイックシフター) | 有 |
車両装備:盗難防止装置 | 有 |