『車は良い、車は。』 スバル レヴォーグ 2014年モデル マイケルヘルペスさんのレビュー・評価

納車直後桜島をバックに

某他社ディーラーの顧客対応に憤慨し、即日スバルの営業所を訪問、3日後には購入を決めました。つまりほとんど何の情報もなく、試乗一回。他車には目もくれませんでした。今回はただ、ブランドネームだけで海外で評価の高いスバルを試すこと、そしてもしスバルもダメなら今後は輸入車に乗ろうと思ってました。
若い頃はずっと日産を乗り継いで、30過ぎてからは初期型クラシックレンジローバー、Y32シーマ、セルシオ20系、30系後期、と乗り継ぎました。11年目のセルシオが突然の故障で廃車となり、一年別のステーションワゴンを乗り継いで今回スバルに賭けたのです。
前車が性能の低いCVTであったせいか、レヴォーグには全く違和感を感じず、よく言われているような発進時のモッサリ感は皆無です。モッサリというのはCVTに不慣れなだけでしょう。硬すぎると言われるビルシュタイン足も細かい突き上げはありますが心地よいくらいで、気になりません。同乗者は不快かもしれませんがね。以前レンジローバー、シーマでビルシュタイン足に変更してその硬さに耐えられず純正に戻した事がありますが、今回は快適です。進化しているのでしょうか。とにかくコーナーが気持ちいいですね。
セルシオのエアサス プラス トラクションコントロールもかなり良かったですが、バネサスならではの快感と言いますか、乗せられているのではなく、操ってる感が半端無いです。
2.0は試乗してませんのでわかりませんが、1000キロ走って物足りないと感じたことはありません。
これもやはり、圧倒的なパワーでねじ伏せるのと、アクセルワークで操る感覚の違いではないでしょうか。
この車には自分が主役で車の性能を引き出す楽しさがあります。
これは今まで所有した馬力の高い車とは違う感覚です。これまでスバルを知らずに人生を無駄にしました。
移動するだけならオーバースペックです。
楽しむための車ですね。そういう車が少なくなりましたし、あっても高価になりました。
年末にこの出会いがあり、今年は良い年になりました。