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ホンダ | HONDA 400X
車輌プロフィール
2013年6月に発売されたホンダ400Xは、この年の4月と5月に相次いで発売されたCBR400RとCB400Fの2モデルとエンジンやフレームを共有していた。これは、2012年から展開されたNC700シリーズと同じように、共通のプラットフォームを活用してバリエーション展開が行われたもの。日本国内の免許制度のためにエンジン排気量を縮小し、日本向けには400Xとして展開されたが、欧州や北米などでは、CB500X(日本仕様にはない、CBの文字が入った)として販売された。400Xは、NCシリーズでいうところのNC700X(750X)と同様に、クロスオーバースタイルが担当。オフロードバイクのように最低地上高が高いわけではなかったが(ネイキッドのCB400Fよりも低かった)、アップライトなポジションを実現し、ロングツーリングに適していた。2016年2月には、平成28年排出ガス規制に対応するためにモデルチェンジ。前年の東京モーターショーでお披露目されたシャープなデザインが採用された。当時だんだん一般化しつつあったLEDヘッドライトは、見た目の精悍さを強調することにも影響を与えていた。また、初登場時からABS仕様車も設定され、16年のモデルチェンジ後も、ABSの有無で2バリエーション展開は続いた。17年4月にはマイナーチェンジを受け、マフラーのサイレンサー長が短くなり、アンダーカバーも廃止されたことで、軽快なイメージを得た。2018年モデルからABSが標準装備されることになり、タイプ設定はなくなった。2018年秋のミラノショーでCB500X(400Xの海外向け)が新型になり、フロントタイヤが19インチに大径化された。そんなフロント19インチの新型400Xは、2019年3月に発売された。パワーユニットなどを共有するCBR400Rも同時にモデルチェンジを受け、両車ともにアシストスリッパークラッチやエマージェンシーストップシグナルなどを装備した。2022年にはマイナーチェンジを受け、平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合。同時に、フロントブレーキはダブルディスクになり、倒立フォークを採用するなどの仕様変更も受けた。※2023年11月のEICMA(ミランショー)で、CB500Xの後継モデルとしてNX500が発表され、日本国内では400Xの後継モデル、NX400としてラインナップされることがアナウンスされた。NX400は2024年4月18日に国内発売された。



ホンダ 400X
400Xがマイナーチェンジを受けて、フロントフォークがそれまでの正立式から倒立式に変更された。同じくフロントのブレーキは、シングルディスクからダブルディスクになった。ヘッドライトは外観こそ変わっていないが、LEDの発光パターンを変更。ウインカーはポジションランプを兼ねるようになった。スイングアーム剛性最適化やフロントホイールの軽量化も行われた。平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合。※2022年1月17日発売
基本スペック
タイプグレード名 | 400X |
---|---|
モデルチェンジ区分 | マイナーチェンジ |
型式 | 8BL-NC56 |
発売年 | 2022 |
発売月 | 1 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 2140 |
全幅 (mm) | 830 |
全高 (mm) | 1380 |
ホイールベース (mm) | 1435 |
最低地上高(mm) | 150 |
シート高 (mm) | 800 |
車両重量 (kg) | 199 |
最小回転半径(m) | 2.5 |
乗車定員(名) | 2 |
燃料消費率(1)(km/L) | 41.0 |
測定基準(1) | 60km/h走行時 |
燃料消費率(2)(km/L) | 27.9 |
測定基準(2) | WMTCモード値 |
原動機型式 | NC56E |
原動機種類 | 4ストローク |
気筒数 | 2 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 水冷 |
排気量 (cc) | 399 |
カム・バルブ駆動方式 | DOHC |
気筒あたりバルブ数 | 4 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 67 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 56.6 |
圧縮比(:1) | 11 |
最高出力(kW) | 34 |
最高出力(PS) | 46 |
最高出力回転数(rpm) | 9000 |
最大トルク(N・m) | 38 |
最大トルク(kgf・m) | 3.9 |
最大トルク回転数(rpm) | 7500 |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション |
燃料供給装置形式 | PGM-FI |
燃料タンク容量 (L) | 17 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
満タン時航続距離(概算・参考値) | 697.0 |
エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
点火装置 | フルトランジスタ式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | CPR8EA-9 |
点火プラグ必要本数・合計 | 2 |
搭載バッテリー・型式 | YTZ8V |
バッテリー容量 | 12V-7Ah |
エンジン潤滑方式 | ウェットサンプ式 |
エンジンオイル容量※全容量 (L) | 3.1 |
エンジンオイル量(オイル交換時) (L) | 2.4 |
エンジンオイル量(フィルタ交換時) (L) | 2.6 |
推奨エンジンオイル(SAE粘度) | 10W-30 |
ドレンボルト呼び径(mm) | 12.0 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 |
変速機・操作方式 | フットシフト |
1次減速比 | 2.029 |
2次減速比 | 3.000 |
変速比 | 1速 3.285/2速 2.105/3速 1.600/4速 1.300/5速 1.150/6速 1.043 |
動力伝達方式 | チェーン |
スプロケット歯数・前 | 15 |
スプロケット歯数・後 | 45 |
チェーンサイズ | 520 |
標準チェーンリンク数 | 114 |
フレーム型式 | ダイヤモンド |
キャスター角 | 27°30' |
トレール量 (mm) | 108 |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式(後) | 油圧式ディスク |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
フロントフォークタイプ | 倒立フォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
ショックアブソーバ本数(後) | 1 |
タイヤ(前) | 110/80R19 |
タイヤ(前)構造名 | ラジアル |
タイヤ(前)荷重指数 | 59 |
タイヤ(前)速度記号 | H |
タイヤ(前)タイプ | チューブレス |
タイヤ(後) | 160/60R17 |
タイヤ(後)構造名 | ラジアル |
タイヤ(後)荷重指数 | 69 |
タイヤ(後)速度記号 | H |
タイヤ(後)タイプ | チューブレス |
ヘッドライトタイプ(Hi) | LED |
テールライトタイプ | LED |
スピードメーター表示形式 | デジタル |
メーター表示:ギアポジション | 有 |
メーター表示:燃料計 | 有 |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
メーター表示:時計 | 有 |
メーター表示:ツイントリップ | 有 |
車両装備:ハザードランプ | 有 |
車両装備:アンチロックブレーキ(ABS) | 有 |
車両装備:スリッパークラッチ | 有 |
車両装備:緊急制動表示灯 | 有 |