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『こいつは現代のビートか?』 ホンダ N-VAN 商用車 2018年モデル ヒンデンブルグさんのレビュー・評価
N-VAN 商用車の新車
新車価格: 139〜209 万円 2018年7月13日発売
N-VAN 商用車の中古車
中古車価格: ― 円
自動車(本体) > ホンダ > N-VAN 商用車 2018年モデル > +STYLE FUN・Honda SENSING (MT)
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- 自動車(本体)
- 2件
- 5件
2019年3月15日 14:03 [1207091-4]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
私はホンダのMT車を中心にカーライフを送っていますが、この度N-VANの6MTを購入しましたが、今だ世の中にMTのレビューが少ないので、あえて走行性能に特化して評価したいと思います。
軽貨物で初の6MTとして注目を集めるN-VANですが、果たしてその実力は?
まず全体的な印象ですが、MT好きの上、峠大好きの方ならMT選択も大いに有りではないでしようか。
尚、軽貨物で峠での走りの評価には疑問を持たれると思いますが、こいつは今までの軽貨物とは違います。むしろ、峠の走りこそ真価を発揮することでしょう。
まるでスポーツカーのようですが、S660も所有している身としては、むしろS660より峠が楽しいと言えます。S660では総合的な性能の高さからスピードレンジを高くしないと運転が楽すぎて面白くありませんでしたが、この車は程よく性能が低いのでスピードをあまり出さなくとも限界値を探る楽しみがあります。ちなみにスペックだけ見たら、重心が高過ぎて、峠の走りを楽しむことなんかとても無理だと思うのですが、技術の進化でしょうか、あまり無理をしなければ、コーナーで転けそうになったり、グリップを失う等の怖い思いをすることは、今のところありません。低いスピードで走りを楽しめる点でいうと、S660ではなく、こいつこそビートの再来と言えるかも知れません。
さて、まず6MTの詳細ですが、S660と比較すると、とにかくLowギヤードということ。荷物を大量に積んでいなければ、2速発進が基本となります。またS660ではハイギヤード過ぎて6速は60km/h以上の速度が出てないと失速して使いものになりませんでしたが、この車は50km/h程度でも平気で使えるところが良いですね。但し、いくらLowギヤードと言えどもトルクが薄い為、登りのコーナーの場合は適切なギヤを選択しておかないとすぐ失速してしまい、原付のようにシフトが忙しいのですが、むしろそこが面白いと言えます。
それとさすがにエンジンのホンダだけあり、エンジン回転の伸びがあり、6千回転まで楽々です。S660は回せば回す程、パワーダウンして興ざめでしたが、この車はNAですので回す価値があります。
尚、シフトフィーリングやクラッチの重さ等については良好と言えますが、流用したとはいえ、ミッションはS660ほど剛性感は無いようです。もう少し走ってあたりが付くと良くなるかも知れませんが。
次にサスですが、全体的にN-BOXより格段に剛性を高めた事と左側フルオープンの為の強化されたBodyが、良い結果を生んでます。程良い硬さがあり、フィーリングはまるで高級スポーツカーのようです。定評のあるS660と比較しても安っぽさはありません。但し、タイヤが軽貨物用で空気がパンパンの為、路面との当たりが強く多少跳ねる傾向にありますが、二人乗りまでだったら乗り心地に関して文句は出ないでしょう。
タイヤはBSエコピアの軽貨物用で(他にヨコハマJOBの場合がある)、ロードノイズが多少うるさく感じますが、さすがBS、グリップだけは抜群です。コーナーでは鳴いたことがありません。ただ、峠を走るとロールが酷い訳では無いのに、シートのサイドサポートの位置に問題があり、身体を持って行かれがちです。ラグビー選手並みの巨漢を想定しているのかガバガバです(笑)。バケットシートに交換すると、より峠の走りが面白くなりそうです。
最後に燃費について、まだ慣らしの範疇なので参考程度ですが、全体平均で20.4Km/l、最高値は信号の少ない郊外路で24km/lぐらいです。30Km/lを超える脅威の燃費マシーンS660(笑)に比べるとあれですが、軽貨物としてはまあまあですね。
