Bikebros |
カワサキ | KAWASAKI ヴェルシス1000 / SE | Versys 1000 / SE
車輌プロフィール
2012年モデルで新登場したヴェルシス1000は、2007年から販売されていたヴェルシス(650)の上位モデルだった。650cc版のヴェルシスがニンジャ650R(ER-6f)系の並列2気筒エンジンを搭載していたのに対し、ヴェルシス1000は、ニンジャ1000(Z1000)ゆずりの1,043cc並列4気筒エンジンを搭載していた。マルチパーパスモデルとして、ベースエンジンからピークパワーを引き下げ、常用される低中回転域でのパワーを強化し、低い回転数で最高出力と最大トルクを発生させるセッティングとなっていた。ABSやトラクションコントロール、エンジン出力モードの切り替え機構は標準搭載され、さまざまなシチュエーションでライダーをサポートしていた。カワサキのマーケットコードで区分すると、2012年から14年までの初代モデルがKLZ1000A、2015年以降のモデルがKLZ1000Bとなっていた。2015年にKLZ1000Bとなるモデルチェンジでは、フロントカウルのデザインが、ニンジャシリーズを強く意識させるデザインに変更され、新たにアシスト&スリッパークラッチを搭載。整備や積載に役立つセンタースタンドも標準装備された。ヴェルシス1000は当初から海外向けモデルとして発表され、日本国内にはブライトコーポレーションによって導入されていたが、2017年モデルをもって休止。しかし、カワサキの欧米サイトでは、ヴェルシス1000の2018年モデルがラインナップされていた。その後、2019年モデルで再びモデルチェンジ。同じ年にモデルチェンジしたニンジャZX-6Rに似たフロントマスクを得るなど、デザインを一新しながら、電子制御スロットルなどを採用。また、上級グレードのヴェルシス1000SEが設定された。そのSEは、日本市場への正式な導入が開始されることが発表され、2019年2月に発売された。モデルチェンジから2年、SEの2021年モデルからは、ショーワ製のスカイフックサスペンションを装備した(2020年9月発表。日本では2021年7月に発売された)。※2025年には、発展的な後継モデルとしてヴェルシス1100 SEが国内発売された(別項)
-
2024年 Versys 1000 SE
-
2021年 Versys 1000 SE・仕様変更
-
2021年 Versys 1000 SE・仕様変更[海外]
-
2020年 Versys 1000 SE
-
2019年 Versys 1000 SE・新登場
-
2019年 Versys 1000 SE・[海外]
-
2019年 Versys 1000・モデル変更[海外]
-
2017年 Versys 1000・[海外]
-
2016年 Versys 1000・[海外]
-
2015年 Versys 1000・モデル変更[海外]
-
2014年 Versys 1000・[海外]
-
2013年 Versys 1000・[海外]
-
2012年 Versys 1000・新登場[海外]



カワサキ Versys 1000 SE
2021年モデルで、ショーワ製のスカイフック(※)テクノロジーを採用した新しい電子制御サスの搭載などの仕様変更を受けていたヴェルシス1000SEに、約2年ぶりとなる2024年モデルが登場した。今回は車体への変更点はなく、カラー&グラフィックの更新のみ。日本仕様はETC車載器を標準装備していた。※スカイフック技術(理論)とは、空中の一点からホイールを吊り下げた架空のダンバーによってタイヤを接地させることで、車体姿勢を安定させようとするもの。アクティブサスペンションの根幹となる考え方。(モデルコード:KLZ1000DRFNN / 2023年12月15日発売)
基本スペック
タイプグレード名 | Versys 1000 SE |
---|---|
モデルチェンジ区分 | カラーチェンジ |
型式 | 8BL-LZT00D |
発売年 | 2023 |
発売月 | 11 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 2270 |
全幅 (mm) | 950 |
全高 (mm) | 1490 |
ホイールベース (mm) | 1520 |
最低地上高(mm) | 150 |
シート高 (mm) | 820 |
車両重量 (kg) | 257 |
最小回転半径(m) | 3.0 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 25.0 |
測定基準(1) | 国交省届出(60km/h走行時) |
燃料消費率(2)(km/L) | 18.2 |
測定基準(2) | WMTCモード値 |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 4 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 1043 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 77 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 56 |
圧縮比(:1) | 10.3 |
最高出力(kW) | 88 |
最高出力(PS) | 120 |
最高出力回転数(rpm) | 9000 |
最大トルク(N・m) | 102 |
最大トルク(kgf・m) | 10.4 |
最大トルク回転数(rpm) | 7500 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料タンク容量 (L) | 21 |
燃料(種類) | ハイオクガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 525.0 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | CR9EIA-9 |
点火プラグ必要本数・合計 | 4 |
搭載バッテリー・型式 | YTX9-BS |
バッテリー容量 | 12V-8Ah |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 4.0 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 3.2 |
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | 3.8 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-40 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト |
1次減速比 | 1.627 |
2次減速比 | 2.866 |
変速比 | 1速 2.692/2速 1.950/3速 1.529/4速 1.304/5速 1.136/6速 0.958 |
動力伝達方式 | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 15 |
スプロケット歯数・後 | 43 |
チェーンサイズ | 525 |
標準チェーンリンク数 | 116 |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
キャスター角 | 27° |
トレール量 (mm) | 106 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
ブレーキオイル適合規格 | DOT 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
フロントホイールトラベル(mm) | 150 |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
リアホイールトラベル(mm) | 152 |
タイヤ(前) | 120/70ZR17 |
タイヤ(前)構造名 | ラジアル |
タイヤ(前)荷重指数 | 58 |
タイヤ(前)速度記号 | (W) |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
タイヤ(後) | 180/55ZR17 |
タイヤ(後)構造名 | ラジアル |
タイヤ(後)荷重指数 | 73 |
タイヤ(後)速度記号 | (W) |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
ホイールリム形状(前) | MT |
ホイールリム幅(前) | 3.5 |
ホイールリム形状(後) | MT |
ホイールリム幅(後) | 5.5 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・前) | 2.50 |
タイヤ標準指定空気圧(乗車定員時・後) | 2.90 |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
テールライトタイプ | LED |
スピードメーター表示形式 | デジタル |
メーター表示:ギアポジション | 有 |
メーター表示:燃料計 | 有 |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
メーター表示:時計 | 有 |
メーター表示:ツイントリップ | 有 |
車両装備:ハザードランプ | 有 |
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
車両装備:走行モード切り替え | 有 |
車両装備:トラクションコントロール | 有 |
車両装備:シフトアシスト機構(クイックシフター) | 有 |
車両装備:サスペンション電子制御機構 | 有 |
車両装備:ETC | 有 |
車両装備:DCソケット | 有 |
車両装備:可変スクリーン | 有 |
車両装備:キャリア | 有 |
車両装備:センタースタンド | 有 |