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『一週間借りて乗りました!』 日産 セレナ e-POWER 2018年モデル Mr.マニアーナさんのレビュー・評価
セレナ e-POWER 2018年モデル
462
セレナ e-POWERの新車
新車価格: 296〜419 万円 2018年3月1日発売〜2022年11月販売終了
自動車(本体) > 日産 > セレナ e-POWER 2018年モデル > ハイウェイスター V
2019年7月24日 22:42 [1244543-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 2 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
この度、e-Powerを1週間ほど借りて毎日の通勤や休日の買い物などに使ったので、その感想を書きます。
現車は BPレガシィ3.0R で水平対向6気筒のフィールを毎日楽しんでいるのですが、13年目20万キロ越えで税金が上がるのを機会に買い替えを検討中です。
家族から「次は室内が広い車がいい」というリクエストがあり、人生初の1BOXカー選びを楽しんでいる最中で、燃費も重視したいので候補は最終的にステハイとセレナe-Powerに絞られています。
ステハイも何度か試乗した事があり比較になるのですが、e-Powerの良かったところ、残念だったところ、マイナーチェンジに期待するところなど、レビューします。
【セレナe-Power 良かったところ】
『エクステリアデザイン』
初めて見た時に「これは日産のルノー・アバンタイムかルノー・エスパスだ!」と思いました。
オシャレ感が有っていいです。
『e-Pedal』
BMWのi3がワンペダルドライビングと謳って先鞭をつけていますが、日産のe-Pedalの出来も悪くないし、日本では宣伝効果で日産の方が有名になりましたね。
ブレーキペダルと踏み変えないのは非常に楽。
ただ、とっさの時にブレーキペダルを踏めなくなるのでは?という一抹の不安はありますが・・。
『スムーズでレスポンスがいい走り』
アクセルペダルをスッと踏み込んだ時の発進からハーフアクセルにかけてのモーターの出力制御はいいですね。
ただSモードでも絶対パワーを試すと、スペックの額面通りで状況によって非力感があります。
そこを通常走行領域のスロットル制御の工夫でパワーが有るかのように感じさせているので、ここはリーフのモーター制御で苦労したところが生かされているのではないでしょうか。
ステハイはガソリン車に近いリニアな感じで、そこに差がありますね。
『プロパイロット』
各制御の有効車速が低いなどの問題はありますが、全体的な車体の挙動はホンダセンシングよりも洗練されていると思います。
プロパイロットはイスラエルのモービルアイ社のシステムですが、ホンダも次はモービルアイ社製を採用するらしいので熾烈な戦いは続きそうです。
【ステハイと引き分けポイント】
『燃費』
私の通勤路は郊外の片道20キロ、週1ぐらいのペースで高速を40キロ程使うパターンですが、セレナe-Powerもステハイも、ほぼほぼ 20km/L でした。(それぞれ、ノーマルとDモード比較で)
e-Powerはその日の交通状況によって少しバラツキが有りましたが、ステハイはいつも20km/Lをキープしてました。
セレナはe-Pedalの使い方がポイントのようです。
確か、e-Powerはブレーキペダルに回生機構が無い代わりにe-Pedalでエネルギー回収している?と聞いた記憶があるので、e-Pedalでの停止頻度に影響を受けるのかと推測。
対してステハイは毎回停止時にブレーキペダルで回生するので、交通状況によらずキッチリ回収できるのでは、と思いました。
【セレナe-Power 残念だったところ】
『柔らかすぎるサスペンション』
ここが一番の残念ポイントですね。
普通に走っている分にはソフトで快適な乗り心地なんですが、コーナーでのロールスピードが速くアンダーステアが強い。
バネがソフトでも、ロールをうまく制御して粘り腰でライントレース性を担保している車が今どき多いんですが、セレナは攻めると途中から腰くだけ感があって旋回ブレーキ時のライントレース性が良くない、タイヤも15インチでの限界があるのかもです。
ここは買ったら改造すると思います。
ステハイもセレナ同様に古いプラットホームの使い回しで、アンダー気味ではありますがブレーキ時のライントレース性はなかなかのレベルで乗り心地もフラットでバランスがいい、直進性も良く、足回りのチューニングは頑張ってると思います。(16インチの効果?)