追記:エンジンのパワーについての記述が洩れていました。1名乗車の場合、2速発進さえすれば回りの車に置いていかれるようなことはありません。特別速い訳でもありませんが、日常の使用ではストレスは溜まりません。それと空気抵抗もかなりあるはずですが、100km/hまでの加速にも特に問題はありません。横風にもそこそこ強いようです。
峠道の登りでは高回転域のパワーを引き出す為にかなりエンジンが低めのビートを伴って唸りますが、スムーズな回転フィーリングの為、それ程嫌な感じはしません。ここは前世代SO7Aのガサツなそれとはえらい違いです。名機E07系と比較するとまだまだですが、まだ慣らしの段階なのでこれからの変化に期待したいところではあります。
更に追記:ハンドリングとブレーキとその他
・ハンドリングですが、小回りし易い軽めの操舵力で扱い易く合格です。直進性も問題ありません。
・ブレーキですが、これは素晴らしいものですね。マスターバックに新機構が組み込まれているそうですが、真綿を締め付ける様なフィーリングがあります。
・サイドブレーキについてですが、MT仕様のみ昔懐かしのスティックタイプですが、上手く戻らないときがあり、コツが必要でイマイチですね。当たりが付けば改善されるかも知れません。
・それと運動性能とは関係ありませんが、運転手側のドアとバックドアの開閉音は感動ものです。軽めのパタン音でありながら全く安っぽくありません。軽貨物とは思えない高級感があります。駐車場の開閉でも近所迷惑にはならないでしょう。※左側助手席のドアは、残念ながら結構なバタン音がします。
更に追記:一部修正と追記しました。尚、あれから峠道を少し走ったので、追記します。
登りに関しては、3速(実質2速)でグイグイ登ってくれるトルクがあります。タイトコーナーのみ2速(実質1速)に落とす必要性がありますが、そこそこ速いぺースを維持することも可能で、かったるさはありません(空荷の場合)。
それとコーナーでの基本特性は、ちょいアンダーステアですが、ロールがいきなりグラッと来ずリアタイヤが踏ん張ってくれるので安心感があります。そこそこ高いスピードで曲がることが出来ますが、無論、搭載荷物などの条件によってはサスが腰砕けになる可能性はありますので、過信しない運転が必要です。尚、コーナーに入る前にヤバいと思ったら、コーナリング中のクラッチ切りが有効です。ロールアンダーを減らしてくれますので・・・。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- エコ
- その他
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2019年2月
- 購入地域
- 栃木県
- 新車価格
- 158万円
- 本体値引き額
- 10万円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった75人(再レビュー後:63人)
2019年3月9日 19:39 [1207091-3]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
私はホンダのMT車を中心にカーライフを送っていますが、この度N-VANの6MTを購入しましたが、今だ世の中にMTのレビューが少ないので、あえて走行性能に特化して評価したいと思います。
軽貨物で初の6MTとして注目を集めるN-VANですが、果たしてその実力は?
まず全体的な印象ですが、MT好きの上、峠大好きの方ならMT選択も大いに有りではないでしようか。
尚、軽貨物で峠での走りの評価には疑問を持たれると思いますが、こいつは今までの軽貨物とは違います。むしろ、峠の走りこそ真価を発揮することでしょう。
まるでスポーツカーのようですが、S660も所有している身としては、むしろS660より峠が楽しいと言えます。S660では総合的な性能の高さからスピードレンジを高くしないと運転が楽すぎて面白くありませんでしたが、この車は程よく性能が低いのでスピードをあまり出さなくとも限界値を探る楽しみがあります。ちなみにスペックだけ見たら、重心が高過ぎて、峠の走りを楽しむことなんかとても無理だと思うのですが、技術の進化でしょうか、あまり無理をしなければ、コーナーで転けそうになったり、グリップを失う等の怖い思いをすることは、今のところありません。低いスピードで走りを楽しめる点でいうと、S660ではなく、こいつこそビートの再来と言えるかも知れません。
