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『欧州車的、しかし Made in Japan の真骨頂』 マツダ アテンザワゴン 2012年モデル しもしもしさんのレビュー・評価
アテンザワゴンの新車
新車価格: 250〜419 万円 2012年11月20日発売〜2019年7月販売終了
中古車価格: 40〜278 万円 (359物件) アテンザワゴン 2012年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > マツダ > アテンザワゴン 2012年モデル > XD L Package
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2013年10月2日 20:44 [598777-2]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 5 |
購入後1万kmを走行し、一部印象の変わった部分があるので改訂します。
ここまで、通勤で往復80kmと、レジャー使用も年1万km以上のペースで使っています。
【エクステリア】
アウトバーンの追い越し車線から見せつけるに堪えるお尻をしている。顔もルームミラー超しに迫ってくるのを見ると存在感大。街ですれ違っても確かに目を引く。ただ、プリウスのように街に溢れると、ゲップが出そうなバタ臭さがあると思う。
車体のサイズは、幅も確かにあるが、むしろ長さの方が取回しへの影響が大きい。FF車としてはボンネットの部分が非常に大きく、着座位置が低いことと合わせて、見切りは良くないので、実車で確認した方が良いと思う。
【インテリア】
シートやハンドルの調整代が十分にあり、シフトレバーやペダル位置も相当に吟味されていると感じる。RX-8よりスポーティなドラポジが取れる。しかし、スタイル優先のためフロントサイドウィンドウが非常に小さく、乗降性は良くないので、これも要確認。
ナビ周りのデザインは、DOP前提のため専用ナビのような恰好良さはないが、後々に交換出来るメリットは大。ナビが高い位置にあり、見やすいのも良。評判の悪いナビ横のボタンは、慣れると有った方が良いと感じるはず。但し、各ボタンに振り分ける機能については一部変更して欲しいものもある。
ボディのデカさと比べると中は狭いが320もA4も似たもの。内装の質感は、320のベースグレードとの比較ではそんな差を感じず。
純正DOPのフロアマットの質は、値段からすると、とても残念なレベル。
【エンジン性能】
欧州でBMW、VW、Volvoの2リッター級ディーゼルの経験があるが、そのレベルのエンジンであれば、自分の使用環境では購入しなかった。Skyactive-Dは、かなり新種のエンジンに近く、比べるとしたらVWの直噴ガソリンになるのではないか?と感じる。
1500rpm以下でのトルクがややディーゼルらしくなく、2000rpm位からターボがやや急に立ち上がることが唯一の不満ではあるが、このクラスのディーゼル単体では実質ライバル不在と思う。
騒音については、BMW320dと比べると、車内ではいい勝負に感じるものの、車外騒音は圧倒的に静か。320dは当方の住環境では車外騒音でちょっと厳しいと感じた。320dはエンジン本体の振動も大きく、エンジンマウント等には相当高価な部品を使って対策していると思う。長く乗るならこの手のマウントは消耗品で、かなりお高い部品のはず。
【走行性能】
大型のFF車として、極めて真っ当な素晴らしいハンドリングをしている。街乗りでは「デカい」と感じるが、ハンドリングを楽しめる環境になると、この大きさを感じさせない。一度、筑波サーキットに持ち込んで走ってみたが、意図すれば最終コーナーで100km/h以上でテールを振り出すことも可能で、かつ極めて安定していることに驚いた。
ATの変速レスポンスは、シフトダウンはDSG以上に早く感じるが、アップは十分に早いものの従来のATらしさが残る。サーキットでのブレーキングのように急ブレーキと判定されると、ATのマニュアル操作をはじくようになっているのは残念。ワインディングを常識的範囲で走行する分には問題なく、マシュアル操作がとても楽しい。
ブレーキは、初期制動の立ち上がりが穏やかで、それを感じ取りやすい良いブレーキだと思う。i-stopの操作はブレーキの踏力で行うが、うまくセッティングされていると思う。
パワステの軽さを指摘される事があるが、なにせこのサイズ・重量のFF車なのであの程度のアシストは低速での取り回しには必要。サイズが大きいこともありRVSは助かるし、長距離走行では追走クルコンはもう外せない、自動ブレーキも潜在的に安心感大。ただここまで(安全装備を)充実させているのであれば、自動停止までをカバーして欲しかった。メーカーとしての考えあってのことと思うが、高速のゲートで100km/h走行からスムーズに減速して来ながら30km/h以下になったところで解除となり、「ここまで来て最後はお預けかいな」的な印象を持ってしまう。
【乗り心地】
19インチを履きこなしている感じがする。最初はリアの硬さを感じるものの、500kmを超す頃からマイルドになって来て、1000km走るとかなり印象が変わる。1万km乗った今では、車の性格に見合った乗り心地と思うし、家族からクレームが出たこともない。
【燃費】
都心5km、高速20km、郊外15kmの片道40kmを1時間10分の通勤で14-6km/l。現行Vitz1500の5MTとほぼ同じ燃費。都心部では10km/l程度。30-40km/h程度でトロトロと走る時も2000rpm前後を維持するようにATがセッティングされており、燃費の足を引っ張っている気がするが残念。この夏に、クルコンを設定上限に合わせ新東名を車任せで流した際は18km/l。