ファミリーカーの1BOXでコーナーを攻めるような走りはしないから問題無いという意見が良くありますが、ここは万一の時の危険回避性能/アクティブセイフティに影響します。
どんなに安全装置が進化しても、事前回避でぶつから無いに越した事はないので。
『高速道路での走りの余裕』
モーターの制御が秀逸なので通常走行ではノート同様のe-Powerシステムでも問題ないのですが、高速ではパワートレインの出力不足が目立ってきます。
高速への合流時や追い越し車線での加速時では、ステハイに比べれば非力ですが普通に流れに乗って走れはします。
但し3気筒1.2Lエンジンの安っぽいノイズも相まって走りに余裕が無く、眉間に皺がよって心理的に疲れる感じです。
ただ、これ以上パワーを上げるならサスペンションのてこ入れは必要でしょうし、15インチタイヤでは負荷率的にも厳しそうです。
「走る・曲がる・止まる」は車の基本性能なので配点のウェイトが大きいんですよね、フィギュアスケートの「演技後半で得点1.1倍」といったとこでしょうか、ここがセレナの選択で悩ましいとこです。
【マイナーチェンジ関係】
フロントグリルのデザインは実際に見ないとわかりませんが、写真では好みでは無いです。
タイヤは16インチがある!でも16インチ履くと表示燃費が約1割減!同じタイヤサイズでステハイに燃費で負けるのはどうなんだろ。
プロパイロットは対応車速を上げてきますね、ここはgoodです。
以上、長文になってしまいましたが、現時点での1週間の試乗レビューです。
ここに来てマイナーチェンジ絡みで更に混沌としてきました、まぁしばらく様子見ながら楽しんで考えます。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった30人(再レビュー後:22人)
2019年7月21日 03:07 [1244543-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 2 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 3 |
この度、e-Powerを1週間ほど借りて毎日の通勤や休日の買い物などに使ったので、その感想を書きます。
現車は BPレガシィ3.0R で水平対向6気筒のフィールを毎日楽しんでいるのですが、13年目20万キロ越えで税金が上がるのを機会に買い替えを検討中です。
家族から「次は室内が広い車がいい」というリクエストがあり、人生初の1BOXカー選びを楽しんでいる最中で、燃費も重視したいので候補は最終的にステハイとセレナe-Powerに絞られています。
ステハイも何度か試乗した事があり比較になるのですが、e-Powerの良かったところ、残念だったところ、マイナーチェンジに期待するところなど、レビューします。
【セレナe-Power 良かったところ】
『エクステリアデザイン』
初めて見た時に「これは日産のルノー・アバンタイムかルノー・エスパスだ!」と思いました。
オシャレ感が有っていいです。
『e-Pedal』
BMWのi3がワンペダルドライビングと謳って先鞭をつけていますが、日産のe-Pedalの出来も悪くないし、日本では宣伝効果で日産の方が有名になりましたね。
ブレーキペダルと踏み変えないのは非常に楽。
ただ、とっさの時にブレーキペダルを踏めなくなるのでは?という一抹の不安はありますが・・。
『スムーズでレスポンスがいい走り』
アクセルペダルをスッと踏み込んだ時の発進からハーフアクセルにかけてのモーターの出力制御はいいですね。
ただSモードでも絶対パワーを試すと、スペックの額面通りで状況によって非力感があります。
そこを通常走行領域のスロットル制御の工夫でパワーが有るかのように感じさせているので、ここはリーフのモーター制御で苦労したところが生かされているのではないでしょうか。
ステハイはガソリン車に近いリニアな感じで、そこに差がありますね。
『プロパイロット』
各制御の有効車速が低いなどの問題はありますが、全体的な車体の挙動はホンダセンシングよりも洗練されていると思います。
プロパイロットはイスラエルのモービルアイ社のシステムですが、ホンダも次はモービルアイ社製を採用するらしいので熾烈な戦いは続きそうです。
【ステハイと引き分けポイント】
『燃費』
私の通勤路は郊外の片道20キロ、週1ぐらいのペースで高速を40キロ程使うパターンですが、セレナe-Powerもステハイも、ほぼほぼ 20km/L でした。(それぞれ、ノーマルとDモードにて)
e-Powerはその日の交通状況によって少しバラツキが有りましたが、ステハイはいつでも20km/Lをキープしてました。
セレナはe-Pedalの使い方がポイントのようです。
確か、e-Powerはブレーキに回生機構が無い代わりにe-Pedalでエネルギー回収している?と聞いた記憶があるので、e-Pedalでの停止頻度に影響を受けるのかと推測。
対してステハイは毎回停止時に回生ブレーキを使うので、交通状況によらずキッチリ回収できるのでは、と思いました。
【セレナe-Power 残念だったところ】
『柔らかすぎるサスペンション』
ここが一番の残念ポイントですね。
普通に走っている分にはソフトで快適な乗り心地なんですが、コーナーでのロールスピードが速くアンダーステアが強い。
バネがソフトでも、ロールをうまく制御して粘り腰でライントレース性を担保している車が今どき多いんですが、セレナは攻めると途中から腰くだけ感があって旋回ブレーキ時のライントレース性が良くない、タイヤも15インチでは限界があるのかもです。
ここは買ったら改造すると思います。
ステハイもセレナ同様に古いプラットホームの使い回しで、アンダー気味ではありますがブレーキ時のライントレース性はなかなかのレベルで乗り心地もフラットでバランスがいい、直進性も良く、足回りのチューニングは頑張ってると思います。(16インチの効果も?)
