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『MT初心者にも優しい大人のオープンカー』 マツダ ロードスター 2015年モデル ふらっと24さんのレビュー・評価
ロードスターの新車
新車価格: 289〜710 万円 2015年5月21日発売
中古車価格: 109〜420 万円 (901物件) ロードスター 2015年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > マツダ > ロードスター 2015年モデル > S
2020年1月15日 17:45 [1292390-2]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 4 |
購入検討のためレンタカーで試乗しました。
街乗り、幹線道路、ワインディング、高速を計250km走行した感想です。
【エクステリア】
レンタカーはレッドでした。そしてワインレッドがよく似合うボディ形状をしています。この車はレッドで乗るべきだと思えるほどです。フロントとサイドの下部についている黒のフィン(のようなもの)がアクセントでカッコいい。リアもエッジだけ黒塗装なのが良いですね。
全体は丸っこいデザインで女性ウケしそうです。丸っこいけど所々のアクセントが効いているので甘ったるくないし、グレーのホイールも引き締まった印象を与えます。大人が乗るオープンカーにふさわしい仕様だと思います。
ルーフの手動開閉は正直面倒くさいけど、価格を考えると仕方ない。多少の雨は走っていれば入ってこないので、あわてて閉じる必要はありません。
【インテリア】
人工皮革を中心に構成されていて安物感はありません。価格を考えれば高評価できます。シートはやや反っている感じなので合う合わないは出てくると思いますが、質感は良いです。ただシートヒーターがないのはあかん。ないならレザーにはしないほうがいいかもしれません。
マツダがこだわっているというスイッチ類の操作感はなかなか良いですね。ウインカーやワイパーの感触が実に心地いい。ペダル類やシフトノブも申し分ありません。細かいことを言えば、エアコン吹出口の動きがちょっと軽すぎるかな。それ以外は好印象です。
ただ、メーター類は昨今のデジタル表示に比べるともう時代遅れでしょうね。それと純正ナビの解像度が低すぎます。マイナーチェンジでアップデートされていればいいのですが。(確認していません)
個人的にはETCカード挿入口が助手席シートの後方にあるのはマイナス。毎回、運転席側から助手席のシートを倒して出し入れするのは重労働です。運転席側にも助手席シートレバーがあればよかった。
【エンジン性能】
スムーズに回る良いエンジンです。回さなくても低回転からそれなりのトルクが出る。インパクトはないけど日本の公道で走るならこういうセッティングがベストだと思えます。普段MTに乗っていない自分にはこれくらいの出力の方が安心できますね。
132馬力だけど高速の合流ではしっかり加速するし、踏めば踏んだなりに速度も上がっていくので物足りなさは感じません。もちろん車が軽いというのがあって成立する加速感ではあるので、繰り返しですがインパクトには欠けるかな。
「人馬一体」にはちょっと至らない印象です。サイズが小さいからたしかに一体感はありますが、人馬というには馬の方がもうちょっと駿馬じゃないと。
【走行性能】
FRのキャラクターをしっかり感じることができます。よく走るし、よく曲がる。公道ドライブはこれで十分です。ぶん回していないので高負荷時の走りはよくわかりませんが、それなりに奥がありそうな雰囲気ではありました。
というか、そもそもぶん回したくなるキャラクターの車ではないんですよね。大人がオシャレに休日ドライブを楽しむ、的な印象を受けるので。そのリクエストには十分以上に応えてくれています。剛性感や高速安定性はかなり好印象、予想以上でした。
【乗り心地】
車格の割には良いと思います。ハードの限界を超えるショックはそれなりに入ってきますが、全体的に及第点と言えます。シフトノブの揺れ(ニュートラル時)に対して、ステアリングやシートが揺れないのが良い。不要な振動はしっかりカットされています。
試乗の後半は雨でした。ソフトトップでどうかなと思っていましたが、音はほとんど気になりません。よくできています。ただ、座席の斜め後ろから外の音が入ってくる分、クローズドの車より遮音性は落ちます。この車もエンジン音は気にならず、後方で音を作っています。
オープンにしたときの風の巻き込みはボクスターよりやや多いので、人によっては髪型に影響するかもしれません。日本人の体型にあわせたサイズで設計している印象です。
【燃費】
ちょっと信じがたいのですが、250kmの走行で満タン給油したら11.17リッター、つまりリッター22.4kmです。(メーター表示は18.5)
自分でやっておいて「これホントかよ」と思ってしまいますが、実際に走行して給油した結果なのでたぶんホントです。だいたい表示される通りシフトチェンジしていたので、結果的にエコ走行になっていたんでしょうけど。
2,000回転くらいになると上のギヤを推奨されるので、素直に聞いているとあまり回さなくなりますが、それでもMT初心者は楽しめました。欲を言えばレギュラー仕様にしてほしいけど、このスムーズな回転フィールは捨てがたい。
【価格】
リーズナブルな価格設定だと思います。ちょうどいいスポットに置かれた唯一無二の存在という印象で、これより高くても安くてもいけない気がしますね。
【総評】
MT車っていいな、オープンカーっていいなと思わせてくれる素晴らしい1台です。こういう車を作る人も、こういう車に乗る人も高い感性をお持ちなんだなということがよくわかりました。日本を代表するプロダクトのひとつと言えますね。
仕方ないことですが、良い車がゆえに乗っている人が結構多いというのは購入をためらうポイントでもあります。サブスク隆盛の時代に所有欲を掻き立てるほどの特別感が得られるかどうか。
それと普段AT慣れしている者からすると、やはりMTは多少ハードルが上がることも事実です。しかしながら、この車が持つMT初心者にも優しい操作感は、休日に乗るセカンドカーとしては理想的だとも思います。
