『乗り心地の悪さにびっくり』 スズキ ハスラー 2014年モデル 総領の甚六.さんのレビュー・評価

軽自動車を探しだして半年。
衝動買い・一目ぼれによる判断ミスを極力排除し、失敗したくないので、期間をかけて冷静に判断中。
現在最有力候補のワゴンR（Sエネチャージ）とハスラーを天秤にかけました。
たまたま同じ店舗にあったハスラーXターボ（２WD）とワゴンR（Sエネチャージ・４WD）があったので、それと乗り比べた感想です。いま迷っている点は、エコを優先するか、ある程度の燃費より余裕のある走りを優先するかです。

【エクステリア】
　ハスラーは、斬新なデザインゆえ、今はいいけどこのまま乗っていたら飽きがこないか心配。
　ワゴンRは優等生的な印象。しかし、どこででも見るもので、新鮮味がないのが欠点。　　
　
【インテリア】
　インパネは断然ワゴンR。高級感もある。ハスラーの切り替え式タコメーターはわかりずらいし、「とりあえず表示で　　きます」レベルで私的に許せない部分。
　しかし、車中泊とか考えたら、おおむねフラットになるハスラーに軍配ですが、ワゴンRと比べて内装は全体的に質素な　印象です。　

【エンジン性能】
　ハスラーはターボ（２WD）。ワゴンR（Sエネ・４WD）と比べるとトルク・馬力ともカタログ値以上の違いを感じる。
　ハスラーターボは全域でトルクフルであるが、アクセルを大きく開けない(通常の）出だしと４０キロ位までなら、ワゴ　ンRとそれ程の大きなパワー不足の差を感じない。
　ターボのハスラーは坂道でもぐいぐい登るが、ノンターボSエネ４WDのワゴンRは、坂道で唸る割りに全然進まない印
　象。エンジンをふかす割りに進まないので、「ああ、これならターボもありかもね」と思う瞬間である。
　振動面で、ハスラーターボは、５０キロ位からワゴンRにない微振動。普段フォレスター（ターボ）に乗っているだけに
　「ちっちゃいから無理してる感じ」を受ける。でもまあ、軽自動車と割り切れば許容範囲。
　エンジンストップ機能ですが、最初ハスラーにのってその後、ワゴンRに乗りました。２台ともコールドスタートです。
　エンジンストップ機能は初めてで、ハスラーに乗った際に、全く稼動しなかったので販売店さんに「これ、スイッチ　
　切ってますか？」と確認するとONでした。約８キロを走ってもハスラーは全く稼動しなかったことになります。続いて
　ワゴンRに乗ったのですが、走り出してすぐ（１キロくらい）に信号でストップしてくれました。
　
【走行性能】
　片道２車線道路のアップダウンを走ったのみで、コーナーを攻めるような走りはしていません。
　2車をくらべると、しっとりした印象はワゴンRのほうです。

【乗り心地】
　ハスラーに初めて乗って「えっ、これって何？」と思った瞬間。
　ちょうど、キャラバンの貨物車に乗った時を思い出した。そこまでひどくはないが、前でショックを受けてその後、後　ろから背中を押されるような。前後にゆすられ印象を受けました。加えてやはりワゴンRと比べると、ヒョコヒョコ突き　上げられる印象を受けます。


【燃費】
　ハスラー(ターボ・２WD）、ワゴンR（Sエネ・４WD）とも同じ道（約８キロ）を、平坦は燃費に気をつけ、坂道（約　
　３００メートル）はフル加速で、メーター読みですが、ハスラー１９．８キロ、ワゴンR２４．８キロでした。
　ハスラーターボは、全体的にトルクがあるので、仕方ないですね。　
　市街地の燃費をとって、高速は我慢の走りをするか、いつも余裕の走りをしたいかで迷います。

【価格】
　オプションとかにより変わるのでなんとも言えません。あとこれからの時期、スタッドレスタイヤを購入することを考　えると、ハスラーは高くつくんじゃないでしょうか？

　【総評】

　（内装の質感、インパネ、乗り心地、Ｓエネ）−（室内フルフラット、居住空間、外観）＝ワゴンＲ
　　ハスラーの乗り心地の悪さが予想を超えていたので、暫定ですがワゴンＲが現在最有力候補です。
　　面白みがない、ワゴンＲ目線と言われたらすみません。でも失敗したくないので、今後もいろんな試乗車を何度も　　　乗って、来年３月まで悩みぬきたいと思います。