さて、まず6MTの詳細ですが、S660と比較すると、とにかくLowギヤードということ。荷物を大量に積んでいなければ、2速発進が基本となります。またS660ではハイギヤード過ぎて6速は60km/h以上の速度が出てないと失速して使いものになりませんでしたが、この車は50km/h程度でも平気で使えるところが良いですね。但し、いくらLowギヤードと言えどもトルクが薄い為、登りのコーナーの場合は適切なギヤを選択しておかないとすぐ失速してしまい、原付のようにシフトが忙しいのですが、むしろそこが面白いと言えます。
それとさすがにエンジンのホンダだけあり、エンジン回転の伸びがあり、6千回転まで楽々です。S660は回せば回す程、パワーダウンして興ざめでしたが、この車はNAですので回す価値があります。
尚、シフトフィーリングやクラッチの重さ等については良好と言えますが、流用したとはいえ、ミッションはS660ほど剛性感は無いようです。もう少し走ってあたりが付くと良くなるかも知れませんが。
次にサスですが、全体的にN-BOXより格段に剛性を高めた事と左側フルオープンの為の強化されたBodyが、良い結果を生んでます。程良い硬さがあり、フィーリングはまるで高級スポーツカーのようです。定評のあるS660と比較しても安っぽさはありません。但し、タイヤが軽貨物用で空気がパンパンの為、路面との当たりが強く多少跳ねる傾向にありますが、二人乗りまでだったら乗り心地に関して文句は出ないでしょう。
タイヤはBSエコピアの軽貨物用で(他にヨコハマJOBの場合がある)、ロードノイズが多少うるさく感じますが、さすがBS、グリップだけは抜群です。コーナーでは鳴いたことがありません。ただ、峠を走るとロールが酷い訳では無いのに、シートのサイドサポートの位置に問題があり、身体を持って行かれがちです。ラグビー選手並みの巨漢を想定しているのかガバガバです(笑)。バケットシートに交換すると、より峠の走りが面白くなりそうです。
最後に燃費について、まだ慣らしの範疇なので参考程度ですが、全体平均で20.4Km/l、最高値は信号の少ない郊外路で24km/lぐらいです。30Km/lを超える脅威の燃費マシーンS660(笑)に比べるとあれですが、軽貨物としてはまあまあですね。
追記:エンジンのパワーについての記述が洩れていました。1名乗車の場合、2速発進さえすれば回りの車に置いていかれるようなことはありません。特別速い訳でもありませんが、日常の使用ではストレスは溜まりません。それと空気抵抗もかなりあるはずですが、100km/hまでの加速にも特に問題はありません。横風にもそこそこ強いようです。
峠道の登りでは高回転域のパワーを引き出す為にかなりエンジンが低めのビートを伴って唸りますが、スムーズな回転フィーリングの為、それ程嫌な感じはしません。ここは前世代SO7Aのガサツなそれとはえらい違いです。名機E07系と比較するとまだまだですが、まだ慣らしの段階なのでこれからの変化に期待したいところではあります。
更に追記:ハンドリングとブレーキとその他
・ハンドリングですが、小回りし易い軽めの操舵力で扱い易いもので合格です。直進性も問題ありません。
・ブレーキですが、これは素晴らしいものですね。マスターバックに新機構が組み込まれているそうですが、真綿を締め付ける様なフィーリングがあります。
・サイドブレーキについてですが、MT仕様のみ昔懐かしのスティックタイプですが、上手く戻らないときがあり、コツが必要でイマイチですね。
・それと運動性能とは関係ありませんが、運転手側のドアとバックドアの開閉音は感動ものです。軽めの音でありながら全く安っぽくありません。軽貨物とは思えない高級感があります。駐車場の開閉でも近所迷惑にはならないでしょう。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- エコ
- その他
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2019年2月
- 購入地域
- 栃木県
- 新車価格
- 158万円
- 本体値引き額
- 10万円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった9人
2019年3月9日 14:45 [1207091-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
私はホンダのMT車を中心にカーライフを送っていますが、この度N-VANの6MTを購入しましたが、今だ世の中にMTのレビューが少ないので、あえて走行性能に特化して評価したいと思います。
軽貨物で初の6MTとして注目を集めるN-VANですが、果たしてその実力は?