【価格】
最先端レベルの安全措置を搭載した豪華仕様。パイオニアHDDナビ、リヤシートモニター、リモートスターター、コーナーセンサー等など、アエロ以外にこれ以上は欲しいものがない状態で総支払額400万円弱(メンテパック、延長保証込、値引き約25万円)。最初にこの見積もりを見たのが悪かった(笑)
比較対象だった320dは、安全デバイス搭載の在庫車は無く受注生産となり値引きは厳しかった。OPで安全デバイスとTV関係だけを充実させ総支払いが320dで570万円位。もう少しOP追加して600万超となり、その差200万円超確実となっ時点でギブアップ。エンジンが入れ替わっていたら相当悩んだと思う。
【総評】
マツダ車は欧州車的と評され、アテンザはその筆頭格。実際乗ってみて、確かにその通りで、乗り出した当初は海外でレンタカーに乗っているような錯覚に陥り、ウィンカーとワイパーをよく間違えました。しかし、この内容がこの値段と言うことがMade in Japanの証。オリジナリティも十分。大切に熟成を進めて欲しい車です。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 毎日
- 重視項目
- スポーティ
- ファミリー
- 快適性
- その他
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2013年4月
- 購入地域
- 東京都
- 新車価格
- 340万円
- 本体値引き額
- 0円
- オプション値引き額
- 25万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった41人(再レビュー後:20人)
2013年5月27日 14:50 [598777-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 5 |
|---|---|
| インテリア | 4 |
| エンジン性能 | 5 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 4 |
| 燃費 | 4 |
| 価格 | 5 |
【経緯・背景】
年2万5千km程度走行する環境となり乗用車を購入を決意。既保有の遊び車2台を維持しての増車です。
レジャー使用も多く距離を走るので広さと燃費は大切、最近の価格ならACCや自動ブレーキ等の安全装備は外せないし、でも一人で乗っている時に楽しめる走行性能も必須。
ハイブリッドも含め幅広く考えたのですが、結局アテンザとBMW320を中心に検討。本来アテンザと320での比較はないと思いますが、レビューでもそういう例があり、Dでの商談時にも先代3シリーズで来店し商談してる方がいました。
この数年内に欧州で主な2L級のディーゼル車を運転したことがあり、郊外に住んでいて長距離移動が多いのなら日本でもいいかなぁ?と思いましたが、多くの日本での使用環境では、やはりハイブリッドやガソリン車の方が適しているとも思いました。
その一番の理由はディーゼルの車外放出騒音です。当方の住環境だとあのカラカラ音は厳しい。さらに、ハイブリッドが増えてくると今まで気にならなかった音まで目立つようになります。近所にEクラスのディーゼルがいるのですが、車好きの小2男子に「あの車うるさい」と言われるような始末(オーナーの運転に問題もあるのですが)。
アテンザは25Sも考えていましたが、実際試乗しXDに傾きました。理由は車外騒音の低さ。カラカラ音は出ているが、音量も低いし甲高くなく、OKレベル。これだったらと、320dに試乗に行ったら、音も振動もいかにもディーゼルしており、がっかり。320iが候補となりました。
【エクステリア】
アウトバーンの追い越し車線から見せつけるに堪えるお尻をしていると思います。顔もルームミラー超しに迫ってくるのが写ると、なかなかいい感じ。大きさには慣れますが、狭いところでは幅より長さが難儀かな。
【インテリア】
シートやハンドルの調整代が十分に確保されており、理想的なドラポジが取れます。シフトレバーの位置もぴったり。RX-8よりスポーツカー的なドラポジも可能、素晴らしい。Lパケのシートは、布シートと骨格は同じながら質感には差を感じましたので、要チェック。
ナビ周りのデザインは、DOP前提のため、専用ナビのような恰好良さはないが、後々に交換出来るメリットは大。ナビが高い位置にあり、見やすいのも良。
ボディのデカさと比べると中は狭いが、320もA4も似たもの。レガシィは広い。内装の質感は、320のベースグレードとの比較ではそんな差を感じず。
【エンジン性能】
Skyactive-DはVWの直噴ガソリンに結構近い。高回転域で決して速い訳ではないが、DSG以上の変速レスポンスのATのパドルシフトを使っての走りは、本当に楽しい。320dはマニュアル操作でも4500rpmに届かず強制シフトアップ、ATのレスポンスも少し遅い。
FF車のためか、発進時にはかなりのトルク抑制の制御が入り、この領域ではATもスリップさせていることも多い。それに対して、320dはトルク抑制も少なく発進直後からロックアップさせてくるような感じで、ダイレクト感は高い。しかし、これだと雨等ですぐにDSCが介入するのでは?と思う。。。(先代320dツーリングがそう)。ぱっと乗りの第一印象は、320dの方がダイレクト感あるが、エンジンを回すと印象が逆転。
騒音については、車内ではいい勝負に感じるものの、車外騒音は圧倒的にアテンザが静か。これは要注意ポイント。320dはエンジン本体の振動も大きく、エンジンマウント等には相当高価な部品を使って対策していると思う。長く乗るならこの手のマウントは消耗品で、かなりお高い部品です。
