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ホンダ | HONDA VFR800X クロスランナー | VFR800X Crossrunner
車輌プロフィール
VFR800Xは、フルカウルロードスポーツVFR800FゆずりのV型4気筒エンジンを搭載したアドベンチャーモデルとして、2014年12月に国内発売された(2015年モデルとして)。これが日本における正式導入ながら、海外市場ではすでにVFR800ベースのアドベンチャーモデルは、2011年から「クロスランナー」という名称で販売されており、日本に導入されたVFR800Xは、モデルチェンジした2代目のクロスランナーでもあった。その上で、日本向けモデルを中心に見ると、同じ年の4月に登場したばかりのVFR800Fからは、エンジンだけではなくフレームも継承した姉妹モデルであることは明らか。その上で、アドベンモデルらしい外観と長い足(サスペション)を与えることによって、まったく異なる車種としての独自性を得ていた。排気量781ccのV4エンジンが同じということは、回転数によってバルブ稼働本数が可変するVTEC機構を備えていることも同じ。また、ETC車載器やグリップヒーターを標準装備していたことも同様だった。2017年モデルでは平成28年排出ガス規制に適合するためのモデルチェンジを受けながら、電源ソケットを装備し、手動で5段階に調整可能なアジャスタブルスクリーンを得るなどの充実が図られた。2019年モデルでは、標準搭載されるETC車載器が、ETC2.0に変更された。※平成32年(令和2年)排出ガス規制には適合せず、生産終了となった。ホンダのV4エンジン歴史は、VFR800F/Xの終了を以て、幕を下ろすことになった。




2010年11月に開催されたミラノショー(EICMA)で、2011年の市販予定モデルとして発表されたクロスランナー。「水冷・4ストローク・V型4気筒800ccエンジンを搭載。ライダーとパッセンジャーの乗車姿勢をアップライトなものとすることで、快適性を追求。アドネンチャーモデルの要素を取り入れた」モデルとされていた。
基本スペック
タイプグレード名 | Crossrunner |
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仕向け・仕様 | 海外向けモデル |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 4 |
シリンダ配列 | V型(L型) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 781 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |