『乗ればわかる』 ホンダ N-BOX カスタム 2023年モデル twistinさんのレビュー・評価

2015年モデルN-BOXスラッシュ からの乗換で、千km以上走行後のレビューです。
８/３契約、１１/７納車、カスタムFF、色はサンライトホワイトパール。オプションはディスプレーオーディオ、ドアバイザー、ライセンスフレーム、フロアマット


【エクステリア】
2代目のカスタムのフロントはヤンチャ過ぎ、ノーマルではおとなし過ぎで、3代目はカスタムが温和になったのでカスタムに決めた。
写真ではおとなしく見えたが、現物はライトからグリルのラインがいかつく見える。
決め手は一文字ライト。昼間はわからないが、早朝や夕方スモールライト点灯にて確認すると、かっこいいし、一目で新型N-BOXとわかる。
リアとサイドは2代目とほぼ同じで区別が難しいが、夜のリアライトは新型が縦一直線ですっきり見える。
【インテリア】
フロント視界の良さは、まるでバスの運転席に座ったかのようで広くて見やすい。後席からの視界も極めて良好でわくわく感がある。
液晶メーターは見やすい。いろいろ変えられるが、結局は航続距離、平均燃費表示の画面に落ち着きそう。
フロントにサンシェード内蔵コンソールを検討したが、上部視界を少し遮るので止めた。ドリンクホルダーに水筒を置くと揺れが大きい。
USBコードをつないだまま、グローブボックスに収納できるのはグッド。
【エンジン性能】
発進も加速も極めて滑らかでスムーズ。前車と同じ排気量だが、トルクやパワーも明らかに大きい。8年の進化を感じる。
【走行性能】
走る、止まる、曲がる、全てで軽自動車の進化を感じる。
左折での滑らかさは、アジャイルハンドリングアシストの効果が大きい。
サスペンションも良好で近くの踏切を越えるときの振動を明らかに吸収してくれる。
ロールも少なく、スーパーハイトを忘れてしまうほど。
高速ではACCとLKASを何度も使ったが、別途所有のヴェゼルと比較しても遜色ない。ACCとLKASをワンタッチで起動できることは素晴らしい。
【乗り心地】
新型N-BOXを運転して一番気に入ったことは静粛性。アイドリングストップのオンオフがわかりにくい。驚いたのは高速道路に乗ったとき。通常音楽のボリュームを上げたりするが、同じボリュームでも問題ないほど、静かに感じる。
前車では高速を伴うロングドライブで疲労感があったが、格段に楽になった。
遮音性がよくなればオーディオ的にもよくなるはずで、純正のディスプレイオーディオとスピーカーで、音が車内全体に広がる中々の音を聞かせてくれる。
【燃費】
ECOモードで、20〜23km/Lとまずまず。前車スラッシュより1割よくなった。
【価格】
軽が200万円を超えるとは隔世の感がある。先代から内外装をいろいろと削られたが走りを実感すると納得できる。
オートブレーキホールドのメモリー機能がないことはがっかり、これくらい付けてほしかったなぁ。また、ディスプレーオーディオでアップルカープレイがブルートゥース接続不可なことは、なんで？という感じ。
【その他】
市販アクセサリーのおすすめは、マグネット式ドアハンドルプロテクター、JF5・JF6シルエット入りキーケース
【総評】
軽とは思えない上質な走りに脱帽。他社と乗り比べることをおすすめします。