ファミリーカーの1BOXでコーナーを攻めるような走りはしないから問題無いという意見が良くありますが、ここは万一の時の危険回避性能/アクティブセイフティに影響します。
どんなに安全装置が進化しても、事前回避でぶつから無いに越した事はないので。
『高速道路での走りの余裕』
モーターの制御が秀逸なので通常走行ではノート同様のe-Powerシステムでも問題ないのですが、高速ではパワートレインの出力不足が目立ってきます。
高速への合流時や追い越し車線での加速時では、ステハイに比べれば非力ですが普通に流れに乗って走れはします。
但し3気筒1.2Lエンジンの安っぽいノイズも相まって走りに余裕が無く、眉間に皺がよって心理的に疲れる感じです。
ただ、これ以上パワーを上げるならサスペンションのてこ入れは必要でしょうし、15インチタイヤでは負荷率的にも厳しそうです。
「走る・曲がる・止まる」は車の基本性能なので配点のウェイトが大きいんですよね、フィギュアスケートの「演技後半で得点1.1倍」といったとこでしょうか、ここがセレナの選択で悩ましいとこです。
【マイナーチェンジ関係】
フロントグリルのデザインは実際に見ないとわかりませんが、写真では好みでは無いです。
タイヤは16インチがあるが、16インチ履くと燃費が約1割減!同じタイヤサイズでステハイに燃費で負けるのはどうなんだろ。
プロパイロットは、対応車速を上げてきますね、ここはgoodです。
以上、長文になってしまいましたが、現時点での1週間の試乗レビューです。
ここに来てマイナーチェンジ絡みで更に混沌としてきました、まぁしばらく様子見ながら楽しんで考えます。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 頻度
- 毎日
- 重視項目
- スポーティ
- 快適性
- エコ
- その他
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2019年6月
- 購入地域
- 茨城県
- 新車価格
- 349万円
- 本体値引き額
- 0円
- オプション値引き額
- 0円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった8人
「セレナ e-POWER 2018年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2023年9月19日 20:51 | ||
| 2023年8月22日 10:41 | ||
| 2023年7月13日 20:43 | ||
| 2023年6月3日 01:04 | ||
| 2023年5月20日 14:33 | ||
| 2023年5月7日 23:33 | ||
| 2022年11月20日 10:35 | ||
| 2022年6月15日 06:22 | ||
| 2022年4月5日 12:59 | ||
| 2022年3月16日 06:41 |
セレナe-POWERの中古車 (全2モデル/3,121物件)
-
- 支払総額
- 199.8万円
- 車両価格
- 191.9万円
- 諸費用
- 7.9万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 8.9万km
-
- 支払総額
- 254.0万円
- 車両価格
- 239.8万円
- 諸費用
- 14.2万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 6.0万km
-
- 支払総額
- 226.5万円
- 車両価格
- 205.0万円
- 諸費用
- 21.5万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 3.8万km
-
- 支払総額
- 228.6万円
- 車両価格
- 209.9万円
- 諸費用
- 18.7万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 2.8万km
-
- 支払総額
- 199.4万円
- 車両価格
- 189.1万円
- 諸費用
- 10.3万円
- 年式
- 2021年
- 走行距離
- 6.5万km
この車種とよく比較される車種の中古車
-
27〜4862万円
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24〜723万円
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17〜499万円
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15〜445万円
-
25〜748万円
-
46〜358万円