まず全体的な印象ですが、MT好きの上、峠大好きの方ならMT選択も大いに有りではないでしようか。
尚、軽貨物で峠での走りの評価には疑問を持たれると思いますが、こいつは今までの軽貨物とは違います。むしろ、峠の走りこそ真価を発揮することでしょう。
まるでスポーツカーのようですが、S660も所有している身としては、むしろS660より峠が楽しいと言えます。S660では総合的な性能の高さからスピードレンジを高くしないと運転が楽すぎて面白くありませんでしたが、この車は程よく性能が低いのでスピードをあまり出さなくとも限界値を探る楽しみがあります。ちなみにスペックだけ見たら、重心が高過ぎて、峠の走りを楽しむことなんかとても無理だと思うのですが、技術の進化でしょうか、あまり無理をしなければ、コーナーで転けそうになったり、グリップを失う等の怖い思いをすることは、今のところありません。低いスピードで走りを楽しめる点でいうと、S660ではなく、こいつこそビートの再来と言えるかも知れません。
さて、まず6MTの詳細ですが、S660と比較すると、とにかくLowギヤードということ。荷物を大量に積んでいなければ、2速発進が基本となります。またS660ではハイギヤード過ぎて6速は60km/h以上の速度が出てないと失速して使いものになりませんでしたが、この車は50km/h程度でも平気で使えるところが良いですね。但し、いくらLowギヤードと言えどもトルクが薄い為、登りのコーナーの場合は適切なギヤを選択しておかないとすぐ失速してしまい、原付のようにシフトが忙しいのですが、むしろそこが面白いと言えます。
それとさすがにエンジンのホンダだけあり、エンジン回転の伸びがあり、6千回転まで楽々です。S660は回せば回す程、パワーダウンして興ざめでしたが、この車はNAですので回す価値があります。
尚、シフトフィーリングやクラッチの重さ等については良好と言えますが、流用したとはいえ、ミッションはS660ほど剛性感は無いようです。もう少し走ってあたりが付くと良くなるかも知れませんが。
次にサスですが、全体的にN-BOXより格段に剛性を高めた事と左側フルオープンの為の強化されたBodyが、良い結果を生んでます。程良い硬さがあり、フィーリングはまるで高級スポーツカーのようです。定評のあるS660と比較しても安っぽさはありません。但し、タイヤが軽貨物用で空気がパンパンの為、路面との当たりが強く多少跳ねる傾向にありますが、二人乗りまでだったら乗り心地に関して文句は出ないでしょう。
タイヤはBSエコピアの軽貨物用で(他にヨコハマJOBの場合がある)、ロードノイズが多少うるさく感じますが、さすがBS、グリップだけは抜群です。コーナーでは鳴いたことがありません。ただ、峠を走るとロールが酷い訳では無いのに、シートのサイドサポートの位置に問題があり、身体を持って行かれがちです。ラグビー選手並みの巨漢を想定しているのかガバガバです(笑)。バケットシートに交換すると、より峠の走りが面白くなりそうです。
最後に燃費について、まだ慣らしの範疇なので参考程度ですが、全体平均で20.4Km/l、最高値は信号の少ない郊外路で24km/lぐらいです。30Km/lを超える脅威の燃費マシーンS660(笑)に比べるとあれですが、軽貨物としてはまあまあですね。
追伸:エンジンのパワーについての記述が洩れていました。1名乗車の場合、2速発進さえすれば回りの車に置いていかれるようなことはありません。特別速い訳でもありませんが、日常の使用ではストレスは溜まりません。それと空気抵抗もかなりあるはずですが、100km/hまでの加速にも特に問題はありません。横風にもそこそこ強いようです。
峠道の登りでは高回転域のパワーを引き出す為にかなりエンジンが唸りますが、スムーズな回転フィーリングの為、それ程嫌な感じはしません。ここは前世代SO7Aのガサツなそれとはえらい違いです。名機E07系と比較するとまだまだですが、まだ慣らしの段階なのでこれからの変化に期待したいところではあります。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- エコ
- その他
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2019年2月
- 購入地域
- 栃木県
- 新車価格
- 158万円
- 本体値引き額
- 10万円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった1人
2019年3月9日 09:40 [1207091-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
私はホンダのMT車を中心にカーライフを送っていますが、この度N-VANの6MTを購入しましたが、今だ世の中にMTのレビューが少ないので、あえて走行性能に特化して評価したいと思います。
軽貨物で初の6MTとして注目を集めるN-VANですが、果たしてその実力は?