公道を法定速度内で流すだけでも気持ちよくなれるドライブフィールはなかなか他の車では得難く、その存在価値は大きいと思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった12人(再レビュー後:11人)
2020年1月15日 11:42 [1292390-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 4 |
| 走行性能 | 4 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 5 |
購入検討のためレンタカーで試乗しました。
街乗り、幹線道路、ワインディング、高速を計250km走行した感想です。
【エクステリア】
レンタカーはレッドでした。そしてワインレッドがよく似合うボディ形状をしています。この車はレッドで乗るべきだと思えるほどです。フロントとサイドの下部についている黒のフィン(のようなもの)がアクセントでカッコいい。リアもエッジだけ黒塗装なのが良いですね。
全体は丸っこいデザインで女性ウケしそうです。丸っこいけど所々のアクセントが効いているので甘ったるくないし、グレーのホイールも引き締まった印象を与えます。大人が乗るオープンカーにふさわしい仕様だと思います。
ルーフの手動開閉は正直面倒くさいけど、価格を考えると仕方ない。
【インテリア】
人工皮革を中心に構成されていて安物感はありません。価格を考えれば高評価できます。シートはやや反っている感じなので合う合わないは出てくると思いますが、質感は良いです。ただシートヒーターがないのはあかん。ないならレザーにはしないほうがいいかもしれない。
マツダがこだわっているというスイッチ類の操作感はなかなか良いですね。ウインカーやワイパーの感触が実に心地いい。ペダル類やシフトノブも申し分ありません。細かいことを言えば、エアコン吹出口の動きがちょっと軽すぎるかな。それ以外の操作物は好印象です。
ただ、メーター類は昨今のデジタル表示に比べるともう時代遅れでしょうね。それと純正ナビの解像度が低すぎます。マイナーチェンジでアップデートされていればいいのですが。(確認していません)
個人的にはETCカード挿入口がシート後方なのはマイナス。毎回、運転席側から助手席のシートを倒して出し入れするのは重労働なので、きっと挿しっぱなしにするんでしょうけど。
【エンジン性能】
スムーズに回る良いエンジンです。回さなくても低回転からそれなりのトルクが出る。インパクトはないけど日本の公道で走るならこういうセッティングがベストだと思えます。普段MTに乗っていない自分にはこれくらいの出力の方が安心できます。
132馬力だけど高速の合流ではしっかり加速するし、踏めば踏んだなりに速度も上がっていくので物足りなさは感じません。もちろん車が軽いというのがあって成立する加速感ではあるので、繰り返しですがインパクトには欠けるかな。
「人馬一体」にはちょっと至らない印象です。サイズが小さいからたしかに一体感はありますが、人馬というには馬の方がもうちょっと駿馬じゃないと、とは思います。
【走行性能】
FRのキャラクターをしっかり感じることができます。よく走るし、よく曲がる。公道ドライブはこれで十分です。ぶん回していないので高負荷時の走りはよくわかりませんが、それなりに奥がありそうな雰囲気ではありました。
というか、そもそもぶん回したくなるキャラクターの車ではないんですよね。大人がオシャレに休日ドライブを楽しむ、的な印象を受けるので。そのリクエストには十分以上に応えてくれています。剛性感や高速安定性はかなり好印象で予想以上のデキでした。
【乗り心地】
車格の割には良いと思います。ハードの限界を超えるショックはそれなりに入ってきますが、全般的に及第点と言えます。シフトノブの揺れ(ニュートラル時)に対して、ステアリングやシートが揺れないのが良い。不要な振動はかなりカットされています。
試乗の後半は雨でした。ソフトトップでどうかなと思っていましたが、音はほとんど気になりません。よくできています。ただ、座席の斜め後ろから外の音が入ってくる分、クローズドの車より遮音性は落ちます。この車もエンジン音は気にならず、後方で音を作っています。
【燃費】
ちょっと信じがたいのですが、250kmの走行で満タン給油したら11.17リッター、つまりリッター22.4kmです。(メーター表示は18.5)
自分でやっておいて「これホントかよ」と思ってしまいますが、実際に走行して給油した結果なのでたぶんホントです。だいたい表示される通りシフトチェンジしていたので、結果的にエコ走行になっていたんでしょうけど。
2,000回転くらいになると上のギヤを推奨されるので、素直に聞いているとあまり回さなくなりますが、それでもMT初心者は楽しめました。欲を言えばレギュラー仕様にしてほしいけど、このスムーズな回転フィールは捨てがたい。
【価格】
リーズナブルな価格設定だと思います。ちょうどいいスポットに置かれた唯一無二の存在という印象で、これより高くても安くてもいけない気がしますね。
【総評】
MT車っていいな、オープンカーっていいなと思わせてくれる素晴らしい1台です。こういう車を作る人も、こういう車に乗る人も高い感性をお持ちなんだなということがよくわかりました。日本を代表するプロダクトのひとつと言えますね。
ひとつ残念なのは、良い車がゆえに乗っている人が結構多いということです。サブスク隆盛の時代に所有欲を掻き立てるほどの特別感が得られるかどうか。それと普段AT慣れしている者からすると、やはりMTは多少ハードルが上がることも事実です。
MT初心者にも優しい操作感は、休日に乗るセカンドカーとしてはベストな車だと言えます。公道を法定速度内で流すだけでも気持ちよくなれるドライブフィールはなかなか他の車では得難く、その存在価値は大きいと思います。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった1人
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