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『価格なりの性能があるかといえば…。』 メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン 2016年モデル MOKMAKさんのレビュー・評価
Eクラス ステーションワゴン 2016年モデル
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Eクラス ステーションワゴンの新車
新車価格: 712〜1273 万円 2016年11月29日発売〜2024年1月販売終了
自動車(本体) > メルセデス・ベンツ > Eクラス ステーションワゴン 2016年モデル
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2025年1月14日 14:22 [1925199-1]
| 満足度 | 2 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 5 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 2 |
| 乗り心地 | 2 |
| 燃費 | 5 |
| 価格 | 2 |
ディーラー認定中古で初回車検前の車両(2018年式・走行4万km台・220dアバンギャルドスポーツ)を購入し、4年間で10数万キロ乗りました。来週売却が決まったので、正直にレビューします。
過去にトヨタ、ホンダ、マツダ、スズキなど国産車からBMW、プジョーなど外車まで、色々乗ってきました。高速道路を中心に年間3〜4万キロくらい使うので、使い方はシビアコンディションだと思います。
【エクステリア】
メルセデスらしい高級感があります。
最初はCピラー以降のデザインを不満に思っていましたが、徐々にかっこよく思えてきました。前型のW212より丸みを帯びたデザインなので、Eセグメントとは思えないほど遠目にはコンパクトに見えます。ステータス性はさすがですね。
ただし、塗装の耐久性は△。
濃色・屋外屋根ありの保管環境ということもあり、手入れは週一でしていますが、6年ほど経過するとフロント周りの樹脂製グリル・バンパーから表面剥がれが起き始めました。飛び石も目立ちます。
フェンダーやドアパネルなど大半に使われているアルミ・スチール製のパネルは割と丈夫ですが、やはり塗装は特別強くはない印象。W213で行われた軽量化の影響でしょうか…。
なお、Eクラスお得意のアルミ製のドアのメッキモールはいくらコーティングしても雨跡などがつきます。やはり手入れが面倒ですね。(磨けば大丈夫です。)
【インテリア】
雰囲気作りや演出(照明や表面素材)はさすがメルセデス。同乗者にも高級感があると好評。
ただし、ぱっと目につかないところの質感、剛性感はこの価格帯にしてはイマイチ。ドアの下部、インパネの下側、コンソールの蓋の剛性、インパネを外したときの作りなど。
私の車はレザーパッケージ。ナッパレザーの質は素晴らしい。フカフカでメルセデスらしいソファー感があります。ただ、柔らかすぎて、長距離は疲れる人がいるかもしれません。これは好みだと思います。シートの耐久性は10万キロすぎてもほつれたり破れたりすることなく、合格点。
【エンジン性能】
静粛性、トルクの出方など素直で乗りやすいと思います。
マツダには及びませんが、外車勢ディーゼル(AudiやBMW等)の中では割と静か。
ただ、回したときのディーゼルの爽快感は圧倒的にBMWのほうが上。あくまで低回転でゆっくり乗るエンジンという感じ。9ATの合わせはよくできています。
【走行性能】
ハンドリングを楽しむ車でもないですが、車体剛性が足りず、コーナーではびっくりするほどオーバーステア。FRである意味はほぼない。W213で運動性能が改善されたとうたわれていますが、本当かな??最近は国産のレベルもあがっていて、運動性能自体に大きな大差はないと思います。少なくとも1000万近い走行性能かというと、かなり微妙。
ただし、小回り性能は驚くレベル。まるでコンパクトカーのように小回りが聞きます。都市部で使うには取り回しがよく、良いかもしれません。
【乗り心地】
ソフトで安心感はありますが、基本的に車体側ではなく、シートでそれを演出している感じ。
購入当初からそこそこフロアの振動もあり、段差で足がよく動いたり、路面追従性が良いとはあんまり思いませんでした。フロアマットを外して乗ってみたらよくわかると思います。
とにかく全体に「緩い」という印象。メルセデス自慢のなんとかサスペンションの効果も微妙。ただ、同乗者が短距離乗る分には雰囲気がよく、ベンツはいいねえ、と言われます。
ちなみに耐久性は微妙。9万キロ過ぎたあたりから既にヘタりはじめました。13万を過ぎた現在では相当揺れてます。
当然、マウント類を全て新品に変えれば改善されたでしょうが(20万くらいかかるだろうけど)、それ以前に足回りだけでなく車体全体のヘタリがひどいので、変えるまでの考えに至りませんでした。基礎骨格は大事です。
なお、半自動運転などテクノロジー関連は、登場から数年たってもやはり先進感、安心感があり、素晴らしい。
【燃費】
かなり良い。高速18キロから20キロ/L、一般道(平均20キロ前後)で13キロ/Lくらい。
経済性は見た目以上に良いと思います。
【価格】
新車で800から900万の価格帯は高すぎ。
印象としては、350万程度の車に1000万近く見える内装をつけました、という車。600万くらいが妥当では…。
【総評】
見かけ(外装・内装)演出、ステータス性は良い車。存在感、高級感など、さすがに価格なり。
先進的な装備も素晴らしいし、都市部での取り回しやディーゼルの経済性も良いと思います。
安全装備もこれ以上ないくらい完璧で、事故るほうが難しい。
ただし基礎的な走行性能、車体剛性はかなり不満。
どちらかというと、基礎骨格や走行部品ではなく、外装、インテリア、運転コンピューター周りにお金を集中してかけている車で、素の車としては微妙です。
W213で運転が楽しめるレベルになった、と言われていましたが、私はそうは全然思いませんでした。ドイツ御三家(Audi、BMW、メルセデス)といろいろ乗ってみると考え方の違いがわかって面白いです。近年、どのメーカーも車のキャラが寄ってきたといっても、やはり根本的な考え方が違います。
決して悪い車ではなく、ゆるくのんびり乗るには良いと思いますが、長距離ユーザーで基礎走行性能を求める私にはあんまり合いませんでした。でも、一度は乗ってみたかった車なので、後悔はしていません。
- 乗車人数
- 1人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- 仕事用
- 頻度
- 毎日
- 重視項目
- 高級感
- 快適性
- エコ
- レビュー対象車
- 中古車
参考になった9人
「Eクラス ステーションワゴン 2016年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2025年1月14日 14:22 | ||
| 2024年8月8日 14:36 | ||
| 2022年8月11日 00:52 | ||
| 2021年8月16日 19:13 | ||
| 2021年1月18日 00:19 | ||
| 2020年4月23日 18:13 | ||
| 2019年9月2日 21:05 | ||
| 2018年9月30日 19:40 | ||
| 2018年6月16日 06:49 | ||
| 2017年11月18日 09:43 |
Eクラスステーションワゴンの中古車 (全5モデル/448物件)
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- 支払総額
- 159.0万円
- 車両価格
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- 走行距離
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- 支払総額
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- 車両価格
- 168.0万円
- 諸費用
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- 年式
- 2015年
- 走行距離
- 7.7万km
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- 支払総額
- 425.6万円
- 車両価格
- 415.0万円
- 諸費用
- 10.6万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 1.9万km
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- 支払総額
- 318.4万円
- 車両価格
- 304.9万円
- 諸費用
- 13.5万円
- 年式
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- 走行距離
- 4.9万km
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Eクラスステーションワゴン E200 ステーションワゴン アバンギャルド (ISG) MP202502
- 支払総額
- 744.9万円
- 車両価格
- 720.0万円
- 諸費用
- 24.9万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 600km
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