まず全体的な印象ですが、MT好きの上、峠大好きの方ならMT選択も大いに有りではないでしようか。
尚、軽貨物で峠での走りの評価には疑問を持たれると思いますが、こいつは今までの軽貨物とは違います。むしろ、峠の走りこそ真価を発揮することでしょう。
まるでスポーツカーのようですが、S660も所有している身としては、むしろS660より峠が楽しいと言えます。S660では総合的な性能の高さからスピードレンジを高くしないと運転が楽すぎて面白くありませんでしたが、この車は程よく性能が低いのでスピードをあまり出さなくとも限界値を探る楽しみがあります。ちなみにスペックだけ見たら、重心が高過ぎて、峠の走りを楽しむことなんかとても無理だと思うのですが、技術の進化でしょうか、あまり無理をしなければ、コーナーで転けそうになったり、グリップを失う等の怖い思いをすることは、今のところありません。低いスピードで走りを楽しめる点でいうと、S660ではなく、こいつこそビートの再来と言えるかも知れません。
さて、まず6MTの詳細ですが、S660と比較すると、とにかくLowギヤードということ。荷物を大量に積んでいなければ、2速発進が基本となります。またS660ではハイギヤード過ぎて6速は60km/h以上の速度が出てないと失速して使いものになりませんでしたが、この車は50km/h程度でも平気で使えるところが良いですね。但し、いくらLowギヤードと言えどもトルクが薄い為、登りのコーナーの場合は適切なギヤを選択しておかないとすぐ失速してしまい、原付のようにシフトが忙しいのですが、むしろそこが面白いと言えます。
それとさすがにエンジンのホンダだけあり、エンジン回転の伸びがあり、6千回転まで楽々です。S660は回せば回す程、パワーダウンして興ざめでしたが、この車はNAですので回す価値があります。
尚、シフトフィーリングやクラッチの重さ等については良好と言えますが、流用したとはいえ、ミッションはS660ほど剛性感は無いようです。もう少し走ってあたりが付くと良くなるかも知れませんが。
次にサスですが、全体的にN-BOXより格段に剛性を高めた事と左側フルオープンの為の強化されたBodyが、良い結果を生んでます。程良い硬さがあり、フィーリングはまるで高級スポーツカーのようです。定評のあるS660と比較しても安っぽさはありません。但し、タイヤが軽貨物用で空気がパンパンの為、路面との当たりが強く多少跳ねる傾向にありますが、二人乗りまでだったら乗り心地に関して文句は出ないでしょう。
タイヤはBSエコピアの軽貨物用で(他にヨコハマJOBの場合がある)、ロードノイズが多少うるさく感じますが、さすがBS、グリップだけは抜群です。コーナーでは鳴いたことがありません。ただ、峠を走るとロールが酷い訳では無いのに、シートのサイドサポートの位置に問題があり、身体を持って行かれがちです。ラグビー選手並みの巨漢を想定しているのかガバガバです(笑)。バケットシートに交換すると、より峠の走りが面白くなりそうです。
最後に燃費について、まだ慣らしの範疇なので参考程度ですが、全体平均で20.4Km/l、最高値は信号の少ない郊外路で24km/lぐらいです。30Km/lを超える脅威の燃費マシーンS660(笑)に比べるとあれですが、軽貨物としてはまあまあですね。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- エコ
- その他
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2019年2月
- 購入地域
- 栃木県
- 新車価格
- 158万円
- 本体値引き額
- 10万円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった2人
「N-VAN 商用車 2018年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年9月15日 15:04 | ||
| 2025年5月8日 21:27 | ||
| 2025年4月17日 22:56 | ||
| 2025年3月8日 14:35 | ||
| 2025年2月28日 22:01 | ||
| 2024年6月8日 21:54 | ||
| 2024年5月29日 18:36 | ||
| 2024年4月14日 07:27 | ||
| 2024年3月13日 21:55 | ||
| 2024年1月10日 03:01 |
N-VANの中古車 (1,950物件)
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- 支払総額
- 79.0万円
- 車両価格
- 72.0万円
- 諸費用
- 7.0万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 10.4万km
-
- 支払総額
- 129.8万円
- 車両価格
- 116.8万円
- 諸費用
- 13.0万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 4.0万km
-
- 支払総額
- 69.8万円
- 車両価格
- 64.8万円
- 諸費用
- 5.0万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 10.0万km
-
- 支払総額
- 97.1万円
- 車両価格
- 88.0万円
- 諸費用
- 9.1万円
- 年式
- 2019年
- 走行距離
- 8.2万km
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13〜256万円
-
18〜319万円
-
14〜285万円
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108〜450万円