【走行性能】
大型のFF車として、極めて真っ当な素晴らしいハンドリングをしている。街乗りでは「デカい」と感じるが、ハンドリングを楽しめる環境になると、この大きさを感じさせない。FFの特性を活かした突っ込み重視で「行ける」足だと思う。
ブレーキは、初期制動の立ち上がりが穏やかで、それを感じ取りやすい良いブレーキだと思う。容量が足りないとことは有り得ない。
パワステの軽さを指摘される事があるが、なにせこのサイズ・重量のFF車ですから、あの程度のアシストは、低速での取り回しには必要。サイズが大きいこともあり、RVSは助かるし、長距離走行では追走クルコンはもう外せない、自動ブレーキも潜在的に安心感大。
【乗り心地】
19インチを履きこなしている感じがする。最初はリアの硬さを感じるものの、500kmを超す頃からマイルドになって来て、1000km走るとかなり印象が変わる。ただ、フワフワ系が好みの方には向かない。
【燃費】
都心5km、高速20km、郊外15kmの片道40kmを1時間10分の通勤で15-16km/l。現行Vitz1500の5MTとほぼ同じ燃費。都心部では10km/l程度。低速域での燃費改善は可能と思うが、ドライバビリティを優先したセッティングと思う。
【価格】
最先端レベルの安全措置を搭載して、豪華仕様。パイオニアHDDナビ、リヤシートモニター、リモートスターター、コーナーセンサー等など、アエロ以外にこれ以上は欲しいものがない状態で総支払額400万円弱(メンテパック、延長保証込、値引き約25万円)。最初にこの見積もりを見たのが悪かった(笑)
320は、突っ込んだ話はしませんでしたが、安全デバイス搭載の在庫車は無く受注生産となり、値引きは厳しい。OPで安全デバイスとTV関係だけを充実させ総支払いが320dで570万円位。もう少しOP追加して600万超となり、その差200万円超確実となっ時点でギブアップ。エンジンが入れ替わっていたら、相当悩んだと思います。
【総評】
マツダ車は欧州車的と評され、アテンザはその筆頭格。実際乗ってみて、確かにその通りで、乗り出した当初は、海外でレンタカーに乗っているような錯覚に陥り、ウィンカーとワイパーをよく間違えました。しかし、この内容がこの値段と言うことが、まさにMade in Japanの証。オリジナリティも十分。大切に熟成を進めて欲しい車です。
- 乗車人数
- 3人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- レジャー
- 頻度
- 毎日
- 重視項目
- スポーティ
- ファミリー
- 快適性
- その他
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2013年4月
- 購入地域
- 東京都
- 新車価格
- 340万円
- 本体値引き額
- 0円
- オプション値引き額
- 25万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった21人
「アテンザワゴン 2012年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2023年12月3日 18:06 | ||
| 2023年7月23日 14:06 | ||
| 2020年11月20日 17:18 | ||
| 2020年7月28日 07:41 | ||
| 2019年11月14日 18:58 | ||
| 2019年10月24日 09:32 | ||
| 2019年8月12日 22:05 | ||
| 2019年7月14日 15:20 | ||
| 2019年6月28日 05:39 | ||
| 2019年2月10日 21:03 |
アテンザワゴンの中古車 (359物件)
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- 支払総額
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- 車両価格
- 103.9万円
- 諸費用
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- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 3.1万km
-
- 支払総額
- 137.4万円
- 車両価格
- 118.8万円
- 諸費用
- 18.6万円
- 年式
- 2017年
- 走行距離
- 12.6万km
-
- 支払総額
- 120.0万円
- 車両価格
- 107.0万円
- 諸費用
- 13.0万円
- 年式
- 2016年
- 走行距離
- 8.5万km
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- 支払総額
- 205.6万円
- 車両価格
- 193.0万円
- 諸費用
- 12.6万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 2.9万km
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- 支払総額
- 235.5万円
- 車両価格
- 223.0万円
- 諸費用
- 12.5万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
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