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アプリリア | aprilia RS125 / GP REPLICA
車輌プロフィール
アプリリアRS125は、もともと、125ccの2ストローク単気筒エンジンをアルミツインスパーフレームに搭載したフルカウルスポーツだった。1990年代後半から、日本メーカーが2ストエンジンモデルの廃止を行ない、レーサーレプリカモデルもカタログ落ちしていく中で、アプリリアは21世紀に入っても、RS125や250、50をラインナップしていた。2006年のモデルチェンジでは、カウルデザインをRSV風タイプに改めた。以降も販売は継続され、後継モデルは、4ストロークエンジン搭載のRS4 125(2011年に2012年モデルとして登場)となった。そのRS4 125としてモデルライフを継続する中で、2021年モデルとして、再び「RS125」のモデル名が復活。とはいえ、それはRS4 125がモデルチェンジを受けた際に、4ストロークエンジンを表していた「4」が除かれたことによるもので、(2ストエンジンの)RS125、その後継車としてののRS4 125、そして2021年からのRS125というのが、系譜になった。排気量124.2ccの水冷4スト単気筒DOHCエンジンは、欧州のA1ライセンス向け車両上限いっぱいの11kW(15PS)を発生。そのパワーユニットをアルミフレームに搭載し、6速ギアボックス、倒立フォーク、前後ディスクブレーキなどを装備。フェアリングデザインは全身のRS4 125のイメージを踏襲しつつ、同時代の上位モデルRSV4に近いものとなった。ヘッドライトはLEDを採用。2025年モデルでは、ユーロ5+規制に適合しながら、新たにトラクションコントロールを装備した。また、2025年にはMotoGPマシンのカラーリングレプリカが設定された。GPレプリカには、シングルシートカウルやクイックシフターが装備された。※日本市場未導入




「Spain's No.1」カラーは、MotoGPのWP250クラス(後のMoto2に相当)で2006-2007年に連続チャンピオンを獲得したホルヘ・ロレンソのレプリカカラー。J・ロレンソのゼッケンは99番が知られるが、若手時代は(最高峰クラス初年の2008年まで)48番を使用していた。なお、Spain's No.1カラーは、アプリリアワークスのスポンサーだったタバコブランド「FORTUNA」カラーのデザインをベースにした特別なグラフィック。翌年モデルにも設定され、ゼッケンはチャンピオンナンバーの「1」になっていた。
基本スペック
タイプグレード名 | RS125 |
---|---|
仕向け・仕様 | 海外メーカーモデル |
全長 (mm) | 1955 |
全幅 (mm) | 720 |
全高 (mm) | 1100 |
ホイールベース (mm) | 1345 |
乗車定員(名) | 2 |
原動機種類 | 2ストローク |
気筒数 | 1 |
シリンダ配列 | 単気筒 |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 124.8 |
2スト・吸気形式 | ピストンリードバルブ |
内径(シリンダーボア)(mm) | 54 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 54.8 |
燃料供給方式 | キャブレター |
燃料タンク容量 (L) | 14 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
エンジン潤滑方式 | 分離給油(2スト) |
変速機形式 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト |
動力伝達方式 | チェーン |
フレーム型式 | アルミツインスパー |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 |