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『総じて高いバランスのクルマ』 フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン 2016年モデル is430さんのレビュー・評価
ゴルフ トゥーランの新車
新車価格: 399〜533 万円 2016年1月12日発売
中古車価格: 91〜536 万円 (147物件) ゴルフ トゥーラン 2016年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > フォルクスワーゲン > ゴルフ トゥーラン 2016年モデル > TSI Highline
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2024年11月14日 23:17 [1903448-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 3 |
| 価格 | 3 |
2016年式 TSI Highlineを7年乗り、先日乗り換えましたので、総括してみたいと思います。
【エクステリア】
プレーンなデザインで派手さはありませんが、国産の派手なグリルのミニバンが苦手という方には受け入れやすいデザインだと思います。
全幅が1830mmと少々大きめですが、CDセグの中間に属するサイズでドライバーシートのポジションも高めなので、取り回しもしやすく、運転はしやすい車です。
【インテリア】
こちらもVWらしく派手さはなく、シンメトリカルなデザインで質実剛健という言葉がぴったりのインテリアだと思います。
国産のミニバンと比べると、収納などの細かな気遣いは少なめですが、必要最低限のカップホルダーや、USB端子などは備わっていますし、物理スイッチを主体としたユーザーインターフェイスで、ユーティリティとしての使い勝手はゴルフ8よりも優っているかと思います。
【エンジン性能】
元々は1年半落ちの13000kmの車両でしたが、購入当初はアクセル開度に対するレスポンスや吹け上がりも良く、非常に良いフィーリングでしたが、コロナ禍で年間2〜3000kmであまり遠出できない時期2〜3年程度が続いたこともあり、低年式のTSIエンジンに多く発生しているシリンダー内部のカーボン堆積と想定される事象により、徐々にレスポンスが悪くなりました。
添加剤などもいろいろと試しましたが、効果がなかったことを考えると、TSIエンジンは本国の長距離をそれなりの速度で走ることを前提に設計されたパワトレなので、カーボンが堆積する前に燃焼させてしまうことが前提の設計なのでしょう。
低走行のシビアコンディションで使われる方は、そのあたりのケアをしっかりとしないとすぐにフィーリングが低下するので、そこは気を使う必要があります。
【走行性能】
ベースとなるゴルフ7のシャーシ性能の高さをそのまま継承しており、国産ミニバンにあるようなボディ剛性の低さは全く感じられず、コーナーをクリアする際のボディの追従性能は、国産の比ではありません。
やはり腰高なボディのせいでゴルフほどの剛性感は無いものの、ミニバンとして考えれば十分すぎる性能で、文句なしです。
また、ブレーキも踏めば踏んだだけ効きますので、走る・曲がる・止まるという、クルマの基本的な性能は非常に高いものを感じました。
【乗り心地】
足は高速走行やヨーロッパの道路を想定しているせいか、若干固めであるものの、不快感はありません。
また、シート自体も適度な硬さやホールド感があり、非常に疲れにくいシートかと思います。
【インフォテインメントシステム】
これだけは正直納得いかないところがあります。
このナビを設計した設計者は日本人が好むナビゲーションの仕様について理解してるとは思えません。
目的地設定をするのに、目的地のキーワードを入力するという手順の前にわざわざ地域(県)を選択させる意味があるのかが不明です。
単に現在地から近い場所からソートして表示すればいいのに、地域設定のひと手間が増えることで非常に使いにくいナビになっています。
国産メーカーのナビを使ってきた方が、Discover Proを使うと本当に面喰います。
当方の車両は2016年1月の導入初期モデルでしたが、その半年後にはAndroid AutoやCar Playに対応する改良があり、当初の半年分のユーザーは置いてきぼりで、わずか半年で機能的に劣るナビになってしまったので、特に新車で初期モデルを買った人はショックだったのではと思います。
ハードウェア的には当該機能を搭載したゴルフコネクトと同じMIB2だったので、ソフトウェアアップデートなどでも十分対応できたはずなのに、インポーターであるVGJはそのような対応を一切してくれなかったのが残念です。
【燃費】
街乗りで10〜12km/L、高速で15〜18km/L程度で2.4LのNA程度の出力からすると、良好な燃費だと思います。
(悪い場合でも1桁km/Lまで行くことはまれでした)
【価格】
当時の価格は車両本体で379万円、OPのDiscover Proで26万円と、総額400万円程度
(当方は1年半落ちなのでその価格の3/4程度)
現在は550万円程度(Discover Proとテクノロジーパッケージ付き相当)の価格の仕様(実際にはパークアシストとパワーテールゲートが用意されていなかったので、その分を差し引いたとして、520〜530万円程度)なので、8年で少なく見積もっても100万円程度上がっています。
8年前の価格であればそれなりに納得できるプライシングですが、今となっては、基本設計の古さや7人乗りができる他の選択肢もありますので、お買い得なプライスとは言えません。
【総評】
インフォテインメントシステム以外は、総じて高いバランスで作られた良い車だったと思います。
走行性能も使い勝手も、十分なレベルに達しており、ベースのゴルフがCセグのベンチマークと呼ばれる理由がよくわかります。
ゴルフ8も候補に入れましたが、不満だったインフォテインメントシステムの改善がなさそうなのと、UIの極端なデジタル化による使いにくさなどのネガ要素で、購入には至りませんでした。
時期ゴルフでは、7のようなバランスの取れたUIとインフォテインメントシステムの改善を期待したいです。
最後になりますが、トゥーランの保有を通してインポーターであるVGJにも不満を感じました。
BMW Japanが法規改正に伴いDRLを後日提供してくれたように、特に車両のデジタル化が進む今後は、有料であったとしても、ユーザーに寄り添った対応をしてもらえるといいなと思います。
VGJさんの対応が良くなることに希望を込めて、総評としては星4といたします。
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